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汝、星のごとく の商品レビュー

4.5

2560件のお客様レビュー

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2022/10/02

重たくて息が詰まるような閉塞感。 「そんなもの捨てればいいじゃん」と正しい人たちは言うかもしれないけど、ホントに捨てられる人がどれだけいるだろう。 苦しいなぁ。 「生きるだけで、なんでこないめんどくさいねや。」というセリフが染みた。 めんどくさい。本当にめんどくさい。

Posted byブクログ

2023/05/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

プロローグは読めば読むほど意味がわからないが、後半からは話が、登場人物の関係が、心が複雑化して行き、最後にはエピローグを読み全て納得する。 普通の恋愛小説ではなぜそこでくっつかないのかとヤキモキしてしまうであろう場面が数々出てくるが、この小説では「離したくない」という本音とは別に理性的な自分が「一緒にはいられない」と止め、それなのに心の内では呪いをかけてしまうという葛藤がまるで自分の事のように感じられ、受け入れてしまう。 「わたしの美しい庭」が面白く、最新刊も読んでみたが、やはりこの方が書く文章の美しさと登場人物の描き方の繊細さが好きだと認識できたので、次の新刊を楽しみにしようと思う。 「わたしにとって、愛は優しい形をしていない。どうか元気でいて、幸せでいて、わたし以外を愛さないで、わたしを忘れないで。愛と呪いと祈りは似ている。」(_本文より)

Posted byブクログ

2022/09/29

「自分の人生を生きることを、 他の誰かに許されたいの?」 「誰もあなたの人生の責任を取ってくれない」 -自分で自分を養える、 それは人が生きて行く上での最低限の武器です。 過ちはあったけど瞳子さんと北原先生の考え方に 惹かれた。合点する言葉がたくさんあった。

Posted byブクログ

2022/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

凪良さんの書く本、5冊目なんですが全部泣いてて、全部好きだと思って、今まで読んだ本の中でも〜っていうのが毎回更新されてる。すごくすごくよかった、今回も。 読んでるのが苦しくなる思春期、それから社会に出てからあらゆることに後ろ指刺されうまく物事が回らない時期、そしてこんがらがったまま2人の状況が一転し、やっとやっと…なときに余命が残りわずか。なのにラストは全く悲観がない。 わたしの語彙力では書けない感想、是非たくさんの人に読まれてほしい。本当に本当に素晴らしかった

Posted byブクログ

2022/09/28

随分長いこと読書してなかったのですがふらっと立ち寄った本屋さんで表紙が綺麗で、購入しました。 どんな言葉でも伝えきれないくらい 素晴らしい本でした。

Posted byブクログ

2022/09/25

なんとなく、ジャケ買い的に、表紙の良さに惹かれ、読んだ感じ。純文学的なストーリー運び。純愛ものと思いきや、何だか色々あり、またまた純愛に戻る、みたいな。嫌いではないです。

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2022/09/25

ブランチで、瀬戸内の島で出会った孤独で何かを背負った系の高校生男女の15年の愛の話と紹介された時から映像化あるならこれは絶対にうちの推しがやる案件ではなかろうか!と思って読みました 瀬戸内の海の景色とか映像化に向いてそうな気がするし脳内ではすでに妄想キャスティングが始まっています...

ブランチで、瀬戸内の島で出会った孤独で何かを背負った系の高校生男女の15年の愛の話と紹介された時から映像化あるならこれは絶対にうちの推しがやる案件ではなかろうか!と思って読みました 瀬戸内の海の景色とか映像化に向いてそうな気がするし脳内ではすでに妄想キャスティングが始まっています 北原先生が好き

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2022/09/25

やっぱり遠距離だと男って浮気するよね、、、 こわ、、、ってなりました遠距離無理です。 時間が経つと気持ちは冷めることもあってでも二人が積み上げた年月があってそれがもし責任っていう言葉で結婚につながるならそれは愛じゃないなぁと思った。 どうしても何があってもその人の元に行ってしまう...

やっぱり遠距離だと男って浮気するよね、、、 こわ、、、ってなりました遠距離無理です。 時間が経つと気持ちは冷めることもあってでも二人が積み上げた年月があってそれがもし責任っていう言葉で結婚につながるならそれは愛じゃないなぁと思った。 どうしても何があってもその人の元に行ってしまうそれが愛で運命なのかなぁって思った。恋愛って難しいなぁやっぱり。

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2022/09/24

最初はじめっとした湿度を感じて、 あー、ありきたりなストーリー展開なのかなと思ったけど、 そんなイメージが一気に変わった。 読み進めるうちに、それぞれの人生の選択や幸せを願った、、、。 いびつな関係だけど、 凛とした強さのようなものを感じたのは自分で自分の人生を選択していって...

最初はじめっとした湿度を感じて、 あー、ありきたりなストーリー展開なのかなと思ったけど、 そんなイメージが一気に変わった。 読み進めるうちに、それぞれの人生の選択や幸せを願った、、、。 いびつな関係だけど、 凛とした強さのようなものを感じたのは自分で自分の人生を選択していってるからなんだろうな。 他の選択をして欲しかった気もするけど、 これが最善の選択だった気もする。 わからないや! もし自分だったらを考えたけど、こういうことじゃないにしろ 鎖に繋がれたままでも、 鎖を切っても辛いという選択を迫られた時に自分ならどうするのかな。 レビューとは関係ないけど、 読書っておもしろいよね。 長距離移動で一気見したけど、読書のお陰で すごく満ち足りた、心の豊かさを得た気分。 スマホだらだらいじったり、夜寝てるのに昼寝したりという時間の過ごし方をしないって、私に取っては満ち足りてんだということを、この作品を通して改めて感じた。

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2022/09/24

タイトルが良い。 「選ぶことができない」選択の中で、辛く厳しい現実の中で互いが「夕星」だった二人。 櫂が暁海をそう思ったように、暁海にとっても、人生の夕星だった、星のごとき櫂。 暁海は「自分のために」「愛する男の元へ行く」人生を「選ぶことのできる」自由とそこに付き纏う「世間の...

タイトルが良い。 「選ぶことができない」選択の中で、辛く厳しい現実の中で互いが「夕星」だった二人。 櫂が暁海をそう思ったように、暁海にとっても、人生の夕星だった、星のごとき櫂。 暁海は「自分のために」「愛する男の元へ行く」人生を「選ぶことのできる」自由とそこに付き纏う「世間の目」という不自由を選択できたことが切なくとも、人生における「夕星」のごとく明るく幸せな時間だったのだと感じた。

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