ライオンのおやつ の商品レビュー
ホスピスでのお話でありながら、レモン島での暮らしは淡いオレンジ色の温かな陽射しがさしている。 死を控えながら、思い残すことなく最期を穏やかに過ごす…こんな人生の終焉を迎えたいと思った。
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涙なしには読めない。 電車で読書してはいけないね。。 何度も自分に置き換えて想像しては、ライオンの家で逝く事が出来ることに羨ましく思ってしまう。 今を生きるのは大事ですね。
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日頃から死について考えることが多く、ある意味ぴったりの本だった。 余命が少なく海辺のホスピスに入った主人公がだんだん弱りながらも、些細なことに気づきを得たりまだ生きていることに感謝できたりする瞬間の描写がリアルすぎて泣いた。。 何においても残り少なくなってからその大切さに気づ...
日頃から死について考えることが多く、ある意味ぴったりの本だった。 余命が少なく海辺のホスピスに入った主人公がだんだん弱りながらも、些細なことに気づきを得たりまだ生きていることに感謝できたりする瞬間の描写がリアルすぎて泣いた。。 何においても残り少なくなってからその大切さに気づくんだなと、自分もこのように考えながらだんだん終わっていくのかなと考えたりした。 残念ながら毎日ここまでの気持ちになることはできないと思うけど、やっぱり行きたいところに行き、食べたいものを食べ、やりたいことやっておかなければとありきたりだけど思った。 死ぬ前でも変われるという言葉があったんだけど もし変わる必要があるなら今変わっておきたいかなと思う。
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良かったです。医療の進歩で長く生きることばかり目指しがちですが、死はすぐそこにある身近なもので必要以上に忌むものではないと思いました。読んで泣いた後、浄化されたような気持ちになりました。
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いい作品だ。 生きるは時間制限があり、 それは唐突に発生することもあるわけで。 限られた時間となった途端に、 世界の美しさに気づくのかと思う。 どうせなら、生きている間ずっと その美しさに気づける人生にしようと思う。
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- ネタバレ
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まとめ買いのうちの一冊。平積みになっていたのと、とても評判が良かったため購入。小川糸さんの淡々とした、しかし柔らかい文章ですらすら読める。 人生を終えるにあたり、こんなにも穏やかに過ごせたらいいだろうなという、ファンタジー的な印象。確かに瀬戸内の気候は、穏やかに過ごせそう。 しかし着いてすぐに、もう先が見えてる女性といい雰囲気で過ごそうとする若者っているかなぁ… 全体的にファンタジー、都合の良い登場人物。心穏やかに本を読みたい時にお勧め。がっつり浸りたい時には軽すぎる。
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素晴らしい作品でした。小川糸さんの言葉の表現がとても綺麗で、素敵でした。また、時間が経ったら読みたい本です。
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人生の終末期をライオンの家というホスピスで迎えるまだ若い女性の物語。初めて読む作家ですが、綺麗な文章を書く方だなあと思いました。自分も、もし助からない病気になったら、こんなところで最期を迎えたいなぁとしみじみと思いました。人生の最期の身の処し方、そしてそれを見守る周囲の人の思いや...
人生の終末期をライオンの家というホスピスで迎えるまだ若い女性の物語。初めて読む作家ですが、綺麗な文章を書く方だなあと思いました。自分も、もし助からない病気になったら、こんなところで最期を迎えたいなぁとしみじみと思いました。人生の最期の身の処し方、そしてそれを見守る周囲の人の思いやり、本当にこんな施設があったらいいなあ、なかったら、こんな施設を作りたいなぁ、と感じました。そしてワンちゃんの六花が可愛い!ほのぼのとします。結局、著者の伝えたかったのは、生きている間は懸命に前向きに生きないとということなのでしょうか。読み終わって最後は心地いい余韻に浸ることができました。
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実は苦手なテーマです。 読んでいる間、ずっと怖さを感じていました。それなのに、続きを読んでしまう文章の心地よさ。小川糸さん、すごい☆
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気がついたらポロポロと涙が溢れた。 本を読んで涙が出たのは初めて。 2023年になって最初に読み終えた本がライオンのおやつでよかった。 死生観を小川糸さんらしい切り口で描かれているのが非常に良かった。 人が亡くなると神様になる。残された人の光になる。 本当の愛を教えてくれた人が亡...
気がついたらポロポロと涙が溢れた。 本を読んで涙が出たのは初めて。 2023年になって最初に読み終えた本がライオンのおやつでよかった。 死生観を小川糸さんらしい切り口で描かれているのが非常に良かった。 人が亡くなると神様になる。残された人の光になる。 本当の愛を教えてくれた人が亡くなる事は本当に苦しいと思うし、私はまだ経験していないが、両親がこの世からいつか去る際にも私の神様になってくれるんだと言うことを今回知っただけで、気休めだけど心強い。 手元にずっと置いておこう。 改めて生きている事を感謝できる、日常を振り返ることができた素晴らしい本だった。 マドンナの死は最高のオーガズムの仮説、私も採用したい!
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