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街とその不確かな壁 の商品レビュー

3.9

535件のお客様レビュー

  1. 5つ

    147

  2. 4つ

    192

  3. 3つ

    117

  4. 2つ

    32

  5. 1つ

    7

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2024/06/05

一度はやってみたかった村上春樹の新作を単行本で読むという体験ができて嬉しい なんか哀しいけど、そんな気持ちもわかる

Posted byブクログ

2024/06/05

面白かった〜。 本体と影、っていうのがちょっと前の作品にも出てきたような記憶があって、 その時に「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を思い出してたんだが、 今回、村上さんのあとがきによると、 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」は、1980年に書かれた中編...

面白かった〜。 本体と影、っていうのがちょっと前の作品にも出てきたような記憶があって、 その時に「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を思い出してたんだが、 今回、村上さんのあとがきによると、 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」は、1980年に書かれた中編小説「街と、その不確かな壁」の補完のような小説だったみたい。 で、歳月が流れ、また別の補完の対応として、今回の「街と、その不確かな壁」が出来たそうな。 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」は、本当にスリリングで読むのが止めれなかったことを覚えているけど、同時に最後、あんなに頑張ったのに、影(の方だったかな)一緒に行かないの〜ってガッカリした記憶がある。 なので、今回の作品で、私のガッカリにも決着が着いたのかな。 楽しかった〜

Posted byブクログ

2024/06/03

世界観に入り込めなかったです。中盤は引き込まれましたが、全てのカラクリが納得できずモヤモヤしたまま終わりました。これが村上ワールドなのか、私の読解力の無さなのか‥

Posted byブクログ

2024/06/03

30年以上前に読んだ「ハードボイルド〜」当時凄く面白かった。それから村上春樹作品ほぼ全て読んだ。しかし「ねじ巻き鳥〜」以降は熱心な読書で無くなってしまった。 今書では若い時の感情が甦ると思い手にしたが、そんな事にはならなかった。 私が変わったのか。作者が変わったのか。その両方。

Posted byブクログ

2024/06/02

登場人物は少ないのに・・・ 家族関係が希薄だと思ってたら・・・ こんな終わり方って・・・ きっと続きがありそう

Posted byブクログ

2024/06/01

ボーイミーツガール、私設図書館、単角獣、目の見えない魚、川柳、 既視感のあるモチーフだが、もう一つの街の美しさに心が奪われた。 こちら側の東北の小さな町の図書館もとても魅力的。 これまで、この作家のものは、傲慢な感じがして鼻についたし、「あの問題」を執拗に語るのが苦手だったけど...

ボーイミーツガール、私設図書館、単角獣、目の見えない魚、川柳、 既視感のあるモチーフだが、もう一つの街の美しさに心が奪われた。 こちら側の東北の小さな町の図書館もとても魅力的。 これまで、この作家のものは、傲慢な感じがして鼻についたし、「あの問題」を執拗に語るのが苦手だったけど、これはとても読みやすく、心の深いところに降りてくる感じがした。 作者自身の後書きもしみじみよかった。

Posted byブクログ

2024/05/29

世界の終わりと〜をついこの前読んだ自分からすると、第一部の内容はほぼ同じで退屈だった。 第二部は面白かったので自分としてはこっちを掘り下げてほしくなってしまった。

Posted byブクログ

2024/05/29

村上春樹作品の中で、もっとも好きなもの(の1つ)になったかもしれない。 まず図書館、薪ストーブ、コーヒーとマフィン。 私の好きなものばっかり。うらやましすぎる。 そして全体を貫く大きなテーマ、 「どちらが本当のぼくなのか」。 中盤〜ラストにかけて、著者なりの結論が実に美しく...

村上春樹作品の中で、もっとも好きなもの(の1つ)になったかもしれない。 まず図書館、薪ストーブ、コーヒーとマフィン。 私の好きなものばっかり。うらやましすぎる。 そして全体を貫く大きなテーマ、 「どちらが本当のぼくなのか」。 中盤〜ラストにかけて、著者なりの結論が実に美しく描かれる。 私はこの結末が、とても気に入っている。 最後に、、 小3息子と特急「ひのとり」に乗って旅に出たことを、この本を読むたびに思い出すだろう。 良い作品だった。

Posted byブクログ

2024/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 これまで読んで来た村上作品に書かれている不思議な世界についての解答を作者から示してもらえた感じがした。村上作品の入門書に最適。  謎の通路を通って主人公が訪れる異世界、そこは主人公の為の仮想現実であり、夢の世界である。夢の世界にいる自分こそが本当の自分であり、現実世界の自分は影でありニセモノである。しかし、主人公は現実世界で生きることを選ぶ。一方で、夢の世界で生きる事を選ぶ少年も肯定的に描かれている。  コロナ禍でのロックダウン生活、そして拡大しつづけるネット世界と、人生における内的な世界の比重は否応なく増加した。本作は外的世界と内的世界の両方を生きる私達へのエールだ。  村上作品の女性描写はどうしても好きになれないが、本作では女性の描写が少なめなのも良い。

Posted byブクログ

2024/05/24

現実と影の世界の行き来きを並列に書かれたもの。テーマは既視感ある感じしたが、なかなか自分に置き換えられず、入り込めない部分もあった。ちょっと難解なのか自分の理解力、想像力が無いのか。

Posted byブクログ