ザリガニの鳴くところ の商品レビュー
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ずっと頭の中に行ったこともない湿地の光景が浮かびながら読み終えた。 やるせない。でも、愛を知って幸せを知って大好きな地で静かに亡くなっていったカイア。大きな秘密を抱えたままに。 ずっと自然が教えてくれた本能や摂理、それがカイアにとっての教科書で自分を守る全てだったのだから納得なのだけど、やっぱりやるせない。 とても揺さぶられた作品だったけど、翻訳ならではの英語的な文章(?)に少し読みにくさを感じてしまったので星3。
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過去と現在が交錯され進む物語。ミステリー要素を含みつつ、雄大な自然とそこで一人ぼっちで生きていく女性カイア。貧困と差別、様々な要素が含まれており、湿地に住む動物たちの描写も素晴らしかった。
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自然の精緻、カイアの孤独の描写がとても美しかった。 ただ「景色が美しい」などという陳腐なものではなく、複雑に絡み合った生態系、生存政略をめぐらせた生物の残酷な美しさまで描き出している。 野生動物の生態、人間の生態…全く異なるように見えて、全く違いはないのだろう。 良くも悪くも、カイアは人間社会から切り離され、自然と生き、自然の一部となっていた。 だから自分が生きるために他者を殺すことに罪悪感も後悔も存在していない…ということに読後に気付かされた。 独房におけるカイアの心境が描かれてもいるにも関わらず、人間社会の枠組みから人間としてカイアを見つめるからこそ、彼女の善性を信じるからこそ、我々はカイアの無実を信じてしまう。 自然には善も悪も存在しない。生き残るための戦略だけが存在しているというのに。 結局、彼女を正しく理解し、全てを受け入れていたのは干潟の自然だけだったのだろう。 「差別をなくそう」という意識は概ね正しいが、その意識が正解を導くとは限らないのだと思い知らされる。 とても面白かった。
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鳥肌立った、ベタだがおもろい カイア、よくぞやり切った笑 そしてカマキリやホタルの雌を見て、自然から学んで、自分の身を守ることを選んだのがアツい テイトか…?と思わせてくるのシャバいな、お父さんが亡くなったのは残念だけど ジョディ、良かったよ戻って来てくれて 展開は遅いというか、深いというか、描写が良い意味で細かすぎて読み応えたっぷり、幼少期のカイアの描写がしっかりしすぎてる これをどう映画化したのだろうか 64歳で死ぬのもリアルで良いね、まぁ成長期は不健康だったし湿地育ちにしては長生きかも テイト…偉いぞ アマンダハミルトンが自分だった、ったのも驚いた 他の詩人も混ぜてたから気付かなかった、いやーーよくできてる
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ようやく読み終わった、、、圧巻。 カイアの壮絶な人生。湿地の少女と呼ばれて嫌な呼び方と思っていたけど最終的には、お墓に彫られる程に。湿地の専門家になるカイアは本当にすごい。 チェイスには腹立って仕方なかったけど、当然の報い。しかしラストには驚かされた。ちょっと鳥肌です。おもしろかった!おすすめ!!
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購入済み 2024.05.30.読了 文庫化を待ってすぐに手に入れたが、 良さがまったくわからない。 終始退屈な内容だった。 退屈を我慢して我慢してやっとたどり着いた結末もある程度予測がついたし、証拠の一つとなった赤い毛糸のなぞには触れられていない。 とにかくつまらなくて、早く読...
購入済み 2024.05.30.読了 文庫化を待ってすぐに手に入れたが、 良さがまったくわからない。 終始退屈な内容だった。 退屈を我慢して我慢してやっとたどり着いた結末もある程度予測がついたし、証拠の一つとなった赤い毛糸のなぞには触れられていない。 とにかくつまらなくて、早く読み終わりたい一心でページをめくった。
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その舞台となるのは、ノースカロライナの湿地帯。 多くの生物達が生息しており、豊かな自然の中。 人が生きてゆくのは厳しい。 主人公カイアが7歳の時母親が家を出て行く。 兄姉達も次々家を出る。 残された父も酒に溺れ、カイアの面倒は見ないのに、10歳の時、出て行ってしまう。 「湿地の...
その舞台となるのは、ノースカロライナの湿地帯。 多くの生物達が生息しており、豊かな自然の中。 人が生きてゆくのは厳しい。 主人公カイアが7歳の時母親が家を出て行く。 兄姉達も次々家を出る。 残された父も酒に溺れ、カイアの面倒は見ないのに、10歳の時、出て行ってしまう。 「湿地の少女」と呼ばれ差別されながらも、一人強く生きて行く。 学校に行かないカイアの唯一の友人テイトに読み書きを習うけれど…… 読み続けるのも嫌になるほど過酷な人生の連続。 しかし、後半からのミステリー部分、やめられなくなる。 最後の最後は圧巻! 読み終えてから、何日も何日もつい考えてしまった。
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読み終わったあと、ちょっと言葉が出てこない壮絶にやるせない物語 まっとうに人生を終えるべきでない人物がきっちりと無惨な死を迎えている点のみに救いがある
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オーディブルにて。 オーディブルではかなり評価が高かったから読んで見たけど、純文学9.5割、ミステリー0.5割って感じ。 確かに綺麗な情景を表す文章だったけど、私には合わなかったかなー。
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貧しい主人公の生い立ちや環境が感情移入しやすく、頁を捲る手が止められないくらい続きが気にって一気読みした。また、過去と現在の章立てになっていて、読者を上手く惹きつけるように考えられてるなと感じた。とにかく面白かったー。
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