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汝、星のごとく の商品レビュー

4.5

2506件のお客様レビュー

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    1519

  2. 4つ

    644

  3. 3つ

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  5. 1つ

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2022/09/11

おそらく、ほとんどの人が読後すぐにプロローグを読み返したのではないでしょうか? 些細なことですが、個人的には最初、プロローグに出てくる「夫」の言葉使いに違和感を感じていたのですが、その理由がわかりすっきりしました。その他にも、実はいろいろなことがプロローグでは語られていたことがわ...

おそらく、ほとんどの人が読後すぐにプロローグを読み返したのではないでしょうか? 些細なことですが、個人的には最初、プロローグに出てくる「夫」の言葉使いに違和感を感じていたのですが、その理由がわかりすっきりしました。その他にも、実はいろいろなことがプロローグでは語られていたことがわかり、すぐに2周目に入りたくなりました。

Posted byブクログ

2022/09/11

自分の幸せを考えた。捨てると選択。 女性を愛する女性の私は、付き合う事も好きだとも言えず好きな人がだらだらと長く心の中にいる事をどこか恥ずかしいと思っていた。13年付き合っていた彼女が知らない男と子供を作って分かれざるを得なくて、今でもたまに連絡をとっている事を恥ずかしくて情け...

自分の幸せを考えた。捨てると選択。 女性を愛する女性の私は、付き合う事も好きだとも言えず好きな人がだらだらと長く心の中にいる事をどこか恥ずかしいと思っていた。13年付き合っていた彼女が知らない男と子供を作って分かれざるを得なくて、今でもたまに連絡をとっている事を恥ずかしくて情けないと思っていた。でも何に対してそう思っていたんだろう。自分は人と違うと幼稚園の頃に気付いて、生きて来たのに。 やっぱり本に出会う事に意味があるなと心から思った。自分を幸せは自分で決めるんだ。生きてるだけで迷惑かけあっているのに、正しく生きる事をどうしても気にしてしまう。誰に何を言われたら満足するんだろう。そこには答えは無いんだ。自分で捨てたり選んだり、傷付いて傷付けて、泣いたり笑ったり、転んだり立ち上がったりして、過ごしていくんだ。 自由だと言ってもどこかに所属している。すごく納得して、安心した。経済的に自立する事は誰にとっても大切な事で、それもすごく納得した。一人で生きたいなんて全く思って無いから、自分で選んで誰かの関係に所属して、お互いに優しく生きていけたら良いな。 読む前よりも幸せという物が、窮屈でなく適度に緩くてどこかずれてて変でも、それでもお互いが思い合えれば、それを知ってくれている人が数人いれば十分なんだなと思えた。 本当に今このタイミングで読めて良かった。 凪良ゆうさん、ありがとう。良い日曜日になりました。

Posted byブクログ

2022/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

現代版木綿のハンカチーフ〜毒親を添えて〜 瞳子さんに憧れを持ちつつでも瞳子さんのように生きられなかったり、島の世間の狭さに嫌気が差しているのに母親に縛られて島を出なかったり。そのもどかしさに何回「もう!!!」となったことか。でもそれって彼ら2人の家庭環境がそうさせてたんだよな。ぎりぎりアウトでも最後2人になれてよかった。でも、人生は続く。

Posted byブクログ

2022/09/11

愛とは?というテーマについて考えてみますが 本当に答えが出ないもので、何をもってして愛なのかが 本当に分からないのですが、読了後に愛とは見返りを本当に求めない、ただただ相手の幸せを本気で心から祈ることが自分にとっての幸せだと感じられるのが、私には本気の愛だと感じました。 こんな風...

愛とは?というテーマについて考えてみますが 本当に答えが出ないもので、何をもってして愛なのかが 本当に分からないのですが、読了後に愛とは見返りを本当に求めない、ただただ相手の幸せを本気で心から祈ることが自分にとっての幸せだと感じられるのが、私には本気の愛だと感じました。 こんな風に私も祈り続けられる人間に成長したいですね。

Posted byブクログ

2023/03/26

これは恋愛小説というより人生のお話。 重い。苦しい。 自分に重なるから。 恋愛小説というよりも、自伝みたいな。 北原先生みたいな人と互助会生活をしたい。 そしてこの後みながどうなったかも 知りたくなる

Posted byブクログ

2022/09/11

もう、本当に無理だ、胸が苦しい 自分と全然違う地平線で生きる人々の物語なのに、そこにはかつて自分が見た風景や感じた苦味や、選び取ってきたものが確かにあって 暁美が空港に向かうシーンの描写で号泣してしまった 忘れたくない言葉にたくさん出会ったので、別途記すことにします

Posted byブクログ

2022/09/11

欲を抑え切れない人間の醜さを、虚しく思いました。もし、そういう状況に陥ったときは、きっと自分にも同じような感情が湧き上がってくると思います。しかし、登場する若者のように、行動に移す気力はないかもしれません。例え自分が彼らのような年齢であっても。 もう20年も前の学生時代、「本当...

欲を抑え切れない人間の醜さを、虚しく思いました。もし、そういう状況に陥ったときは、きっと自分にも同じような感情が湧き上がってくると思います。しかし、登場する若者のように、行動に移す気力はないかもしれません。例え自分が彼らのような年齢であっても。 もう20年も前の学生時代、「本当に好きな人とは一緒になれないんだよ。」と悲しそうに言った異性の友人を思い出しました。果たして、友人は幸せになっているのだろうか…。 2022,9/8-11

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2022/09/10

人には色々ストーリーがあるって、プロローグ読んだ時と、エピローグ読んだ時の感じ方の違いで、深かった。

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2022/09/10

高校時代から両想いとなったカップルの物語。 プロローグで、ドロドロの恋愛ものが始まると思っていましたが、むしろ家族や夫婦の多様性のあり方を提示した良作でした。 プロローグとエピローグは同じ場面で同じ描写が続くのですが、本編を読む前と読んだ後で全く違う情景に見えてしまったのは、著...

高校時代から両想いとなったカップルの物語。 プロローグで、ドロドロの恋愛ものが始まると思っていましたが、むしろ家族や夫婦の多様性のあり方を提示した良作でした。 プロローグとエピローグは同じ場面で同じ描写が続くのですが、本編を読む前と読んだ後で全く違う情景に見えてしまったのは、著者の構成及びストーリーテラー力だと思います。 自分の人生の責任は自分にしか取れないとか、誰かのせいにする生き方は生きづらくするとか、自分で選択するといった自立するために必要な言葉が詰まっていて背筋が伸びました。 当面、彼女の作品には注目していきたいと思います。

Posted byブクログ

2022/09/10

辛い心が痛い場面もあるが続きが気になって気になって読み出したら止まらない引きこまれる内容。 最後のタイトル回収にはぐっとくるものがあった。 昨夜読み終わり1日経とうとしているのにまだ余韻に浸っている。 映画化してほしい。是非観に行きたい。

Posted byブクログ