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街とその不確かな壁 の商品レビュー

3.9

540件のお客様レビュー

  1. 5つ

    147

  2. 4つ

    195

  3. 3つ

    118

  4. 2つ

    32

  5. 1つ

    7

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2024/07/18

発売日に入手してテンション上がったが、2ページくらいで1年経ち、中盤から一気に読み終わった。 よくわからないは重いふわふわした感じが、梅雨のどんより雨の日にぴったりの本だった。 影と自分、誰が実体か不明で、幽霊も出てきたり、少年と合体したり、よくわからなかったが、一気読みできたの...

発売日に入手してテンション上がったが、2ページくらいで1年経ち、中盤から一気に読み終わった。 よくわからないは重いふわふわした感じが、梅雨のどんより雨の日にぴったりの本だった。 影と自分、誰が実体か不明で、幽霊も出てきたり、少年と合体したり、よくわからなかったが、一気読みできたのは村上春樹ワールドが漂っていたからだろうと思う。少女はどこに、だれだったのか、、、謎だらけの読みおわった後の後を引く感じが心地いい。

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2024/07/17

私は世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを初めて読んだとき、なんて美しい物語なんだと衝撃を受けたのだが、その話を再構築したような話ということで、とても面白かった。 第一部は個人的にはイマイチだったのだが、第二部からが本当に面白い。都会から田舎に引っ越してきたある男性が主人...

私は世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを初めて読んだとき、なんて美しい物語なんだと衝撃を受けたのだが、その話を再構築したような話ということで、とても面白かった。 第一部は個人的にはイマイチだったのだが、第二部からが本当に面白い。都会から田舎に引っ越してきたある男性が主人公で、とにかく全体的に静かな物語なのだが、そこがまたなんともいいのである。 私は村上春樹の小説の中に出てくる飲酒シーンがとにかく大好きで、だからか、一番好きなシーンはカフェ経営をしている女性と主人公が飲酒する場面であった。お酒を飲んでいるだけではあるのだが、ただただ、とても美しいと感じた。

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2024/07/15

どうにも物語が頭に入って来ないので序盤で読むのを断念 村上春樹の本はすんなり物語に入って行ける本とそうでない本があり、今回の本は後者だった まず夢読みと言う良く分からない物が出て来たり、物語の舞台が現代的であるものの街には高い塀があり門が閉ざされていると言う描写が中世的で世界観...

どうにも物語が頭に入って来ないので序盤で読むのを断念 村上春樹の本はすんなり物語に入って行ける本とそうでない本があり、今回の本は後者だった まず夢読みと言う良く分からない物が出て来たり、物語の舞台が現代的であるものの街には高い塀があり門が閉ざされていると言う描写が中世的で世界観が良く分からなかったと言うのも途中で読むのを断念した理由の一つだった 本当は最後まで読めるのが良いんだろうけど以上の理由で最後まで読めなかったのは残念だ

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2024/07/10

「ノルウェイの森」が思春期の喪失の物語なら、この本は中年期の喪失の物語。同時代に生きていることを嬉しく思う。

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2024/07/09

世界の終わりを読んでる人、読んでない人 春樹作品を愛する人、関わってこなかった人で評価は違うと思う。ちなみにそこそこのハルキストである私にとっては、過去回収を含むストーリー展開にまんまとやられました。メタファーに固執しすぎず(あえてだと思う)読みやすくまとめられた神作。 原作読ん...

世界の終わりを読んでる人、読んでない人 春樹作品を愛する人、関わってこなかった人で評価は違うと思う。ちなみにそこそこのハルキストである私にとっては、過去回収を含むストーリー展開にまんまとやられました。メタファーに固執しすぎず(あえてだと思う)読みやすくまとめられた神作。 原作読んでないなら、是非読んで違いを味わってほしい。

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2024/07/07

序盤の世界観にははまらず、中盤からの日常を描いた展開がとても面白く読み進めることができた。正直、前半は眠く、どうしようかと思ったほど。

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2024/06/28

懐かしいハルキさん節。 過去作のリメイクのせいか、初期の感じが色濃く。おそらく大人になったからこその言い訳というか弁明らしきところも。 出来たらあの頃の作品の最も好きなトコロでもある、ゾクゾクッとするあの瞬間が有ったら良かったのになあ。

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2024/06/28

胡蝶の夢。 主人公、あるいは村上春樹自身の、 喪失による哀しみから回復するための。 長い年月を経て、 でもそれは心にとっては一瞬の夢のようなもので、 回復していく心の中のありようが語られている感じ。 だから今まで以上に、物語の中の現実感が乏しく、 とても内面的というか幻想的...

胡蝶の夢。 主人公、あるいは村上春樹自身の、 喪失による哀しみから回復するための。 長い年月を経て、 でもそれは心にとっては一瞬の夢のようなもので、 回復していく心の中のありようが語られている感じ。 だから今まで以上に、物語の中の現実感が乏しく、 とても内面的というか幻想的になっている。 こころを語っているような印象。

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2024/06/25

私にとって初めての村上春樹作品だった 序盤はとてもテンポよく読み進められたが、中盤からは頁をめくる手が重かった 難しくて謎が謎のまま終わった感じでモヤモヤした。 でも、街と影といった設定はとてつもなく深くて面白く、自分の中であれやこれやと考えながら読み進められたのは凄く素敵な経験...

私にとって初めての村上春樹作品だった 序盤はとてもテンポよく読み進められたが、中盤からは頁をめくる手が重かった 難しくて謎が謎のまま終わった感じでモヤモヤした。 でも、街と影といった設定はとてつもなく深くて面白く、自分の中であれやこれやと考えながら読み進められたのは凄く素敵な経験だった この人でしか書けないであろう文体と表現がとても自分好みで他の作品も読んでみたいと思った

Posted byブクログ

2024/06/20

パラレルワールドに、成熟しきっていない微妙な年齢の男女。何か芯のようなものを失って現実を生きる主人公。 ハルキストが期待する村上春樹感。 なぜか、読むのにとても時間が掛かった。

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