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選んだ孤独はよい孤独 の商品レビュー

3.6

73件のお客様レビュー

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2023/01/31

・男子は街から出ない ・さよなら国立競技場 ・女の子怖い ・一九八九年から来た男 ・心が動いた瞬間、シャッターを切る 個人的に響いたのはこの5作品 作中に出てくる主人公たちは、どこか情けなかったり少し傲慢だったりするけど、愛らしい。傍から見れば「主役」にはならないかもしれない...

・男子は街から出ない ・さよなら国立競技場 ・女の子怖い ・一九八九年から来た男 ・心が動いた瞬間、シャッターを切る 個人的に響いたのはこの5作品 作中に出てくる主人公たちは、どこか情けなかったり少し傲慢だったりするけど、愛らしい。傍から見れば「主役」にはならないかもしれない彼らの心の機微が面白かった。

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2023/01/22

山内マリコらしい、ジェンダーの話も混ざりつつ、 男性目線の話もあり、バランスよく集められた短編集。 「愛とは支配すること」、タイトルにもそそられたし、最後で少し心をすくわれるような感じ。 「心が動いた瞬間、シャッターを切る」、世にも奇妙な物語のような、ちょっと不思議な世界観。ニコ...

山内マリコらしい、ジェンダーの話も混ざりつつ、 男性目線の話もあり、バランスよく集められた短編集。 「愛とは支配すること」、タイトルにもそそられたし、最後で少し心をすくわれるような感じ。 「心が動いた瞬間、シャッターを切る」、世にも奇妙な物語のような、ちょっと不思議な世界観。ニコンの出生の秘密もなるほどと思った。

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2023/01/12

最近テーマにされることが多い女性性についての男性バージョンかな。短編集です。 会話だけで進んでいく話や、ツイートのみで進んでいく話、複数の人の視点から語られる話など、短編の手法が盛り盛りで飽きずに読めました。

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2022/12/22

上野千鶴子『女ぎらい』と合わせて読むと面白いかもしれない本。 一瞬で読める軽さではあるし男性が主人公の短編集ではあるけれど女性が読んでもところどころにちくっと来る。 「変化しない男性、変化していく女性」が描かれているけれど変化を恐れる女性だってそりゃおるやんなと思う。私は変化を恐...

上野千鶴子『女ぎらい』と合わせて読むと面白いかもしれない本。 一瞬で読める軽さではあるし男性が主人公の短編集ではあるけれど女性が読んでもところどころにちくっと来る。 「変化しない男性、変化していく女性」が描かれているけれど変化を恐れる女性だってそりゃおるやんなと思う。私は変化を恐れてしまう女なので… 高校サッカー部の話と彼女の裏アカの話がとてもよかった。

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2022/11/22

俺が逃してやる、の話が1番好き。 あと仕事できる風でとある後輩にめっちゃ慕われてるのに、ほかの人の視点からだと何もできない社会人の話も現実味があって好きでした。ば先の店長、、

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2022/11/07

女性には共感されるだろう小説だが、男性が特に読むべき本だろう。 「あるカップルの別れの理由」には、驚いた。別れを告げられる男が、自分そっくりだからだ。今どき、男と女で考え方を分けるのは時代遅れかもしれない。でも、女性が去っていく理由は、男には分かりづらいのではないか。知らなかっ...

女性には共感されるだろう小説だが、男性が特に読むべき本だろう。 「あるカップルの別れの理由」には、驚いた。別れを告げられる男が、自分そっくりだからだ。今どき、男と女で考え方を分けるのは時代遅れかもしれない。でも、女性が去っていく理由は、男には分かりづらいのではないか。知らなかった視点を得られてとても面白かった。

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2022/09/10

「あのこは貴族」の作者さん、2冊目。19の話からなる短編&超短編集。 本の半ばまで、おかしくも切なくもなく、どこが“愛すべき男たち”なのかさっぱり理解できない話ばかりで、正直言って読んでいて共感も反発もすらも何の感興も催さなかった(まあ、生きてきた/いる時代が違うよな…)。 後...

「あのこは貴族」の作者さん、2冊目。19の話からなる短編&超短編集。 本の半ばまで、おかしくも切なくもなく、どこが“愛すべき男たち”なのかさっぱり理解できない話ばかりで、正直言って読んでいて共感も反発もすらも何の感興も催さなかった(まあ、生きてきた/いる時代が違うよな…)。 後半からは少し良くなって、その時代を知っている者からすると「1989年から来た男」は話としては分かり易かったし、若い人には「おれが逃してやる」は刺さるんだろうなとは思った。

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2022/07/31

買って読んだ自分を褒めてあげたい。 表紙と帯に惹かれて購入。 4.5くらい!すごいよかった。 色々な男のダメなところ(?)が恋愛を中心に書かれる 短編集。 最初は読んでて「なんだこの男たち」とフラストレーションが溜まっていたけど、読み終わったときの余韻が とても心地いい。 人...

買って読んだ自分を褒めてあげたい。 表紙と帯に惹かれて購入。 4.5くらい!すごいよかった。 色々な男のダメなところ(?)が恋愛を中心に書かれる 短編集。 最初は読んでて「なんだこの男たち」とフラストレーションが溜まっていたけど、読み終わったときの余韻が とても心地いい。 人は孤独になっていくけど、それを知っていたら今は 疎遠な人達に感じることがある。 新社会人になった今読めてよかった作品。

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2022/06/17

実家に帰って家族に触れて、その帰路に読んだら沁みた。 普段、一人で暮らしているときには、孤独は見えないのに、人の温もりに触れた途端ダムのように孤独だった事実が溢れ出てきた。 それでも、最後には選んだ孤独はよい孤独だったと思わせてくれた。 基本、男だから、女だからという社会通念に囚...

実家に帰って家族に触れて、その帰路に読んだら沁みた。 普段、一人で暮らしているときには、孤独は見えないのに、人の温もりに触れた途端ダムのように孤独だった事実が溢れ出てきた。 それでも、最後には選んだ孤独はよい孤独だったと思わせてくれた。 基本、男だから、女だからという社会通念に囚われた男女が自分たち自身で首を絞めていることが描かれていた。 そんな役割を感じることなく生きられたらきっと生きやすいし、私たちはもっと支え合える。 それなのに、女らしさを受け入れてしまったら自己実現が出来なくなってしまって苦しくて 自己実現に向かうと女らしさを無くしてずっと寂しくて どれを選んでも孤独なのだから、どうせなら選んだ孤独を肯定すべきかなと思った

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2022/05/26

どよんとした感じを小説に求めてない時に読んだからジメジメした読後。でも、感じた生々しさこそがリアルなのだろう。男性目線で描かれる「らしさ」は、あまり読んだことがなく違う眼鏡をつけて見ることってこういうことかと思った。俺が逃してやるが結構好き。性別関係なくロマンとか、理想とか別にあ...

どよんとした感じを小説に求めてない時に読んだからジメジメした読後。でも、感じた生々しさこそがリアルなのだろう。男性目線で描かれる「らしさ」は、あまり読んだことがなく違う眼鏡をつけて見ることってこういうことかと思った。俺が逃してやるが結構好き。性別関係なくロマンとか、理想とか別にあってもいいじゃん〜男らしさ女らしさより自分らしさ

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