主人公の犀川創平と西之園萌絵のファーストネームから名前がつけられたシリーズ。「理系ミステリィ」と称され、理系の専門用語や登場人物の軽快さが設定を引き立てる、新感覚の推理小説。
探偵役の瀬在丸紅子が、持ち前の頭脳で事件を完璧に解決していく。作品ごとに繋がりがあるため、発売された順番に読んでいくのがおすすめ。個性的な登場人物ばかりで、そんな彼らのやり取りも見もの。
S&Mシリーズに登場した天才科学者・真賀田四季が主役となるシリーズで、彼女の幼少時代を描いた作品。S&MシリーズだけでなくVシリーズとも繋がりがあるため、両シリーズを読んだあとに読むのがおすすめ。
S&Mシリーズに登場した萌絵とその後輩である加部谷、山吹、海月らが、巻き込まれた事件について推理、解決していく。事件解決はもちろん、いままでのシリーズに登場した人物たちの成長も見どころのひとつ。
S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズの番外編。美術品鑑定と探偵業をおこなう会社の従業員が探偵役となり事件に立ち向かっていく。軽快なテンポで進み、比較的読みやすいシリーズとなっている。
戦闘機のパイロットである子供たちが主人公の物語。戦争などの背景がありながら、それには触れることなく淡々とした日常が描かれている。物語の時系列的には『ナ・バ・テア』が第1巻とされる。
N大学工学部建築学科助教授・水柿小次郎の周囲にはいつでもミステリィが! 森博嗣さんの言葉遊びやユーモアの詰まった一冊。まるでエッセイを読んでいるような、つい笑ってしまうこと間違いなしの作品。
『ZOKU』『ZOKUDAM』『ZOKURANGER』の3冊からなるシリーズ。登場人物や設定に共通の部分があるが、1作ずつ別の物語である。読むとウキウキしてくる連作ミステリィ短編集。
師匠であるカシュウの死によって、山を離れ旅に出ることになったゼン。剣しか知らないゼンは、さまざまな人と出会い、自分自身に「死とは」「強さとは」と問いつづけ答えを探す。
エンジニアリング・ライターのサエバ・ミチルと、パートナーのロイディが異国へ取材に訪れ、事件に巻き込まれていく。他シリーズとの関わりが示されているが、森博嗣初心者でも読みやすいシリーズとなっている。
人間と、百年シリーズに登場した人工細胞でつくられる生命体ウォーカロンには、限りなく差がない。両社の判別方法を研究するハギリ博士は、何者かに命を狙われることに。
Wシリーズの続編。軍に開発された特殊兵器であるデミアンは、廃棄を恐れて逃走していた。彼はロイディというウォーカロンの行方を追っていて――。人間同様の外見と知性を持つウォーカロンは何を求めるのか。
「WEBダ・ヴィンチ」で連載していた同名作品が単行本化。座談会形式のエッセイ集。
森博嗣さんのブログ日記を文庫化。作家の日常とは? 独特な発想やジョーク満載の一冊。
人生のためになる100のアドバイス! 森博嗣さんの思考や発想に触れられるシリーズ。
100個のつぶやきと、それに対する解説。最後に書かれた嗣永桃子さんの解説もぜひ読んでほしい一冊。
1996年から2001年までのウェブ日記を本にした日記シリーズ。
雑誌のような構成をしたエッセイ集。読者からの質問に答えたり時事ネタを盛り込んだりと一風変わったつくりになっている。
日常の出来事や趣味の話などがつづられたブログ「店主の雑駁」の内容が収録された本。鋭い考察にハッとさせられる。
鉄道模型をこよなく愛する森博嗣さんが自宅の庭に作った、ミニチュアの電車たちにまつわるエッセイ。