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選んだ孤独はよい孤独 の商品レビュー

3.6

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2023/07/22

自分のいるコミュニティから浮かないように、馴染むように自分を誤魔化したりする感じの心模様がなんかリアルで面白かった。男子も色々あるなぁ〜って。

Posted byブクログ

2023/07/17

酸っぱく苦い、けどよく理解できる感情が散りばめられた短編集 さすが山内マリコさん 自分もたいてい強かった世代の前か後だったなぁー

Posted byブクログ

2023/07/11

短編集なので、サクッと読めて良い。 男性目線、女性目線、ジェンダーレスな社会になりつつあるけど、生きづらさはまだまだあるなぁと感じた。

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2023/06/09

男子校だったので、大学時代はかなり無理して陽キャラを演じていたのを思い出す。 年末年始は苗場へスキーに行ったり笑 それで楽しかった部分もあったけど、帰宅後にどっと疲れが出たし、いざ付き合うと直ぐにフラれた。 今思うと、私はかなりガキだったと思う。女性の方が早く大人になるのかな。 ...

男子校だったので、大学時代はかなり無理して陽キャラを演じていたのを思い出す。 年末年始は苗場へスキーに行ったり笑 それで楽しかった部分もあったけど、帰宅後にどっと疲れが出たし、いざ付き合うと直ぐにフラれた。 今思うと、私はかなりガキだったと思う。女性の方が早く大人になるのかな。 でも後悔はしてないです。ホロ苦い良い思い出。 そんな思い出を巡らせながら読了‥。  まだ一人だけ繋がってます。当時一番ムカつく奴だったのに。 追記: ファーザーに衝撃を受けた。子育ては走馬灯のよう。 ちゃんと育てたのかな?

Posted byブクログ

2023/05/27

「女から見た男ってこういう生き物」という小話の数々。あくまで女である自分が抱いた印象。 タイトルからは勝手に「孤独な女の物語」を想像していたのでちょっと意外だった。

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2023/05/08

生物学上も性自認も女の私は"男の生きづらさ"を体感する機会がまず無いので、共感はできないけれど、こうやって何かを読んだりして少しでも理解できたら良いと思う

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2023/05/05

サクッと読めて良い。 自分は女だけど、人生ってこんなもんだよなあって思うことばかりだった。幾つになっても、自分や人生に絶望するし、皆に好かれるなんて無理だし、男女で関係を築くのは難しい。「あ〜、はいはい」って思うばかりの短編集の中に現れた『おれが逃してやる』の館林さんの格好良さに...

サクッと読めて良い。 自分は女だけど、人生ってこんなもんだよなあって思うことばかりだった。幾つになっても、自分や人生に絶望するし、皆に好かれるなんて無理だし、男女で関係を築くのは難しい。「あ〜、はいはい」って思うばかりの短編集の中に現れた『おれが逃してやる』の館林さんの格好良さに痺れた。

Posted byブクログ

2023/04/23

私、男になったらめっちゃ生きづらいだろうな。 運動もできないし、絶対に馴染めないと思う。 \会社はいいぞ、結婚はいいぞ、子供はいいぞ、家はいいぞ。俺たちのクラブに入ろうぜ。/ 男性も女性も敷かれたレールがある程度あるけど、それを分かった上で自分がそれに乗っかりたいと思って選択...

私、男になったらめっちゃ生きづらいだろうな。 運動もできないし、絶対に馴染めないと思う。 \会社はいいぞ、結婚はいいぞ、子供はいいぞ、家はいいぞ。俺たちのクラブに入ろうぜ。/ 男性も女性も敷かれたレールがある程度あるけど、それを分かった上で自分がそれに乗っかりたいと思って選択してる人は賢いし、ひょいっと逸れてみるのもありだし、自覚的でいたいよね。気づいたらクラブに入っているのは嫌だ。

Posted byブクログ

2023/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

山内マリコさんの短編小説集。といっても、5行ほどのものもある。 とにかく、「男らしく」生きること、「男社会」で盛り上がるを強要してくる周りの圧が、もういい加減、嫌!と思っている男性だちの物語。 私も男子が多い体育会系のクラブにいたので、なんか、あの男の盛り上がりに入っていけなくて、そのスポーツは好きなのに、その雰囲気にどうしていいか分からず戸惑ってる風な男子をいたな、と記憶をたどったみた。 別にいいんやけど、なんていうか、その輪に入っていかけない男子を「男らしくない」とか「ノリが悪い」とか「面白くない」とか、いじられてしまう男子になっていて、そういうのを笑ってみていた(その時は、男同士のじゃれ合いみたいな感覚に思っていた)女子側の自分。私もなんも分かってなかった若者の一人やった。バカやった。 とか、そういう自分の周りの男性の本当の気持ちとか、しんどさとか、気付かぬふりをして生きてきてたのだなぁというのが一番の感想。 だから、男性にとっても、女性たちが「女らしさ」を求められて、「良い妻らしさ」や「良い母親らしさ」を求められて、それがすごいしんどい!!とSNSや新聞で声を上げだして、「え?、どういうこと?」ってなるのかも。 できれば、男が~!、女が~!という主張ではなく、お互いにリスペクトしながら、もっと自分に合った形で支え合いながら暮らしていける社会になっていってほしい。 私もつい、ほんの一部のすご~く女をバカにしてくる、一部の男性が嫌いで(男性っていうか、人としてどうなん?ってレベル)、そういう男性と向きあうと、「女はこんなけ損失をくらって生きてるんじゃー!」みたいに言いそうになってしまうので(実際そういう男性と向きあったことはないし、言ってしまったらおしまいだし、できれば平和的に改善したいので、言ったことはないです)、男嫌いのミソジニーになってしまっている。 えっと、本の中身の話をするとね・・・(ここまで長い) 「『おれが逃してやる』」って話がさ、すっごい良かった。新入社員として入ってきた若い男性に、先輩男性社員が、男社会が実につまらないかをさりげなく話し、それでいいならここで働けばいいけど、それが嫌なら、自分の生きたい生き方をしろ!と話すシーンがさ、映画か!?と思うくらいかっこよかった。短編小説なのに。 あと、以前読んだ山内マリコさんの「わたしたちよくやってる」の本のなかにも入っていた「1989年からきた男」という短編小説。この本にも入っていて、ストーリーを知ってるのに、読んでは、納得。あ~ほんとその通り。残業続きの仕事をして、パワハラでへとへとになり、働けども働けども暮らしは楽にならず・・・そんな生き方してる男性が、女性に甘い言葉をささやけると思うか? そりゃ無理でしょ。きっと男性が女性につい暴言を吐いてしまう理由の1つに、相手を気遣う余裕が皆無なくらい憔悴している、ことかもしれない。つまり、日本人、働き過ぎ。 そのほかに、「あるカップルの別れの理由」。同棲していたカップル。でも同棲してから彼女が急にキレることが多くなった。洗濯物、干し方、料理、買い物、ゴミ出し、掃除、整理整頓のことで、すぐキレる。でも彼氏はなんでそんなことで怒るのか全く分からず、彼女が出て行ってしまった数年後、ふとした場所で彼女の生き方を知るが、やっぱりなんで出て行ったのか分からんという男性の話。分からんのや・・・なんで分からんかが分からんってとこが、たぶん、もう男性はね、「男らしく」「男っぽく」生きてるだけじゃ誰かと一緒に生きていけない時代になってるんよね。 あと、ぱっと見は仕事できそうな男性を周りにいる人たちから見た感想を連ねた小説。「ぼくは仕事ができないい」。これも、思い当たる。でも、社会的に、男性は仕事ができた方がかっこいい。女性は仕事ができなくてもOK。みたいな空気あるから、男性としてはしんどい。えへっ^^;って笑って済ませないこと多いし。 もう、みんなで楽になってしまおう~って言いたい。 山内マリコさんの本って、短編小説なのに、そこに含まれている思いというか、山内さんの叫びというか、「いい加減、みんな気付け~」という熱い思いが詰まっていて、それにひたすら私は頷いてしまう。

Posted byブクログ

2023/03/17

短編集。「ぼくは仕事ができない」「心が動いた瞬間、シャッターを切る」が印象的だった。「ミュージシャンになってくれたほうがよかった」も短いけれど胸にぐざっと刺さった。 女は面倒だけど、男も面倒。でも、必ずしも"男だから"面倒とは限らず、男女関わりなく「それって面...

短編集。「ぼくは仕事ができない」「心が動いた瞬間、シャッターを切る」が印象的だった。「ミュージシャンになってくれたほうがよかった」も短いけれど胸にぐざっと刺さった。 女は面倒だけど、男も面倒。でも、必ずしも"男だから"面倒とは限らず、男女関わりなく「それって面倒だよねぇ」と感じることもある。もやもやする場所から抜け出せる話もあったり、抜け出せないまま停滞する話もあったり。その匙加減がまたリアルだなぁと感じた。

Posted byブクログ