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ザリガニの鳴くところ の商品レビュー

4.3

203件のお客様レビュー

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2024/01/26

初めての翻訳小説。全米で一番売れた本とのことでどうなの?おもろいの?って期待大。 幼少ころ家族に見捨てられ、ひとりで生きてきた湿地の少女の物語。孤独に人との関わりを断った生活に、手を差し伸べられ、そして裏切られ、傷つき、また孤独に落ちていく。 村の若者の死からカイヤに疑いがかかり...

初めての翻訳小説。全米で一番売れた本とのことでどうなの?おもろいの?って期待大。 幼少ころ家族に見捨てられ、ひとりで生きてきた湿地の少女の物語。孤独に人との関わりを断った生活に、手を差し伸べられ、そして裏切られ、傷つき、また孤独に落ちていく。 村の若者の死からカイヤに疑いがかかり、物語が湿地から裁判へと、そして判決。 貧困、家族、人種差別、偏見、貧富の差、男女、恋愛、孤独、どれもしんどいお話で辛くなる。 最後は大自然の掟に従った学者らしい終わり方。 そしてビックリのどんでん返し‼️

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2024/01/24

ザリガニが鳴くところ、動物が本来の姿に戻るくらいの深いところにある自然のことを言うらしい。 ある沼地で一人で、孤独に育った少女が、家族とのつながりを求める中で多くの裏切りにあう。それでも人とのつながりと自らの沼地で培った知恵から自分の社会の中での存在を作り上げていく。 そういっ...

ザリガニが鳴くところ、動物が本来の姿に戻るくらいの深いところにある自然のことを言うらしい。 ある沼地で一人で、孤独に育った少女が、家族とのつながりを求める中で多くの裏切りにあう。それでも人とのつながりと自らの沼地で培った知恵から自分の社会の中での存在を作り上げていく。 そういった側面と、沼地の深部で起こった青年の不可解な死についての捜査と裁判が、女性の成長の物語と時系列が並行しながら進んでいく。 裁判の様子、米国の時代背景なども含めて、興味深い内容でした。

Posted byブクログ

2024/01/23

英文にて読んだ。東海岸の情景が表現豊かに描かれ、どこか懐かしさを感じる。人間ドラマは意外な展開となった。環境エッセイとサスペンスが組み合わされた秀作。

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2024/01/20

湿地の自然の素晴らしさ。ミステリー要素は強くは無いと思ったけど、物語を読み進めるときに、時代を行ったり来たりすることで登場人物の一人一人をより理解しようとする楽しみ方ができた。

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2024/01/18

湿地で密かに暮らす主人公カイアの物語。母親、父親、兄妹に見捨てられ小さい時から1人で湿地で暮らしていたカイヤが黒人のジャンピン夫妻やテイトらに助けられ成長していく。一度テイトと恋に落ちるもテイトの大学進学の際にテイトが距離を置くようになりカイアは見捨てられたと思う。そこに村一番の...

湿地で密かに暮らす主人公カイアの物語。母親、父親、兄妹に見捨てられ小さい時から1人で湿地で暮らしていたカイヤが黒人のジャンピン夫妻やテイトらに助けられ成長していく。一度テイトと恋に落ちるもテイトの大学進学の際にテイトが距離を置くようになりカイアは見捨てられたと思う。そこに村一番のスポーツマンであったチェイスがカイアに近づき交際をするも実際は別の女性と婚約していることを知りまたカイアは見捨てられひとりぼっちになる。その後チェイスが火の見櫓で死体として発見されカイアが容疑者として裁判になるも無罪となりカイアとテイトは再びよりを戻し湿地で生活するようになる。 話全体として湿地という自然の魅力がうまく描写されていて湿地に行ってみたくなった。話の途中に詩が挟まれていてその詩がカイアが書いていたのは驚いたし、最後の蛍の詩でチェイスを殺したことを示す詩が出てくるところは震えた。カイアから人がどんどん離れて行っても最後までカモメたちは寄り添っているのが自然と生活しているカイヤをうまく表現しているなと。

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2024/01/17

前職の韓国人の友人が薦めていたので読んでみました。 自然、環境、人種差別、貧困、家族、恋愛、ミステリー、どれも読んでいて辛くなる要素ばかりなのにページをめくる手が止まらなかった。 野生動物の掟に従った結末は動物行動学者である作者ならではなのか。 そして要所要所で出てくるアマ...

前職の韓国人の友人が薦めていたので読んでみました。 自然、環境、人種差別、貧困、家族、恋愛、ミステリー、どれも読んでいて辛くなる要素ばかりなのにページをめくる手が止まらなかった。 野生動物の掟に従った結末は動物行動学者である作者ならではなのか。 そして要所要所で出てくるアマンダ・ハミルトンの詩がどれも良すぎて英語原文でも読んでみたい。なんなら詩集出してほしい。 オススメです。

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2024/01/16

ある女性の一代記であり、ミステリーであり、そしてアメリカの歴史と社会の一側面を語り、アメリカの自然の素晴らしさを語る、そんな小説です。 主人公カイアの一生を、彼女が生きる沼地の一部となって見守ったような読後感になりました。 人生やこの世界は、どうしても傷や痛みと無縁ではいられない...

ある女性の一代記であり、ミステリーであり、そしてアメリカの歴史と社会の一側面を語り、アメリカの自然の素晴らしさを語る、そんな小説です。 主人公カイアの一生を、彼女が生きる沼地の一部となって見守ったような読後感になりました。 人生やこの世界は、どうしても傷や痛みと無縁ではいられないけれど、それでも時に美しく温かいのだと心に沁みる傑作。

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2024/01/14

いやぁ〜面白かった。 後書き合わせると511ページの本を一気に読んでしまった。 自然界の話も興味深く、ストーリーも予想はつきながらも先を読まずにはいられない不思議な力を持つ小説だった。

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2024/01/14

孤独、裏切り。そんな簡単な言葉では表現出来ないカイアの心情が書かれた本。読後、ただただやるせ無さに心を支配された

Posted byブクログ

2024/01/14

ゆっくり読むつもりが引き込まれて一気に読んでしまいました。自然と愛の壮大な物語でした。なんとも言えない気持ちになったけど読んでよかった。

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