ブックオフ公式オンラインストアのオープンから2024年までの小説売上データを集計!
ジャンルごとにランキングで200タイトルご紹介します。
ベストセラーとは少し違った小説がランクインしてるかも!?
さらに、本好きのスタッフが自信をもっておすすめする小説50タイトルも♪
「娘がクラスの誰かに殺された」という担任の告白からすべては始まった――。各章それぞれの語り手が、それぞれの立場で語る構成になっています。幼い少女はなぜ殺されなければならなかったのか。「衝撃」の一冊をぜひ。
被害者とその家族、加害者とその家族の複雑な関係を描いた作品。主人公ふたりを含む登場人物や物語が魅力的なのはもちろん、それを支える構成に驚かされます。大長編ではありますが、先を読む手が止まらなくなるはずです。
同じアパートの住人である河崎から、本屋襲撃の誘いを持ちかけられた椎名。広辞苑を奪うため、河崎と共に本屋を襲いに行くが……? 巧妙にしかけられたトリックの数々。あなたはすべての伏線に気付くことができるでしょうか?
若手刑事の新田とホテル従業員である山岸が、「ホテル・コルテシア東京」を舞台に起こる事件の謎に迫っていくシリーズ。誰が犯人なのか? 勘でもいいので予想しながら読むのがおすすめです。
悪質な霊感商法の調査を依頼された元私立探偵・成瀬の物語。保険金殺人をめぐるミステリーと、運命的に出会った女性との恋愛の二軸を中心に物語は動いていきます。一度読んだら必ずもう一度読みたくなる傑作です。
高校卒業前に徹夜で80km歩く「歩行祭」のお話です。青春群像劇が得意な恩田陸さんが、「ただ歩く」というイベントを長編ドラマとして描きます。読後には、時に喜び、悩んだあの頃がよみがえります。
一冊の辞書に、どれだけの人の情熱や努力、そして人生が注がれているかを知ることができます。分からない言葉が出てくるとすぐにネットで調べてしまいがちですが、たまには辞書を引いてみませんか。
「西の魔女」と呼ばれるおばあちゃんのもとに、登校拒否になってしまった中学生のまいが魔女修行へ行くことに。難しい年ごろの少女が魅せるかけがえのない成長と輝きがまぶしい、あたたかな作品です。
家政婦として働く「私」、記憶が80分しかもたない数学者の博士、私の10歳の息子「√(ルート)」のお話。風変わりな設定ですが、決して人ごととは思えない内容に涙してしまいます。
一人の青年が調律師を目指し、師弟関係を通して成長していく様子を描きます。まるで目の前でピアノが鳴っているみたい。比喩表現が非常に美しく、本に描かれている情景が目に浮かぶようです。空気の澄んだ冬に読みたい一冊です。
時空を超えてさまざまな人たちが繋がっていく、心がほっこりあたたまる5つの物語。ラストの「手紙」が自分に向けられたものと思って読んでみると、また明日もがんばろうと思えます。
主人公の「先輩」と、先輩が恋する「彼女」のお話です。場面が頻繁に変わるので、一人称の「私」が先輩と彼女のどちらを指すか意識しながら読み進めたいところ。読後は不思議な気持ちになるファンタジーです。
ドラマチックな心理描写はほとんどなく、淡々と進んでいくラゴスの旅にどんな想いが込められているのか。人生を旅になぞらえた本作は、人によってさまざまな読み方ができる不思議な作品です。
司馬遼太郎さんというと『坂の上の雲』や『竜馬がゆく』のように巻数の多い作品が有名ですが、この『燃えよ剣』は上下巻なので初心者にもおすすめです。江戸末期の新選組の活躍を描いた傑作です。
戦国時代、瀬戸内海を牛耳る村上海賊の跡継ぎとなったのは20歳の娘・景でした。随所に文献や史料の名前がぽんぽんと出てくるあたり、作者の知識の豊富さに恐れ入ります。ストーリー後半の盛り上がりに注目です。
蕎麦屋「つる家」で働くことになった澪が、天性の味覚で創作料理を生み出す! 店の評判を上げていく中で起こる、さまざまな出来事を描きます。料理のおいしさが文章から伝わってきますよ。
『オレたちバブル入行組』を1作目とするシリーズ作品。悪者をとことんこらしめ、巻を追うごとに出世していく半沢の姿は非常に気持ちが良くスカッとします。堺雅人さん主演のドラマも大ヒットしました。
小さな運送会社が大企業の闇に勝てるのか!? 500ページを超える大作ながら、一気に引き込まれてページをめくる手が止まらなくなります。勧善懲悪の胸がスカッとする展開と感動をぜひ味わってください。
「ルーズヴェルト・ゲーム」とは、野球好きだったルーズヴェルト大統領の言葉に由来し、野球の試合は8対7でゲームセットするのが一番面白いことを意味します。本作は、野球と企業経営を絡めた作品です。
友達がおらず他人に興味がない「僕」と、クラスの人気者「桜良」。互いに方向性が合わないと感じながらも、二人の間に芽生える友情が、かみ合わない会話とともに描かれています。タイトルの意味を知ったとき、私は涙を止めることができませんでした。
物語は、30代後半になった主人公・ワタナベの回想から始まります。彼を取り巻く人々の複雑な人間関係のゆくえは……。「究極の恋愛小説」と評される本作。大切な人を失ったときの喪失感が繊細な表現で描かれています。
偶然出会った男女の恋模様を描いた6つの短編が収録された連作集。どこにでもいそうなごくごく普通の人たちの、ささやかな出会いのお話です。綿密に張り巡らされた伏線を、最終話で回収していくところは見事の一言です。
主人公のさやかと「植物オタク」の物語です。普段目にしてはいるものの、特に意識していなかった野草の魅力がふんだんに盛り込まれています。近所の野草を観察したり採取したりしたくなる興味深い内容です。
愛し合っていても、出会うタイミングを間違えると上手くいかない大人の恋愛。40代からの生き方を模索する主人公たちの様子も描かれているので、甘いだけの恋愛小説では満足できない人にもおすすめです。
36歳独身、コンビニバイト歴18年の恵子が主人公。誰しもが自分を「普通」だと思い、「普通じゃない」ものと関わりあわないようにします。でも、その「普通」って誰が決めたのでしょう。そんなことを深く考えさせられる作品です。
15歳の少年が家出をし、たどり着いた先でさまざまな人と出会い交流を深めていきます。並行して、謎の老人「ナカタさん」のストーリーも進みます。少年とナカタさんの物語がどう交差するのか、その目で確かめてみませんか。
これはミステリー? ファンタジー? 性別も違えば、性格もライフスタイルも全く違う二人の世界がどこで重なるのかワクワクしながら飽きずに読み進められます。文章のディティール、言葉の表現の巧みさは流石の一言です。
語り手である「私」と、東京で妻と暮らす「先生」の交流を描いた小説。金と恋を巡る人間のエゴに焦点が当てられています。誰の視点で読むかによって、物語の見え方が大きく変わる夏目漱石の代表作です。
とある施設で暮らす2人の少年少女が主人公です。SFのようなストーリーでありつつも、「ヒトが人として生きるとはどういうことか?」という倫理観を浮き彫りにしている快作です。
後半、あまりに辛い展開に本を閉じたくなるかもしれません。しかし目を背けず、主人公の辿った運命を見届けましょう。「今の自分で生まれたこと」には必ず意味があるんだと思わせてくれる不朽の名作です。
大学教授ロバート・ラングドンを主人公とするシリーズ作品。『天使と悪魔』から始まる物語には、宗教、歴史、科学、芸術など一般的には知られていない学びになる知識が盛りだくさん。エキサイティングな謎解きがクセになります。
宝物を求めて旅を続ける羊飼いの少年の話です。旅の途中、様々な困難に見舞われますが、それでもあきらめずに進んでいく少年の姿や、少年の語る言葉に、はっとさせられる作品です。
目覚めるとそこは見知らぬ土地で、最後の一人になるまで殺し合いをするデスゲームに参加させられることになります。怖いのは、極限状態の人間が発する台詞。サバイバルホラーの傑作です。
「十二国記」シリーズの作者としても知られる小野不由美さんの代表的なホラー作品。もしこの物語のようなことが現実に起こったらと考えるだけで、自分の家に帰るのが怖くなります。ご自宅に畳の部屋がある方はご注意を……。
ジャングルの調査から帰ってきた恋人が「天使の囀り(さえずり)が聞こえる」と言い出して……。未知の病原体という目に見えない存在が、身近にも存在するかもしれないと思うとなお恐怖を感じます。寄生虫と大浴場が怖くなる作品です。
とある中学校の3年3組だけに起こる「厄災」とは――。ホラーにミステリーの要素が加わった、綾辻さんらしさの光る作品です。どんどん深まる謎の数々に、本の厚みを忘れるくらいのめり込んでしまいます。
登場人物が魅力的! 俺TUEEE主人公キリト、ちょっとツンツンしているアスナ、お兄ちゃん思いの妹、一途で不器用な鍛冶屋の娘、などなど……。サブキャラクター一人ひとりにも物語を感じるつくり込まれた快作です。
王道ライトノベルの要素を持った作品です。設定として、独自の魔法体系を築き上げ、世界情勢、社会的背景、生活文化など、深くしっかりつくり込まれています。Web小説として成功している作品の書籍化なので間違いありません。
西尾維新さんの代表作。「怪異」と呼ばれる存在にまつわる青春ストーリーで、SFありミステリーありの伝奇小説です。コミカルな空気に終始せず、しめるところはしっかりとしめる、メリハリのきいたシリーズとなっています。
ひねくれものの主人公・八幡の独特な価値観やモノローグが魅力的。キャラクター同士の微妙な距離感や、本音と建前のぶつかり合いがリアルです。よくある一般的なラブコメとは一線を画す、テーマ性の高さも評価されています。
ゲームの世界に取り残されたアインズが、圧倒的な力を持つ魔王として異世界を支配していく物語。正義のヒーローではなく、「支配者」を貫き行動するアインズと、仲間たちとの関係性が見どころです。ダークファンタジーが好きならぜひ。