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クローム襲撃 ハヤカワ文庫SF
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 1987/05/15 |
| JAN | 9784150107178 |

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クローム襲撃
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クローム襲撃
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商品レビュー
4
23件のお客様レビュー
キアヌ・リーヴス主演…
キアヌ・リーヴス主演で話題となった映画「JM」の原作「記憶屋ジョニイ」が収録されている短編集です。SFにはどうもアレルギーがあるという方には、ギブスン入門編といえるかもしれません。
文庫OFF
ウイリアム・ギブソンという作家は、発想や世界観が素晴らしくうまくハマるととても魅力的なのだと思う。 でもなんというか私にはどうも文章が読みづらく、理解するためにどうしても読み直さなければならなくなり、結果的に面白さは頭では理解できるのだが感覚的に「いい!」と思いづらい。 これがと...
ウイリアム・ギブソンという作家は、発想や世界観が素晴らしくうまくハマるととても魅力的なのだと思う。 でもなんというか私にはどうも文章が読みづらく、理解するためにどうしても読み直さなければならなくなり、結果的に面白さは頭では理解できるのだが感覚的に「いい!」と思いづらい。 これがとても歯がゆい。 訳の問題なのかな(多くの人が黒丸尚氏の訳には疑問を呈している)。 設定は本当にかっこよくて、かつての、日本が世界の経済を引っ張っていた時代からそのまま進んだ世界線上の近未来。それがおそらくサイバーパンク感を増している。 本作品は短編集で、『ニューロマンサー』に時々置いてけぼりにされた私も比較的ついていきやすいのではと思ったんだけど、ちょっと甘かったかなー。 私はハードSFの方が相性がいいのかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[記憶屋ジョニィ] [ガーンズバック連続体] 流行雑誌のカメラマンが、30年代のアメリカが求めていた未来風の建築物を撮っているうちに、本当にそれを見てしまうというギブスンとしてはちょっと変わった話。登場人物の一人にそんなものは記号論的亡霊にすぎない、大衆潜在意識の一部を感じ取っただけ、と言わせたり、現実のアメリカの抱える問題とのずれを指摘したりして、SFの無邪気な部分をあっさりと切り捨てているようにも読める。下手をすると小難しいこと言ってる反SFの作家みたい。こんなの書いたあとによく電脳シリーズを書いたよなあ。でもサイバーパンクの批判性ってこういうことなのかも。 雰囲気的には「カウント・ゼロ」の箱造りのパートに似てるかな。 蓋然性って何? [ホログラム薔薇のかけら] ギブスンの処女作ということだが、確かにサイバースペースこそ出てこないが、クローム、センダイといった単語やハイテク・ジャンクなライフスタイル、日本が世界のハイテクを牛耳るようになっているという設定など、今のギブスンの基本的なスタイルはこの時点でほとんど完成している。あとはASP(全感覚知覚)がサイバースペースになるだけ。 ホログラムの薔薇のかけらがそれぞれ全体を表すように、自分の全体像とは、クレジットカードや自分の経験、去っていった彼女などの自分のかけら全てが表しているものではないかと自問し、かけらはそれぞれが違った角度の全体像を表していることを思い出す、という主題はちょっと文学的。 こういう短編を読んじゃうと、ギブスンはSFの人ではないのかもなあって思っちゃう。 [ふさわしい連中] [辺境] 骨伝導受話器なんかはサイバーパンクっぽけど、それ以外の部分はギブスンには珍しい本格的なSF。ドラッグは出てくるけど、ギブスンの特徴の一つであるポップ・カルチャーに関する記述は稀薄かな?未知の空間からオーヴァー・テクノロジーを持ち帰るという設定は、解説にある通り、ヴァーリィの「へびつかい座ホットライン」を思わせる。そういえば、レニが手術用のマニピュレーターで自殺するところも、「ブラックホール通過」で一生懸命自殺の方法を探すところを思わせる。けど文体はヴァーリィのほのぼのした雰囲気とは対照的な、一人称ハードボイルドスタイル。 オルガの組織標本が棚に並んでいるという記述は、映画版の「AKIRA」を連想させた。大友克洋も当然読んでるだろうし。操作者(ハンドラー)=代理人(サロゲート)ゲシュタルトというアイディアは、心理学ではそれほど珍しくないものなのかな?よくわからんけど、こういう細かい設定は現代SF的。 「ムスタング・サリイの日誌」がこういう感じのSFなんだとしたら、めちゃめちゃ読みたい。今どうなってんだろう? [赤い星、冬の軌道] [ニュー・ローズ・ホテル] ギブスンの短編の中ではやっぱこれが一番かな。ハードボイルド度も高くて、メチャかっこいいっす。ストーリーとしては企業間のヘッドハンティングものなんだけど、なんでそれがここまでカッコいいかな。嫉妬しちゃう。 今回はハイテクはハイテクでもバイオテクノロジーがメインで、DNAシンセサイザーとか液体クロマトグラフとか、髄膜炎ウイルスとか大学時代を思い出した。もっとも俺の場合はこんなにカッコよかったわけじゃないけど。 本当のサンディーの目的は何だったんだろう?単に金のため?それともホサカへの復讐だったのかな。 [冬のマーケット] [ドッグファイト] [クローム襲撃] This is SYBERPANK!!ハイテク犯罪小説。カッコいい。ヤフーとかプラグ・インとか現実のインターネットも影響受けまくり。サイバースペースで操作するのに使うのがキーボードだっていうのがちょっと古いといえば古いけど、ファミコンのロムみたいなのをぶち込んでネットに進入していく描写や、ソ連製の軍用ウィルス・プログラムを手に入れるくだりとか、リッキーがタリイ・アイシャムと同じ義眼を手に入れるところとか、プロットとしてはそれほど斬新なものではないけど、ギブスンが書くとここまでカッコよくなる。結局ギブスンってスタイルの人だったんだなあ。 ハードボイルドの最上の部分を保ったままで、SFでコーティングすることにより再構築された最強の短編。 フィンとタリイ・アイシャムがちょっと顔見せ。
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