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ザリガニの鳴くところ の商品レビュー

4.4

192件のお客様レビュー

  1. 5つ

    91

  2. 4つ

    73

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

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2024/01/13
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ぐんぐん引き込まれて、 とても面白かったのだけど、 終わりがなぁ…納得出来なかった。 テイトも知らずに生涯を終えて欲しかった。 テイトのこと好きになってたから、 こんなモヤモヤするのだろうか。

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2024/01/10
  • ネタバレ

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ラストはびっくり。しばらく余韻に浸ってしまう。 自然に学び、自然の中に生きてきた(そして聡明な)カイアには、やらねばならないことだったのだろうな、と感じさせる。読みやすく、続きが気になって、結構な厚さにもかかわらず数日で読めた。

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2024/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読後に余韻の残る作品。サスペンス、自然、社会問題、精神的成長など様々な要素が含まれていて読み応えあり。母と同じように男に振り回される人生を辿るかに見えた主人公が、最終的に男に実は(物理的に)打ち勝っていて、全く違う生き方を得ていたという結末も良かった。

Posted byブクログ

2024/01/05

2021年本屋大賞翻訳小説部門第1位。全世界2200万部突破。の文字に惹かれて購入。 家族に捨てられ、恋人に捨てられた湿地の少女の行く末が気になり、あっという間に読了。 様々な差別があるなか、登場人物らから希望が見出せるところも好き。

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2024/01/04

ミステリ小説というよりはカイアの成長譚、差別を取り扱った社会派小説としての側面が強い あまりにも読み応えがあり読後色々と振り返ってはボーッと考えることがあった それぐらい読み終わったあとの感慨深さに浸れる作品であった

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2024/01/03

話題作、と評判だったので手にとってみることに 主人公の壮絶な生き様にただただ圧倒される作品 自然描写が絵画のように目に浮かぶのも印象的 だけど、だけど…う〜ん ラストのあの次々に判明していく真実といい 主人公のメンタルが凄すぎて圧がなぁ、とか なんだかやっぱり今一歩入り込めず ...

話題作、と評判だったので手にとってみることに 主人公の壮絶な生き様にただただ圧倒される作品 自然描写が絵画のように目に浮かぶのも印象的 だけど、だけど…う〜ん ラストのあの次々に判明していく真実といい 主人公のメンタルが凄すぎて圧がなぁ、とか なんだかやっぱり今一歩入り込めず 正直、ちょっと距離を置いたまま読了しました ミステリ好き、だけど こういうのミステリなのかな、、 なんてちょっと勝手にモヤモヤしてしまった

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2024/01/03

厚いので年末休みの読書用にとっておいたのだけど、一気に読んでしまった。 このミスに選ばれていたから、もっとミステリミステリしてるのかと思ってたのに、所謂ミステリ小説とは全然違う… 特に序盤は超ハードモードの「大きな森の小さな家」を読んでるのかと思った。 ラストも期待通りにたたまれ...

厚いので年末休みの読書用にとっておいたのだけど、一気に読んでしまった。 このミスに選ばれていたから、もっとミステリミステリしてるのかと思ってたのに、所謂ミステリ小説とは全然違う… 特に序盤は超ハードモードの「大きな森の小さな家」を読んでるのかと思った。 ラストも期待通りにたたまれてスッキリ。 分厚いけどめちゃくちゃ読みやすいので翻訳小説が苦手な方にもおすすめです。

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2024/01/03

最初の50ページほどは我慢してでも読む価値はある。 1960年代、田舎のアメリカ、湿地、、、などなかなかイメージできない背景があるからだ。 いい本は没入するまでの下準備が多いんだよね。 それが整えばあとはもう止まらない。 湿地で生きる生物たちの鼓動、カイヤの恋、貧困-人種...

最初の50ページほどは我慢してでも読む価値はある。 1960年代、田舎のアメリカ、湿地、、、などなかなかイメージできない背景があるからだ。 いい本は没入するまでの下準備が多いんだよね。 それが整えばあとはもう止まらない。 湿地で生きる生物たちの鼓動、カイヤの恋、貧困-人種の差別、美しい詩、そしてハラハラする法廷シーン。 最期まで読者を飽きさせないストーリー展開。 おもしろかった!

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2024/01/03

映画を観て原作を読みたくなって手にしたが、映画はこの作品のエッセンスに過ぎないと。湿地での主人公の生活全てが懇切丁寧に描かれていて、映画でもった疑問も原作の中で綺麗に消化できて納得できた。何より自然に対する畏敬の念が表現されててよかった。

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2024/01/02

2024年、本年の読書初めは、「本屋大賞」と「このミステリーがすごい」で話題になった本作からのスタートでした。なかなかボリュームのある作品で、チャプターに時系列は明記してありましたが、慣れるのに少し苦労しました。しかし、慣れてくるとヒロインの成長譚とミステリー要素に段々と引き込ま...

2024年、本年の読書初めは、「本屋大賞」と「このミステリーがすごい」で話題になった本作からのスタートでした。なかなかボリュームのある作品で、チャプターに時系列は明記してありましたが、慣れるのに少し苦労しました。しかし、慣れてくるとヒロインの成長譚とミステリー要素に段々と引き込まれていきました。 本作は、村の人気者である若者が沼地で転落死体として発見されるところから始まります。転落死であるにも関わらず、その現場付近には、足跡の痕跡がなく自殺にしては不審な状況で、他殺の疑いが浮かぶ。そんな中、容疑者として浮かんだのは、その湿地帯にて生活する風変わりな少女だった。というストーリー。 本作はミステリーではありますが、どちらかというとスローテンポな作品で、序盤は湿地の少女の成長譚です。そのため、現代や被害者との繋がりが見えづらく、少し読みにくい印象ですが、この成長譚には恋愛や社会からの偏見や差別といったことが描かれ、それが物語に深みをもたらしているように思います。 「ザリガニのなくところ」というタイトルの謎が割と序盤に明かされますが、正直、その時点ではその意味がわからず、うーんとなりました。しかし、物語を最後まで読むと、本作のタイトルが何を表したかったのかがわかりゾクっとするとともに、不幸にも、読んだ状況と相まったこともあり深いタイトルだなぁと身に沁みました。

Posted byブクログ