〈あの絵〉のまえで の商品レビュー
心温まる短編が6つ。私は見る方でもあまり絵心はありませんが、今回もまた原田マハさんの本を読んで美術館に行ってみたいと思いました!
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1冊の本が、1曲の歌が、1本の映画が誰かの心を救うように、人生に大きく影響を与えるように、1枚の絵にも同じ力があって、もしかしたら私の人生を変えてしまうくらいの絵が世界のどこかにあるのかもしれないとアートに全く詳しくないくせに大袈裟に思ってしまいました。
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絵との出会いがそれぞれの人生に温かい影響を受けることもあるんだなぁとちょっと胸に響き、幼少期に母に何度か美術館に連れられたことを思い出した。退屈だったなぁ〜と。 広島が舞台の母娘のお話、盗塁王・田中広輔よろしくにそんなときもあったなぁと懐かしみ、広島にとって特別な日に母娘ふたり、...
絵との出会いがそれぞれの人生に温かい影響を受けることもあるんだなぁとちょっと胸に響き、幼少期に母に何度か美術館に連れられたことを思い出した。退屈だったなぁ〜と。 広島が舞台の母娘のお話、盗塁王・田中広輔よろしくにそんなときもあったなぁと懐かしみ、広島にとって特別な日に母娘ふたり、無事に迎えられたことを喜ぶ気持ちが伝わり和んだ。 おばあちゃんに育てられたフリーライターのエピソードは切なく、ミルで挽いたコーヒーを飲みたくなった。 仕事、職場の人間関係、予期せぬ病気、苦しみ、思い悩んだあれこれが、遠くへとながされていく空間に惹かれた。私もいつか行きたいなぁ。
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最近、思い悩んでいたがふと美術館に行こうと思い立ち、それから美術というものの素晴らしさを痛感していた最中この本を手に取り読みました。 ここまで、読者の心に寄り添った等身大的な作品を書ける作者はとても素晴らしいと思います。 読みながら、自分の初めての美術館での感動なども思い起こされ...
最近、思い悩んでいたがふと美術館に行こうと思い立ち、それから美術というものの素晴らしさを痛感していた最中この本を手に取り読みました。 ここまで、読者の心に寄り添った等身大的な作品を書ける作者はとても素晴らしいと思います。 読みながら、自分の初めての美術館での感動なども思い起こされ、読んでいて楽しかった。
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〈あの絵〉のまえで (幻冬舎文庫 は 25-6) アートとリンクした物語は原田マハさんの右に出るものなし♡紹介される作品を読み進めながらググるのだけど、やはり直に見て感じたことのある作品だと物語もするっと入ってくるようです。マハさんっ!確かに直島地中美術館にあるモネの『睡蓮』、...
〈あの絵〉のまえで (幻冬舎文庫 は 25-6) アートとリンクした物語は原田マハさんの右に出るものなし♡紹介される作品を読み進めながらググるのだけど、やはり直に見て感じたことのある作品だと物語もするっと入ってくるようです。マハさんっ!確かに直島地中美術館にあるモネの『睡蓮』、絵もさることながら、その展示スペース全体から癒しを得られますっっ
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文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい ◯ その他 どのお話も良かったけれど、特に『聖夜』は読みながら涙が出て仕方がなかった。 モヤモヤしてしまう『檸檬』と『さざなみ』。 言葉のセンスがあるのはむしろスガワラさんなのではない...
文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい ◯ その他 どのお話も良かったけれど、特に『聖夜』は読みながら涙が出て仕方がなかった。 モヤモヤしてしまう『檸檬』と『さざなみ』。 言葉のセンスがあるのはむしろスガワラさんなのではないかとおもう『豊穣』。 どこかで「ホウジョウ、でした」と言ってみたい。
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原田マハさんのアート小説は、毎度の事だけど、美術館に行きたくなったり、じっくり絵を見たくなる。バッドエンドはなくて、心温まるストーリーばかり。素敵。 だけど、、いつも温かいストーリーなので、ちょっとブラックっぽいのも読んでみたいなと思ってしまった。笑
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原田マハさんの短編集。日本の美術館にある作品を題材に、期待通りの心温まるストーリー。行ったことのある美術館もあるが、読了後は絵の印象が変わった。これから絵を見るたびに、いろいろなストーリーを考えてみる楽しみが増えた。
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よくもまぁ、こんなに沢山の女性をリアルにそしてそれぞれ一枚の絵画と合わせて描けるものだ。流石だな、マハさん。私の好きな、優しくて弱くて強い時間が流れていた。 広島の話、カープ!九里!となり、カープファンの血が騒いだが、広島の人間ではないので、もし私も広島人であったら、こんな思い...
よくもまぁ、こんなに沢山の女性をリアルにそしてそれぞれ一枚の絵画と合わせて描けるものだ。流石だな、マハさん。私の好きな、優しくて弱くて強い時間が流れていた。 広島の話、カープ!九里!となり、カープファンの血が騒いだが、広島の人間ではないので、もし私も広島人であったら、こんな思いで、あの夏を迎えていたのかな、と思った。 最後の直島の話は、仙台の人の言葉が気になってしまった。これは、自分が知らぬ間に仙台の人間になっていたからであろう。 しっかりと地名が記されていて、本当にそこに人が生きているようで、名前も何も知らないたまたま電車の隣に座ってきた人の話なのかもしれない、と思えるくらい、人物、情景が容易に思い浮かんだ。 絵画は全く興味ないが、たまには美術館に行ってみようかな、と自分ではない自分が思い始めている。
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それぞれの日常の寂しい気持ちや苦しい気持ち、色んな葛藤がある中で、自分の人生にひとつ花を添えてくれる一つの作品にふと出会う。 美術館へ行くと誰もが絵の世界に吸い込まれ対話を楽しむことができる。 勇気や元気を与えてくれるそんな大切な一作品に私も出会いたいなぁとそう思えました。 読...
それぞれの日常の寂しい気持ちや苦しい気持ち、色んな葛藤がある中で、自分の人生にひとつ花を添えてくれる一つの作品にふと出会う。 美術館へ行くと誰もが絵の世界に吸い込まれ対話を楽しむことができる。 勇気や元気を与えてくれるそんな大切な一作品に私も出会いたいなぁとそう思えました。 読み終えた後は、とても軽い気持ちになりました。 読んで良かったです。
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