ブックオフユーザーが選ぶ 今年一番面白かった本 ブックオフユーザーが選ぶ 今年一番面白かった本

ブックオフユーザーにアンケートで教えていただいた「2024年に読んだ一番面白かった本」を、皆さまのおすすめコメントと一緒にご紹介!

さまざまなジャンルの本が集結。次に読む本の参考にいかがですか?

ブックオフで働くスタッフおすすめの作品も載せちゃいます!

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ピックアップ

アンケートで特に票数の多かった話題作をピックアップ。映像化された作品が多く選ばれました。

宙わたる教室
  • 小説
伊与原新

定時制高校に通っているさまざまなバックグラウンドを持った生徒たちが、先生の導きで自身の可能性を見出していくお話です。彼らの一生懸命な姿に、一歩踏み出す勇気をもらいました。

正体
  • 小説
染井為人

無実を訴えるため脱獄した死刑囚の逃亡生活を描いた物語です。緊張感のある展開がすさまじく、読了後はしばらく放心状態になりました。冤罪事件に問題提起をしている点でも、読む価値があると思います。

地面師たち
  • 小説
新庄耕

不動産売買のプロをだました地面師とはどんな人たち? と興味を持っていました。話が二転三転したりハラハラドキドキの展開が続いたり、気が付けば地面師たちの味方になっている自分がいて笑ってしまいます。

透明な螺旋
  • 小説
東野圭吾

「ガリレオ」シリーズの第10弾。ある殺人事件について描かれる一方で、これまで謎に包まれていた湯川のパーソナルな部分が垣間見られます。草薙との信頼関係にもグッとくるものがありました。

成瀬は信じた道をいく
  • 小説
宮島未奈

前作で成瀬のファンになり、本作も期待を裏切ることのない内容だった。周囲の人間が知らず知らずに成瀬に巻き込まれ、良い意味で影響されて、自分の生き方を見直して素直になっていく姿にとても元気をもらえた。

悪役令嬢の中の人
  • 小説・コミック
白梅ナズナ/まきぶろ/紫真依

悪役が悪役の立ち位置を利用する展開が胸アツです。キャラクターの表情や感情、背景、衣装、人物関係とどこを見ても緻密に設定が練られており、それらが相乗的な効果を発揮して読者の琴線を刺激してきます。

負けヒロインが多すぎる!
  • 小説・コミック
雨森たきび

失恋したヒロインのその後を描いた青春群像劇。文章がうまいのはもちろん、ストーリー構成やキャラクターの作り込みも、近年のラノベの中では群を抜いて優れていると感じた。これからも続いて欲しいシリーズの一つ。

ダンダダン
  • コミック
龍幸伸

オカルトに対して真逆な考え方を持つ桃と健の掛け合いと、怪異とのバトル展開が痛快。甘酸っぱい恋愛とオカルトとギャグがミックスされていて飽きないし、どのページも見応え抜群です。

ふつうの軽音部
  • コミック
出内テツオ/クワハリ

軽音部の女の子たちが送るふつうの日常。青春模様がリアルです。2000年代の邦ロック好きは必見です。andymori、銀杏BOYZ、ELLEGARDENなど、主人公たちのコピーするバンドが刺さりまくった。

まるさんかくしかく
  • コミック
東村アキコ

作者の出身地である宮崎県にまつわるあれこれがたくさん詰まっています。声に出して読みたくなる宮崎弁、思わず食べたくなるチキン南蛮、「ブラックモンブラン」の名前の秘密など、皆さんに読んでもらいたいです。

小説

文学賞を受賞した話題作や最新作など目白押し。コメントから面白さが伝わってくる作品がいっぱいです。

きたきた捕物帖
  • 時代・歴史
宮部みゆき

宮部みゆきさんの作品はハズレなしでどれを読んでもおもしろい。時代小説が初めてでもすごく読みやすいし、主人公がこれから成長していくんだろうな、と今後の楽しみがある。

クスノキの女神
  • 文学
東野圭吾

前作から続けて読みました。主人公の成長ぶり、親子の絆、そしてクライマックスの絵本の朗読など、心に残る作品でした。ファンタジーですがミステリアスでもあり、東野さんの良さが凝縮されています。

N
  • ミステリー
N
道尾秀介

読む順番を自分で変えられるのもいいし、読み終わったあとに全てが繋がってすっきりしたし、感動した。今までにない感覚で最後まで楽しめた。720通り、全部制覇できるかな。

うそコンシェルジュ
  • 文学
津村記久子

11編の短編集。「うそで人助けをする?」と書かれた帯に惹かれて読んだ一冊です。何気ない日常の中で、少しだけズレている人たちに寄り添った、優しくて心あたたまる話でした。

アリアドネの声
  • ミステリー
井上真偽

スリリングな展開にハラハラしながらもどんな結末を迎えるのかと思えば、予想外の大どんでん返し。密室空間から脱出という時間制限のある作品設定に、深く没入しました。

国宝
  • 文学
吉田修一

ヤクザの息子が歌舞伎の世界に入って、差別を受け壮絶な思いをしながらも一流の女形として生きていく。大河ドラマ化してほしいと思うほど素晴らしい小説だった! 2回読んだがまた読みたい。

三体
  • SF・ファンタジー
劉慈欣

人類の過去・現在・未来を、豊富な知識から描き切っている作品。良い意味で、私の中国に対する印象を大きく変えてくれた。作者の壮大な創造力に脱帽です。『銀河英雄伝説』の文章が引用されているのもうれしかった。

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
  • ライトノベル
燦々SUN/ももこ

アニメを見ておもしろく、原作を読んでみたらこちらも当たりだった。古典ラブコメの最高峰。タイトルの通り、ロシア語でデレる(実は政近にガッツリ聞き取られていることを知らない)アーリャがかわいすぎます。

冬期限定ボンボンショコラ事件
  • ミステリー
米澤穂信

待ち続けていたシリーズ最新刊にしておそらく最終巻。これまでの展開にある程度の結末を与えながらも、新たなシリーズへの繋がりも期待させる。夢中であっという間に読みきりました。

じんかん
  • 時代・歴史
今村翔吾

悪名高い戦国武将・松永久秀の半生を描いた小説。人間臭くてとにかくアツい! 従来の固定されたイメージとは違う、新しい松永久秀が発見できました。

化学の授業をはじめます。
  • 文学
ボニー・ガルマス

才能ある化学者でありながら、未婚のシングルマザーとなり研究所を追われたエリザベスが主人公。なぜか料理番組に出ることが決まり、業界の常識と周囲の抵抗を跳ね返しながら支持を得ていく痛快なストーリーです。

さくらのまち
  • ミステリー
三秋縋

三秋縋さん6年ぶりの新作でしたが、前作から変わらず美しい文章で、物語の世界にぐいぐい引き込まれました。人を信じたいけど、信じることができない……もどかしい思いが丁寧に描かれています。

近畿地方のある場所について
  • ホラー
背筋

モキュメンタリーホラーの作品で、最後の数ページでとんでもなく鳥肌が立ちました。それぞれの短編が少しずつ繋がってくるさまは見事のひとこと。良い意味で、読んだことを後悔させられました。

銀座「四宝堂」文房具店
  • 文学
上田健次

人柄の良い主人公と周りの人々、来店するお客さんすべてが愛すべき人たちだった。温かい気持ちになり、前向きに生きていこうと思える。たかが文房具。でも、そこには色んな思いがあるのだなと感じた。

団地のふたり
  • 文学
藤野千夜

ドラマの原作ということで手に取った一冊。ほのぼのしていて、クスッと笑えるお話がとても良かったです。自分にとって何が大切なのかを改めて考え直す、良い機会を得た気持ちになりました。

プロジェクト・ヘイル・メアリー
  • SF・ファンタジー
アンディ・ウィアー

宇宙のかなたで繰り広げられる冒険と友情のお話。予想のつかない熱い展開の連続でおもしろかったです。主人公である飛行士の、地球を愛する気持ちと友への思いに涙があふれました。

ブチ切れ令嬢は報復を誓いました。
  • ライトノベル
はぐれメタボ/昌未

婚約者である王太子に恥をかかされ、国にも裏切られた公爵令嬢エリザベートが、他国へ移り祖国に対して復讐を果たす物語。容赦ない厳しい報復にちょっと驚いたが、悪人に対して胸がすく思いがある。

存在のすべてを
  • 文学
塩田武士

実際に起きた二児同時誘拐事件をモデルに書かれたフィクション。登場人物の心情や起こす行動がリアルで、ストンと作品に没頭できた。やり場のない思いがあまりに切なく、涙なしには読めない傑作。

架空犯
  • ミステリー
東野圭吾

予想を裏切られた。いつもだまされないように気を付けて読むのですが、想像を超えてとても深い作品でした。登場人物たちの未来が少しでも明るくなったら良いなと願わずにはいられません。

知能侵蝕
  • SF・ファンタジー
林譲治

近未来を舞台にしたファーストコンタクトもので、微妙に筋が読み切れない面白さがあります。侵略してきた異星人の正体など、さまざまな謎が今後どう明らかになっていくのか楽しみです。

二木先生
  • 文学
夏木志朋

表紙に惹かれて購入。現代社会の生きづらさや、周りと違うことへの恐怖の描写が見事でした。「普通」とは何か、人それぞれの抱えていることについて考えさせられます。

別れを告げない
  • 文学
ハン・ガン

自分の国で起こった恐ろしい歴史や課題に真摯に向き合い、そこに関わった人間をみつめ、物語にした作品を見たことがなかったので衝撃を受けました。ノーベル賞をとられる直前に読んだこともあり、わたしにとっての「2024年の一冊」になりました。

望月の烏
  • SF・ファンタジー
阿部智里

「八咫烏」シリーズの新作、待ってました。変わらず壮大なお話です。1作目の『烏に単は似合わない』から読んでいて、時系列が前後していたところがとうとう繋がった! と感動しました。

未明の砦
  • 文学
太田愛

平々凡々の普通の人間が、いっときの物事の出会いから社会に翻弄され変容して行くさまがありありと書かれている。労働問題について考えさせられた。若い世代の人にこそ読んでほしい。

了巷説百物語
  • SF・ファンタジー
京極夏彦

「巷説」シリーズの最終巻。瞬時に物語に没頭できる。やっぱり京極夏彦のこの世界、好きすぎる。これで最後かと思うと、残念な気持ちもある。

六人の嘘つきな大学生
  • ミステリー
浅倉秋成

新卒採用の最終選考に残った6人の就活生の心理戦。しっかり誘導されて、しっかりだまされていました。映画化で話題になっていたので読み始め、途中でやめるのが惜しくなり一気に読んでしまいました。

ツミデミック
  • 文学
一穂ミチ

直木賞受賞作とのことで手に取った。コロナ禍を背景にした短編集になっていて、6作とも全く違うストーリーを楽しめる。人が持つ「嫌」な部分に妙なリアリティがあって怖さも感じたが、救われる結末もあってホッとした。

東京ハイダウェイ
  • 文学
古内一絵

全体を通し、感情の波や人間関係の複雑さが丁寧に描かれていて、読み終えた後も余韻が残る作品でした。古内一絵さんの独特の視点と描写力が光る一冊だと思います。

実は、拙者は。
  • 時代・歴史
白蔵盈太

自分の意志と関係なく事件に巻き込まれ、解決の手助けをしてしまう八五郎。めくるめく展開、意外性とユーモアに溢れた物語で、夏休みのプールサイドで3時間弱かけて一気に読み切りました。読後感スッキリ。

spring
  • 文学
恩田陸

登場人物の心情が伝わり、共に喜んだり涙したり笑ったりのめり込んで読んでいった。バレエの踊りも音楽も、文字で読んでいるだけなのにありありと思い浮かべることができる。取材に10年かけたことに納得できる作品。

難問の多い料理店
  • 文学
結城真一郎

題名に惹かれて購入しました。1話1話の文章のリズムがとても良く、あっという間に読破してしまった。各章のみでも楽しめますが、ぜひとも最終章まで一息に読んでもらいたい。何度でも読み返したくなるワクワク感があります。

スピノザの診察室
  • 文学
夏川草介

「医療」がテーマの小説です。生と死、医師と患者の関係など、いろいろと考えさせられました。主人公や彼を取り巻く人々、全てが温かく優しい。強さってこういうことなんだと、心が洗われる作品でした。

絵本・児童書

長く愛される名作や、話題作へのコメントをたくさんいただきました。

そらのいろって
  • 絵本
ピーター・レイノルズ

大人になるにつれて固定概念に縛られてしまいがちですが、「空の色」を通して答えは一つじゃないと気づかせてくれた一冊です。子供の自由な発想、想像力を育ませてくれるお話でした。

ほしじいたけ ほしばあたけ
  • 絵本
石川基子

シワシワになった干ししいたけを水で戻す過程が、こんなにも楽しいお話になるなんて! 思わずクスッとなってしまいました。ほかのキノコ達も、それぞれの特徴が生かされていて素敵です。

あたまをつかった小さなおばあさん
  • 児童書
ホープ・ニューウェル

貧しいおばあさんが頭を使い、なるべくお金を掛けずに生きていく方法をユーモラスに考えていくシリーズ。実際におばあさんが賢いかどうかは別として、人生をポジティブに生きていくことを教えてくれる。

光の粒が舞いあがる
  • 児童書
蒼沼洋人

母子家庭で育ち家事に忙殺されていた主人公と、実家のボクシングジムで練習に励む少女のお話です。児童書のカテゴリーながら、大人が読んでも胸が熱くなりました!

かぼちゃスープのおふろ
  • 絵本
柴田ケイコ

柴田ケイコさんの絵本は、いつもユーモアがあふれていて大好きです。巨大なかぼちゃの中にいい香りのするスープ。入ってもいいけど飲んじゃいけないなんて、絶対ガマンできないです(笑)

さむがりやのねこ
  • 絵本
渡辺有一

寒い冬が嫌いなねこが、南の国へ行こうとするお話です。途中とんでもない災難に見舞われるのですが、予想もつかない展開に衝撃を受けました。最後はひと安心です。

世にも奇妙な商品カタログ
  • 児童書
地図十行路/望月けい

眼帯の少女が持っていたカタログに掲載されている、怪しい商品にまつわる短編集。願いを叶えてくれる商品かと思いきや、「こんなはずじゃなかった」な予想外の結末ばかり! 驚きの連続でした。

よるのびょういん
  • 絵本
谷川俊太郎/長野重一

緊迫感のある写真絵本にとても衝撃を受けました。看護師さんがナースキャップをつけた昭和な写真がちょっと怖くて新鮮。大人でも衝撃的な手術シーンや、大人目線のプチ笑いもあり。いつまでも残して欲しい名作です!

その他 書籍

ビジネス書や実用書など、小説やエッセイ以外の書籍にも「面白かった」と多くの回答がありました。

いのちの車窓から2
  • 芸能
星野源

前作もとてもおもしろかったので、今作も迷わず購入。思っていてもなかなか言語化できない気持ちを代弁してくださるような記述がたくさんあり、何度も読み返したくなる本でした。身近な話題が温かく書かれていて良かったです。

繊細さんの本
  • 健康・家庭医学
武田友紀

距離感の近い方に依存されてしまったり、周囲の感情に振り回されたりしやすくいつもビクビクしていたのですが、この本を読んで自分のことを認められるようになりました。自分に優しくしようと思わせてくれる一冊です。

ネット怪談の民俗学
  • 教養・雑学
廣田龍平

2000年以降のインターネット空間における怪談文化について目を開かされた。インターネットやSNSがある今のわたしたちのものの感じ方が、昔とどう変わったのかという観点から楽しんで読めると思う。

お金のむこうに人がいる
  • ビジネス・経済
田内学

「お金」の位置付けや投資の本来的な意味など、若い頃から教育を受けていたらもっと違う今があったかなぁと思います。今からでももちろん遅くないのですが、ぜひ学校教育に取り入れて欲しいです。

教養としての犬
  • 教養・雑学
富田園子/菊水健史

素晴らしい生き物「犬」についての最新の研究情報が満載で、本当にどのページから読んでもおもしろく、感心することばかりでした。我が家の愛犬がより愛おしい存在となった一冊です。

意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く
  • 教養・雑学
渡辺正峰

人間の意識を機械に移して、実質的な不老不死を実現しようとする研究。現在の到達点から今後の課題、方向を大変分かりやすく説明している。本当に実現するのではないかと信じさせられた。

80歳の壁
  • 教養・雑学
和田秀樹

元気で長生きするためのヒントをもらいました。歳を取ることをマイナスに考えていたので、どうしたらポジティブに生活できるのかの道しるべになったら! と思い読んでみました。

コミック

アニメ化作品に多くの回答が寄せられた一方、知る人ぞ知るおすすめ作品もありました。

カグラバチ
  • 少年コミック
外薗健

日本刀がよく映える殺陣やアクション、そしてテンポの良いストーリー展開が見所です。父親が生涯を掛けて作り出した妖刀を取り返しに行こうとする千鉱の姿、努力がかっこよすぎる。

WIND BREAKER
  • 少年コミック
にいさとる

ヤンキー漫画だと思って軽い感じで読んだら、すごい内容の濃い作品でした。何回も読み直している、今年一番おもしろかった漫画です。街の治安を守り、仲間を大切にする姿がいいなと思いました。

アオのハコ
  • 少年コミック
三浦糀

The 青春! 主人公・千夏の競技に対する思い、向き合い方にとても共感した。私の高校は共学ではなかったので、『アオのハコ』のような高校生活を送ってみたかったです。

うるわしの宵の月
  • 少女コミック
やまもり三香

見た目や振る舞いから「王子」と呼ばれていた宵(よい)が、市村先輩と出会ってどんどんかわいくなっていくさまが素敵で、ドキドキします。キラキラした青春がまぶしい!

おひとり様には慣れましたので。婚約者放置中!
  • 女性コミック
晴田巡/荒瀬ヤヒロ

婚約者ケイオスに放置され「おひとり様」に目覚めた令嬢ニコルと、ことの重大さに気づかないケイオスのすれ違いコメディです。笑える漫画のはずが、何度読んでも涙が流れます。身につまされる女性は多いはず。

ダイヤモンドの功罪
  • 少年コミック
平井大橋

綾瀬川の性格がスポーツ漫画の主人公らしくなくておもしろい。登場人物たちのままならない思いの描き方が秀逸で引き込まれた。全然楽しそうじゃない綾瀬川を見ているのは辛かったけど、徐々に気づきを得て変わっていく姿にワクワクする。

SLAM DUNK
  • 少年コミック
井上雄彦

映画『THE FIRST SLAM DUNK』がリバイバル上映されるにあたりコミックを読み返したら、懐かしい思い出も一緒によみがえってきました。花道くんの成長が素晴らしい。今も色あせない名作です。

チ。 ―地球の運動について―
  • 青年コミック
魚豊

表現はエグいのですが、内容はとてもおもしろい。地動説の話ではありますが、「人が生きることとは」という命題を突きつけられます。倫理や人間について考えることができる、興奮が止まらない作品です。

夜明けの唄
  • BLコミック
ユノイチカ

黒い海と戦う巫子エルヴァと、エルヴァの命を蝕むアザの治癒ができるアルトのお話。壮大なストーリーと美しい絵に引き込まれました。さまざまな謎がどう明かされるのか先が気になります。BLだと思って読まないのはもったいないです!

やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中
  • 青年コミック
柚アンコ/永瀬さらさ/藤未都也

原作が好きで読んでみたら、絵がとても可愛らしくマッチしていました。処刑の間際に10歳まで巻き戻った主人公のジルが、2回目の人生で同じルートは辿らんと奮闘します。ジルの前向きなところ、へこたれないところに励まされました。

妖怪学校の先生はじめました!
  • 青年コミック
田中まい

人間の晴明が、妖怪学校の先生になるお話です! 基本的にはギャグ多めで1話完結。たまにくるシリアス編ではキャラたちの関係性や過去が描かれ、泣くほど感動しました。生徒思いな晴明や他のキャラそれぞれに魅力があって最高です!

猫と紳士のティールーム
  • 青年コミック
モリコロス

美味しい紅茶とスイーツ、シャイな店主におしゃべりな看板猫のキームンくん、店に訪れる客たちとのマリアージュがたまらん! 紅茶のこととなると別人みたいにおしゃべりになる店主・瀧のギャップも良い。

忘却バッテリー
  • 青年コミック
みかわ絵子

間違いなく、私が読んださまざまな野球漫画の頂点。キャラ一人一人の個性が強いし、モブを誰一人として出さないし、何より設定がぶっ飛んでる。こんなこと現実的にあり得ないでしょうってツッコみたくなるけど、漫画だからこそいい。

僕のヒーローアカデミア
  • 少年コミック
堀越耕平

クライマックスからの最終回、最高でした! 大人でも感動する胸熱少年マンガです。一コマ一コマの画力の高さや、主人公が強くなっていく過程、全て楽しめると思います。

ねずみの初恋
  • 青年コミック
大瀬戸陸

表紙からは想像もつかないくらいグロくて、初っ端から想像を超えてきた。大切なあお君を守るために、ねずみちゃんがヤクザ組織に突きつけた「交換条件」がとんでもなくぶっ飛んでいる。こんな恋愛漫画は存在しなかったし、続きが気になる。

この恋、茶番につき!?
  • 女性コミック
山中梅鉢

お茶農園を舞台にした、偽装結婚から始まるラブストーリーです。行動力のあるヒロインの茶子を応援したくなります。作品を読んだ影響もあり、今年は緑茶にハマってしまった!

いやはや熱海くん
  • 青年コミック
田沼朝

顔がいいから女子にモテる。だけど、恋愛対象は男性で惚れっぽい熱海くん。テンポの良い会話と、互いに気を使わないようでその実気を使っている、そういう登場人物たちの優しい空気が大好きです。

霧尾ファンクラブ
  • 青年コミック
地球のお魚ぽんちゃん

藍美と波は、どちらもクラスメイトの霧尾くんのことが好き。ライバルだけど仲の良い友人でもある二人のゆるい日常にほっこり……していたら、読み進めるごとに違った展開が。シュールな細かい笑いがクセになります。

瑠璃の宝石
  • 青年コミック
渋谷圭一郎

この石は自然の中でどうやって生まれたのか、何でこのような色や形になったのか参考になりました。ただきれいな石を手にしたかった瑠璃ちゃんの成長も見応えがあります。感情をあまり出さない凪さんの熱い夢も応援したくなりました。

四畳半のいばら姫
  • 少女コミック
吉田夢美/佐藤ざくり

家庭環境が最悪なしんらちゃんを助ける学園の人気男子3人が最高です。(しんらちゃんは気づいてなさそうですが)それぞれとの淡い気持ちが描かれていて今後の展開が楽しみです。

けがわとなかみ
  • 青年コミック
類家海

一途にきつねを思い告白し続けるうさぎの姿が可愛いくて、食うものと食われるもののお話なのに感動して涙が出ました。絵本のような絵のタッチ、子供でも読めるやわらかなお話しがとても良かったです。

ジャンケットバンク
  • 青年コミック
田中一行

血生臭いギャンブルをするイかれたキャラクターたちが最高。どのキャラも強いが、毎回ルールの穴をついた、見逃していた点で勝敗が決するのでアハ体験を味わえる。あ、そういえば! 言われてみれば確かに! と驚くのが気持ちいい。

たまのこしいれ ―アシガールEDO―
  • 少女コミック
森本梢子

まさか『アシガール』の続編が読めるなんて! この作品では、尊の娘・月(つき)が主人公です。唯と若君の子孫・玉姫も登場し、なんだか感慨深い……。やっぱりおもしろいです!

ベアゲルター
  • 青年コミック
沙村広明

パッと目についた作品が『ベアゲルター』でした。読んでみたら、まぁおもしろい。その日のうちに大人買いをしてイッキ見してしまいました。強い女性が好きな人にぜひおすすめしたいです。

ブックオフのスタッフおすすめ本

ブックオフで働くスタッフにもアンケートを実施♪ 今イチオシの作品をぜひチェックしてください。

バリ山行
  • 小説
松永K三蔵

わたしは、安全な登山道=安牌な人生を歩むこと、に重きを置きがちなので、自らルートを切り開いていく『バリ山行』の精神にスリルと憧れを感じました。

東京都同情塔
  • 小説
九段理江

近未来のもうひとつの日本が舞台。犯罪者に寛容な新しい刑務所を建てることになった、建築家をめぐるお話です。本の中で主人公が生成AIと会話していますが、実際にこの本の一部は、著者が生成AIと相談しながら書いたそう。新しい時代を感じる一冊。

日の名残り
  • 小説
カズオ・イシグロ

ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロさんの名作小説。英国執事のスティーブンスが、今は亡き主人との日々を回想する話。スティーブンスは一見、薄情にも見えますが、それは真摯な仕事ぶりの裏返し。私は彼がカッコいいと思いました。

なれのはて
  • 小説
加藤シゲアキ

アイドルの書いた本とあなどるなかれ。家族・戦争・芸術、そして友情――すべてが織りなす重厚な読み応えのある小説でした。重いストーリーなのに読後感は爽やか。直木賞ノミネートが納得の小説です。

時穴みみか
  • 小説
藤野千夜

『じい散歩』『団地のふたり』の作者による、全編通して優しく、ノスタルジックな小説でした。

烏に単は似合わない
  • 小説
阿部智里

日本神話に出てくる八咫烏が人型となり生きている世界の物語。ファンタジーでもあり、ミステリーでもあります。話にぐいぐい引き込まれました。

ヒトコブラクダ層戦争
  • 小説
万城目学

『八月の御所グラウンド』で2024年直木賞を受賞した万城目学さんの長編ファンタジー小説。不思議な力を持つ三つ子兄弟を待ち受ける魔訶不思議な運命。怒涛の展開なのに、なんだか脱力する兄弟のほのぼの会話も魅力。ラストの急展開は驚きです。万城目ワールド全開!

秘める恋、守る愛
  • 小説
髙見澤俊彦

ロックバンド「THE ALFEE」の髙見澤さんが執筆した小説。若き日の恋が忘れられない夫、他の男と関係をもつ妻、秘密を抱える娘。ドイツの街や心の機微が細やかに描かれていて、気づくと物語に引き込まれています。心がざわめき浄化されていく、大人の恋愛小説です。

小説 劇場版 モノノ怪 唐傘
  • 小説
新八角

17年ぶりの新作アニメ、待ってました(しかも劇場版です)! 一回見ただけでは分からなかったことを、このノベライズで補完。映画を見て、小説を読んで、もう一度映画を見ました。それぞれ違う感動に出会えて胸いっぱいです。

【小説】小説 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
  • 小説
後藤リウ/矢立肇/富野由悠季

映画を観たあと即購入!! 読んでよかった! 映画ではわからなかった登場人物の心理描写や、映画ではなかったシーンがあり映画をもう一度観たくなります(わたしは読んだあとすぐ行きました)。

いけない
  • 小説
道尾秀介

各章の終わりにヒントとしてイラストが挿入されている新感覚なミステリーでした。絡み合う人間関係が秀逸で、読み終わってすぐに再読! 人のことが、ちょっと怖くなっちゃいます。

イマジン?
  • 小説
有川ひろ

憧れの映像制作の現場で成長していく主人公と一緒に、焦り泣き笑う。元気をもらえるお仕事小説です。日頃なにげなく観ている映画やテレビの制作現場ってこんなに大変なんだ! と作り手に思いを馳せるようになりました。

羊と鋼の森
  • 小説
宮下奈都

北海道の小さな町でピアノの調律師を目指す若者の成長物語。ピアノの音や森の香りを感じる、静謐で美しい文章に魅了されます。この本を読んだあと、久しぶりに音楽が聴きたくなり、クラシックコンサートに行きました!

ハムレット
  • 小説
ウィリアム・シェイクスピア

復讐を命じられた王子ハムレットの苦悩を描く。世界三大文豪のひとり、シェイクスピアの代表作。読むたびに新しい発見がある名作です。分かりやすさ抜群の「光文社古典新訳文庫」や、解説が豊富で臨場感たっぷりな「ちくま文庫」がオススメ。

パンどろぼうとりんごかめん
  • 絵本
柴田ケイコ

パン出てこんやんと思ったらフルーツサンドでした! 前作のほっかほっかーも登場していましたので、かわいいかわいいりんごかめんも次回以降登場してほしい……!

おすしがあるひたびにでた
  • 絵本
田中達也

文字通り「読んで楽しい、見て楽しい」です! 毎回読むたびに「あ!ここにはブロッコリーを使っている!」など新しい発見があります。シュールなダジャレもおもろい。

ちょっとだけ
  • 絵本
瀧村有子

弟が生まれてうれしい反面ちょっぴりさびしい……。ちょっとだけがんばるお姉ちゃんのいじらしさについ涙が出てしまいます。

最高の体調
  • ビジネス
鈴木祐

紹介されていた内容の中で、自分が実践できそうなものを選び実際にやってみました! めっちゃ元気になりました!! みんなコンクリートの森で頑張りすぎです! 自然に還りましょう!! 笑

読破できない難解な本がわかる本
  • その他
富増章成

「難しい本に興味はあるけど読めるか不安」な方に。古今東西の名著を分かりやすくまとめた一冊です。現代では当たり前やんけと思う話から、そんな発想あるの!? という内容まで。この本をきっかけに自分なりの物事の見方を探してみてください。

反省させると犯罪者になります
  • その他
岡本茂樹

子(人)育てって難しいですね。親はもちろん、指導者的な立場の方も読んだほうがよさそうな内容。著者の他書籍も目を引くタイトルばかりで読みたくなります。

生物はなぜ死ぬのか
  • その他
小林武彦

なぜ私たちは死ぬのか、前向きな気持ちになりました。我が子含め、次世代のために残せるものは残して死のうと思います。ハダカデバネズミ。

宇宙兄弟
  • コミック
小山宙哉

遂に最終章……。今まで幾度もハラハラドキドキさせられてきましたが、今回は兄弟だけが宇宙空間に取り残されてしまい手に汗を握りながら読みました。壮大な世界の中にも、家族や仲間との物語が自分とリンクし大好きなコミックです。

村井の恋
  • コミック
島順太

まっすぐな村井君が素敵。理性で耐えようとしている田中先生とのやりとりがとても楽しいです。

きみは面倒な婚約者
  • コミック
椎野翠/兎山もなか

社長令嬢の柴乃が、営業のエースである橘さんと婚約することに。婚約する前から二人の気持ちは同じだったのに、すれ違うすれ違う……。早く気づいてほしい~~!

「くじ」から始まる婚約生活
  • コミック
秋風きのこ

何事にも無関心だった次期公爵アレン様と、くじ引きでたまたま婚約者に選ばれたベルのラブストーリーです。前向きで純粋なベルがかわいい! ベルに惹かれて感情が表に出てきたアレン様がこれまたかわいい! じれキュンばんざ~い!

サユリ(完全版)
  • コミック
押切蓮介

呪われた家が舞台のオカルトホラー漫画。生きている人間がなぜ一方的にやられなきゃいけないのか? 押切蓮介さんの想いが具現化された展開は魅力的。2024年、白石晃士監督のぶっ飛んだ演出で映画化もされている。

ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット
  • コミック
メカルーツ/ホークマン

人間が猫になってしまうウイルスが蔓延する世界。大好きな猫をモフりたいのに、モフれば自分が猫になってしまう……猫好き人間たちの葛藤!! シュールでキュートな猫マンガです。映画オマージュのシーンが多数あり、クスッと笑ってしまいます。

中禅寺先生物怪講義録
  • コミック
志水アキ/京極夏彦

「百鬼夜行」シリーズのスピンオフコミック。原作にも出てくる超個性的なキャラクターがたくさん登場し「この人ってこんな感じなんだ!」とビジュアルで補完してくれます。原作を再読するのがますます楽しみになりました!

ふたりソロキャンプ
  • コミック
出端祐大

ソロキャンパー厳(げん)は、目の前にいきなり現れた雫とひょんなことからふたりソロキャンプをすることに。作者がキャンプ好きとのことで、ギアについてもかなり細かく描かれています。キャンプデビューする人にもおすすめです。

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