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秘書綺譚 ブラックウッド幻想怪奇傑作集 光文社古典新訳文庫
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秘書綺譚 ブラックウッド幻想怪奇傑作集 光文社古典新訳文庫

アルジャーノンブラックウッド【著】, 南條竹則【訳】

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秘書綺譚 ブラックウッド幻想怪奇傑作集 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2012/01/12
JAN 9784334752323

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商品レビュー

3.7

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2025/08/10

アーサー・マッケン(1863~1947)、M.R.ジェイムズ(1862~1936)らとともにイギリス三大怪奇小説作家とも言われるアルジャーノン・ブラックウッド(1869~1951)の傑作集。芥川龍之介や江戸川乱歩も影響を受けた古典的ホラーである。高校生くらいのころに創元推理文庫の...

アーサー・マッケン(1863~1947)、M.R.ジェイムズ(1862~1936)らとともにイギリス三大怪奇小説作家とも言われるアルジャーノン・ブラックウッド(1869~1951)の傑作集。芥川龍之介や江戸川乱歩も影響を受けた古典的ホラーである。高校生くらいのころに創元推理文庫の『怪奇小説傑作集1』で「秘書綺譚」を読み、最近岩波文庫の『芥川龍之介選 英米怪奇・幻想譚』で「スランバブル嬢と閉所恐怖症」という作品でこの作家と再会したのを機に、この傑作集を手に取った。 「空家」「壁に耳あり」「スミス―下宿屋の出来事」など、古い家屋にとり憑いた霊という常套的な設定が、安定した(?)恐怖を読者に提供してくれる。 「スミスの滅亡」はアメリカ西部が舞台で、スミスヴィルという火災で全滅した街の霊があらわれるというちょっと変わった作品。 「秘書綺譚」でのユダヤ人、「小鬼のコレクション」でのアイルランド人など、異民族への恐怖がテーマになっている作品はいかにも19世紀的である(発表は20世紀だが)。差別感情は、異なるもの・未知なるものへの恐怖感情と密接にかかわっている。それは21世紀になっても本質的に変化していない。 訳者の南條竹則氏は、1993年『酒仙』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しているほか幻想小説を多く執筆し、ラヴクラフト(新潮文庫)やチャールズ・ラムの「エリア随筆」などの翻訳、評論活動でも知られる。

Posted by ブクログ

2023/10/23

コツコツ光文社古典新訳文庫の時間です うーんやっぱり古典は当たり外れが大きいなぁ 「芥川龍之介、江戸川乱歩が絶賛したイギリスを代表する怪奇小説家の傑作短篇集。」とのことなんだけど、驚きみたいなんはなかったかな もっとじっくり読むとまた違うのかな? ただ短篇集は非常に多種多様...

コツコツ光文社古典新訳文庫の時間です うーんやっぱり古典は当たり外れが大きいなぁ 「芥川龍之介、江戸川乱歩が絶賛したイギリスを代表する怪奇小説家の傑作短篇集。」とのことなんだけど、驚きみたいなんはなかったかな もっとじっくり読むとまた違うのかな? ただ短篇集は非常に多種多様だったのと、描写力も高く、詩的表現もあったりして 怪奇小説の教科書、文例集みたいな感じがしました 年内に怪奇小説を書く予定のある人には非常に参考になると思うのでお勧めです(そんな奴おらんわ!いや決めつけ良くないわ!いややっぱ少なくともそんな人はひまわりめろんのレビューなんか読まないわ!)

Posted by ブクログ

2022/07/29

 1906年から1923年に書かれたアルジャーノン・ブラックウッドの短編を集めたアンソロジー。  ブラックウッドといえば、どの作品だかもう分からないが(本書にも入っている「秘書奇譚」かもしれない)高校生の頃読んでひどく衝撃を受け、「これは凄いかも」と思ったことがある。しかし、その...

 1906年から1923年に書かれたアルジャーノン・ブラックウッドの短編を集めたアンソロジー。  ブラックウッドといえば、どの作品だかもう分からないが(本書にも入っている「秘書奇譚」かもしれない)高校生の頃読んでひどく衝撃を受け、「これは凄いかも」と思ったことがある。しかし、その後創元推理文庫『ブラックウッド傑作選』を読んでみると、そんなにショッキングなところはなくむしろ「ふつう」っぽくてがっかりしてしまった。あの時の「衝撃」というのは、その短編では恐怖小説の骨格ばかりが肉を落とされて露出し、その小説システムの露見が極めてラジカルなものに思えたのだ。骨格が露出するとともに、登場人物はハリボテ人形のような無機質な存在と化してしまう。その非-人間化のプロセスに衝撃を受けたのかもしれない。そうした非-人間化は、やはり私の好きなE. T. A. ホフマンの幾つかの短編にも見られるし、それを突き詰めてあっち側に飛躍してしまったようなのが、カフカの作品と言えるかもしれない。  本書で久しぶりにブラックウッドの怪奇短編を読んでみると、この作家の文章力はあまり良くないなと感じた。ちゃんと筋の通った文章ではあるが、何となく、リアルな描写という近代小説の必須な要素がしばしば置いてけぼりになって、小説と言うより神話的な語り口に見えてくるのだ。ラヴクラフトあたりと比べても、しっかりと描写を重ねていくところが物足りなく、一気に怪異の中心に飛び込んでしまうようなせっかちさが気になる。このせいで若い私に「骨格の露出」という印象を与えたのだろう。  本書前半の方の幾つかの作品は現在から見ると「あまりにもオーソドックスなホラー」という印象があるが、まあ、そういうスタイルを築き上げた古典的作品であるのかもしれない。  しかし特に本書後半はバラエティに富んだ感じがする。結構豊かな引き出しを持った作家だったのかも。あまり丹念に描写しない傾向が、ちょっと惜しい気がする。

Posted by ブクログ