死と砂時計
鳥飼否宇
架空の国の監獄内で起こる様々な事件が描かれた短編集。それぞれの短編の出来も良く、テンポよく読める。ハズレがほぼないと言っていい短編集。(Posted by ブクログ)
賢者の贈り物
石持浅海
一度は聞いたことがあるような童話を彷彿とさせる短編集。現代版というよりは、童話の要素が少しだけ入ってる感じでしょうか。日常で起こる何気ないことを「なぜ?」と掘り下げて考えていく。(Posted by ブクログ)
豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件
倉知淳
タイトルに惹かれ、初めて倉知さんの本を手に取りました。ミステリーの分野に入ると思いますが、重苦しくなく堅苦しくなく気軽に読める短編でした。(Posted by ブクログ)
我らが隣人の犯罪
宮部みゆき
読んでて、いつもラストで「やられた!」てなったりスッキリしたり、面白い。長編は本当に怖いものもあったりですが、短編はコミカルな面もあって良いです。(Posted by ブクログ)
犯人のいない殺人の夜
東野圭吾
短編は不完全燃焼だったり、なんか甘いものが多いけどこれは面白かった!! 特に表題作はオチを見てから再読してしまった~。軽く読めるのでミステリー初心者にもオススメ♪(Posted by ブクログ)
妖魔の森の家
ジョン・ディクスン・カー
長編に劣らず短編においてもカーは数々の名作を書いているが、中でも「妖魔の森の家」一編は、彼の全作品を通じての白眉ともいうべき傑作である。(Posted by ブクログ)
うまい犯罪、しゃれた殺人
ヘンリー・スレッサー
17の短編が収録されています。1話1話が短く、さらっと読めそうです。絶妙なオチで読後の気分もさっぱりしそう。(Posted by ブクログ)
クリスマス・プレゼント
ジェフリー・ディーヴァー
どれもこれも想定外な、あるいは衝撃的な結末が用意されていて楽しめる。もっと早く買って読んでおけばよかったと後悔した一冊。(Posted by ブクログ)
犯罪
フェルディナント・フォン・シーラッハ
弁護士である著者が現実の事件を題材に、異様な罪を犯した人間たちの真実を描いた12話からなる連作短編集。2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位に輝いた傑作!(Posted by ブクログ)
ママは何でも知っている
ジェームズ・ヤッフェ
短編集なのに一気読みしてしまった!! 会話のテンポも良いし、ママの尽きぬお喋りは読んでて飽きないし、安楽椅子探偵ものってこんなに面白いのかと初めて教えてもらえた気持ち。大満足!!(Posted by ブクログ)
黒い睡蓮
ミシェル・ビュッシ
「彼女のいない飛行機」の作者なので、きっとまた変則的トリックだろうと思って読み進めていった。80%くらい読んだところで、「!!」と気がついた。そうかそういうことかと。ラストが救われました。(Posted by ブクログ)
二壜の調味料
ロード・ダンセイニ
どれもイギリスらしい(アイルランド人ですが)、ブラックなユーモアというかシニカルな視線といいますか、読み終わった後に反芻してるとジワジワ来る黒い余韻を楽しめるのが良かったです。(Posted by ブクログ)
秋の牢獄
恒川光太郎
何らかの牢獄に囚われた人たちの短編集。一度囚われるとそこにいるのも抜け出すのも困難を伴うと思えば、日常が小さな牢獄のようにも思えてくる。(Posted by ブクログ)
ぼっけえ、きょうてえ
岩井志麻子
タイトルの不思議な響きに興味をもって。思っていたような怪奇小説とは違い、人間の血なまぐさい怖さをじわじわと感じる内容だった。(Posted by ブクログ)
穴らしきものに入る
国広正人
第18回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。もうね、突飛なストーリーに驚きなんだけど、どうなるのか早く先が知りたくてグイグイ読めてしまった。(Posted by ブクログ)
赤々煉恋
朱川湊人
異形の愛の形を描いた短編集。今まで読んだ朱川作品に比べたらちょいとアダルトな感じでしたが、えぐさとか下品さを感じさせないところがさすがです。(Posted by ブクログ)
真夜中の檻
平井呈一
「真夜中の檻」「エイプリル・フール」、どちらもラストが印象的で、王道の怪奇小説を読んだなぁという感じ。どちらかというと「エイプリル・フール」の方が好きかな。(Posted by ブクログ)
ずっとお城で暮らしてる
シャーリィジャクスン
恐怖小説というよりも耽美な印象。残酷だから余計綺麗で、ふわふわしているのに悪意に満ちているような本。面白かった。(Posted by ブクログ)
ドラゴン・ヴォランの部屋
シェリダン・レ・ファニュ
ゴシックホラーだけでなく、トリッキーなミステリーっぽい作品もあって楽しめた。くどいくらいの背景描写がレ・ファニュらしくていい。(Posted by ブクログ)
秘書綺譚
アルジャーノン・ブラックウッド
百年前の作品なんて信じられないです。最近は妙に凝った作風のものが多いせいか、こうあっさりとしたプロットなんだけど文章力で勝負!ていう作品がひどく新鮮でした。(Posted by ブクログ)
20世紀の幽霊たち
ジョーヒル
物理的に気持ちの悪い話、心理的に気持ちの悪い話、気持ち悪くはないけど不思議な話、ほのぼのした話、ナンセンスな話、といろいろバラエティに富んだ内容。(Posted by ブクログ)
八月の暑さのなかで ホラー短編集 1
岩波書店
短編の名手たちによるホラー短篇13編。表題作W.F.ハーヴィーの「八月の暑さのなかで」はもちろん、全ての作品がハズレなしの傑作揃いです。(Posted by ブクログ)
魔性の殺意
ジョン・ソール
猟奇殺人犯から不吉な予告を受けた女性記者アン。その後、彼女の周りでは次々と殺人事件が起こる。犯人は一体誰なのか!? 手に汗にぎる上質なサスペンスホラーを、ご堪能ください。
なんでもない一日
シャーリイ・ジャクスン
シャーリイ・ジャクスンの短編集。何気ない人々の日常のひとこまが切り取られているが、そこはシャーリイ・ジャクスン。悪意や皮肉で味付けされている。(Posted by ブクログ)
贈る物語Terror
光文社
宮部みゆきさんセレクトによる海外小説の、5章仕立ての怖い話アンソロジー。海外小説に全くなじみがなったのですが、さすが面白い作品ばかり。(Posted by ブクログ)
My Humanity
長谷敏司
なかなかの本格SF。ガジェットのアイディアもユニーク。4編ともじんわりくるが、最後の書き下ろし短編「父たちの時間」は涙なくしては読めない。(Posted by ブクログ)
バナナ剥きには最適の日々
円城塔
理解しきることはたぶんできない。けれど、面白い。よくわからない言葉の渦の中で、ずっと迷っているのも楽しいかもしれない。新しい感覚だ。(Posted by ブクログ)
ヨハネスブルグの天使たち
宮内悠介
近未来世界を描いた連作SF短編。叙情的というか、詩のような無駄のない簡潔な描写なのに、ガッチリした世界観があって一気読みしてしまいました。(Posted by ブクログ)
皆勤の徒
酉島伝法
とても有機的に絡み合った気味の悪いSF。言葉の羅列に留まらず、ちゃんと世界が作り込まれているのが凄いと思う。言語表現の極限に挑戦しているよう。(Posted by ブクログ)
象られた力
飛浩隆
4篇が収められたSF中・短編集。文体も描かれている世界も幻想的で美しい。聴覚や視覚などが感じる「美」を言語化しようとする描写力に五感と想像力が強烈に刺激される。(Posted by ブクログ)
あなたの人生の物語
テッド・チャン
科学の世界に詳しい人には特に楽しめると思われる作品。一話一話に新しい世界を感じさせる。短編集だが一つ一つの作品が独自の世界観を形成していて、作者の想像力に驚嘆する。(Posted by ブクログ)
たったひとつの冴えたやりかた
ジェイムズ・ティプトリー・Jr.
読み終えた後の感動と余韻をいままでで一番に感じた小説です。SF小説ってこんなに面白いのかと思わせる一作。(Posted by ブクログ)
万華鏡
レイ・ブラッドベリ
ブラッドベリ自選傑作選。宇宙空間へ放り出された飛行士、灯台にやってくる巨大生物、暗殺者の赤子、白人が少数者となった世界など発想が面白い短編が多い。(Posted by ブクログ)
われはロボット
アイザック・アシモフ
『ロボット工学三原則』の出典として知られている不朽の名作。ロボット工学(robotics)という言葉もこの小説から生まれたそうです。(Posted by ブクログ)
ペンギン・ハイウェイ
森見登美彦
スタンド・バイ・ミーの冒険感とジブリの爽やかなファンタジー感がいい感じに合わさっているような作品で読んでいてワクワクしました。(Posted by ブクログ)
光の帝国
恩田陸
恩田陸の本が凄く好きになった一冊。本当に面白かったし、心に響く作品でした。全てが上手くつながっていく様子に、もの凄い感動してしまった。(Posted by ブクログ)
夜市
恒川光太郎
不思議なのにどこか懐かしくも感じる世界で地に足のついた生き方をしている不思議だけど親近感を覚える人たちの話。じんわり心に残りました。(Posted by ブクログ)
死の舞踏
マーヴィンピーク
「ゴーメンガースト」のピークの短編集。ゴーメンガーストの原型的作品「闇の中の少年」をはじめ、想像力の極北を垣間見させる珠玉の小品の数々!(Posted by ブクログ)
不思議のひと触れ
シオドア・スタージョン
ロマンチックでメルヘンチックな不思議な物語が詰まった短編集。人の感情の動きが丁寧に細やかに描かれ味わい深いです。(Posted by ブクログ)
パニックの手
ジョナサン・キャロル
心の暗部をそっと震わせるような、怖くて不思議な読後感のする短編集。スタイリッシュな文章が、読みやすくてかっこいい。(Posted by ブクログ)
金曜のバカ
越谷オサム
ライトでポップでおバカな感じが好きです。時々切なさがいい感じで入ってくるのも好きです。男女どちらを主人公にしても魅力的なのがすごいと思いました。(Posted by ブクログ)
3センチヒールの靴
谷村志穂
リアルな女性像に共感。みんな完璧じゃない。でもそれぞれのかたちで、時にはマイペースでもいいよね、と思う。気丈に頑張る日々に少し疲れた女性にオススメ。(Posted by ブクログ)
昨夜のカレー、明日のパン
木皿泉
本屋大賞2014年2位。ほのぼのとして軽い感じの小説。少し現実離れした性格の良い人たちが少し変わった生活の中でいろいろ成長?していくお話。(Posted by ブクログ)
号泣する準備はできていた
江國香織
街中のそれぞれの人が、あとちょっと背中を押されたら泣き出しそうな現実を抱えて、それでも泣かずに生きている話。タイトルの秀逸さが光ります。(Posted by ブクログ)
最後の花束 乃南アサ短編傑作選
乃南アサ
11編の短編集が収録。どの作品も、最後の最後でゾッとさせられる作品ばかり。しかし、なかにはゾッとではなく、ホッとさせられる作品も。(Posted by ブクログ)
ショート・トリップ
森絵都
買った時は、短編集だからちょっとずつ読もうと思っていたのですが……。読みだすと止まらなくて、一気に読んでしまいました。一つ一つのお話がすっごく短いんですけど、笑いあり、涙あり、でした。(Posted by ブクログ)
花まんま
朱川湊人
大阪の下町を舞台とした短編集。人情ものもあれば、切ないもの、とぼけたもの、そして怖いものなど朱川さんの様々なテイストの短編が楽しめるバラエティ豊かな短編集になっていると思います。(Posted by ブクログ)
図書室の海
恩田陸
全10話の短編集。それぞれ完結した物語だけれど、他の恩田作品と繋がりを楽しめるものも。すぐそばにありそうな世界が、足下の砂を波に持っていかれるように崩れていく不安感を楽しめる。(Posted by ブクログ)
大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー
大崎梢
本好きが楽しめないわけがない。本屋さんでいろんな物語が生まれる素晴らしさ。ほぼ初めましての作家さんでしたが、とても楽しめた一冊でした。(Posted by ブクログ)
ファイン/キュート
高原英理
かわいい小説や詩がたくさんつまったアンソロジー。かわいいにもたくさんの種類があって、動物の可愛い、子供やシニアの可愛い、奇妙な可愛い、不思議可愛い、たくさんの可愛さが表現された作品がつまっている。(Posted by ブクログ)
ハツカネズミと人間
ジョン・スタインベック
夢や希望の温かさ、現実の厳しさ、社会のどうしようもないやるせなさなど、この薄さからは考えられないほどのドラマが凝縮されている。(Posted by ブクログ)
かもめのジョナサン
リチャード・バック
自由とは、自分らしく生きるとは、というテーマを強烈に突きつけられた。群れることで目を曇らせてはいけない。自分の使命を果たすこと、それを考えさせられた。(Posted by ブクログ)
悲しみよこんにちは
フランソワーズ・サガン
とにかく衝撃的だった。特にラストが。主人公の女の子と年齢が近いこともあって、余計共感できました。やっぱり思春期って残酷だと思う。(Posted by ブクログ)
王女マメーリア
ロアルド・ダール
日本オリジナルの短編集ということで、前半は「ヒッチハイカー」や「アンブレラ・マン」といった『奇妙な味』、後半は表題作「王女マメーリア」など大人のための寓話で全9編収録。いろいろなダールが楽しめます。(Posted by ブクログ)
コルタサル短篇集 悪魔の涎・追い求める男 他八篇
フリオ・コルタサル
面白い短編集です。幻想小説かな。南米系を全く読んでいなかった私に衝撃を与えてくれました。なんて素敵な幻想世界……。(Posted by ブクログ)
予告された殺人の記録
ガブリエル・ガルシア・マルケス
タイトルにもある通り、みんな、これから人が殺されることが分かっている。なのに、どうして止められないのか。村の閉塞感と抗いきれない圧倒的な空気感に息が詰まる。(Posted by ブクログ)
ムーン・パレス
ポール・オースター
波乱万丈の三代にわたる青春物語。ユーモアあふれる文体が読みやすく、一気に読んだ。コメディタッチではあるけれど、本質的には孤独を感じさせる、悲しみに満ちた物語でもあると思う。(Posted by ブクログ)
郷愁
ヘルマン・ヘッセ
人生にはある程度年をとったからわかってくることも多い。ヘッセの郷愁は年をとった今だからこそ理解が進んだんだろうと思うが、ヘッセの若い頃の作品と知り驚いた。(Posted by ブクログ)
けだものと超けだもの
サキ
けだもの(だまされる側)と超けだもの(だます側)。だましだまされというだけでなく、他にも様々なブラックユーモアな話が沢山。短編なので、さらっと読めて楽しめました。(Posted by ブクログ)
突然ノックの音が
エトガル・ケレット
イスラエルの作家による38篇の超短編集。人間の言葉を話す金魚が出てきたりと、意外な展開が繰り広げられる。普通の生活を描いているだけなんだけど不思議感いっぱい。(Posted by ブクログ)
失脚/巫女の死
フリードリヒ・デュレンマット
スイスの作家デュレンマットの短編集。どれも特異なシチュエーションが人間心理を照射し、物語を動かして行く。悲劇的だが、圧倒的に面白い。(Posted by ブクログ)
エレンディラ
ガブリエル・ガルシア・マルケス
読んでから時間がたてばたつほど、印象が強くなる不思議な本。あの物語はいったいなんだったんだろう……。夢か、真か、幻想か、マジックか。(Posted by ブクログ)
巡礼者たち
エリザベス・ギルバート
ショートショート。だけど星新一のそれとはまた違う。いわゆるオチはない。日常を切り取ったみたいな、自然で落ち着いた空気の作品。寝る前に読みたい作品。(Posted by ブクログ)