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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。 の商品レビュー

3.6

248件のお客様レビュー

  1. 5つ

    35

  2. 4つ

    97

  3. 3つ

    78

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    3

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2021/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

赤ずきんちゃんは実は名探偵だった。 個人的にはそれよりも 優しいおばあさんの最期が衝撃だった。 かなり昔に読んだ「本当は恐ろしいグリム童話」 が結構衝撃的だったから シンデレラが実は…となっても なんかあんまりびっくりしないんだなぁ。 ただ思うのは、本家では幸せになった人はともかく 悲しい結末で終わる人をさらに不幸にするのは ちょっと罪深いんじゃなかろうか。

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2021/04/13

面白かった。 最初は色んな童話のメンバーが出てきて、カオスな本だなぁって思ったし、ほのぼのミステリー系かなって思ってた。 けどクライマックスではなかなかに重い内容で、でもどんどん続きが気になっちゃて一気に読み切ってしまった。 普段本をあまり読まない私でも、すごく読みやすい本だっ...

面白かった。 最初は色んな童話のメンバーが出てきて、カオスな本だなぁって思ったし、ほのぼのミステリー系かなって思ってた。 けどクライマックスではなかなかに重い内容で、でもどんどん続きが気になっちゃて一気に読み切ってしまった。 普段本をあまり読まない私でも、すごく読みやすい本だった。

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2021/04/12

最近読書離れが進んでしまっていたけど、久々に続きが気になって一気に読むことができた。 全部面白かったけど特にシンデレラの話がテンポもよくて結末も予想できていなかったので好きだった。

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2021/04/07

ただのふざけたパロディかと思って読み始めたけれど、なかなかどうしての本格推理物でした。とても楽しめました。ヘンゼルとグレーテルの章がお気に入り。惜しむらくは、最後に爽快感がほしかったです。

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2021/03/31

芸能人の方のおすすめを見て読み始めました。 湊かなえさんのミステリーが好きだったので、同じように読めるかと思いましたが、私は読み進められませんでした。 意外性がないと感じたのが原因かなと思いました。 わかりやすい物語が好きな方にはハマるかもしれません。

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2021/03/29

前作で雰囲気はつかめていたので、戸惑うことは無かった。 設定こそおとぎ話っぽいし、ジャケットはコメディ調。 しかし、赤ずきんが旅の途中で出会う、童話世界のキャラ達をモチーフにしたそれぞれの短編は結構シリアス。 部分的には本格物のロジックやその解明もあって十分楽しめる。ただ短編...

前作で雰囲気はつかめていたので、戸惑うことは無かった。 設定こそおとぎ話っぽいし、ジャケットはコメディ調。 しかし、赤ずきんが旅の途中で出会う、童話世界のキャラ達をモチーフにしたそれぞれの短編は結構シリアス。 部分的には本格物のロジックやその解明もあって十分楽しめる。ただ短編とはいえ謎解きがある以上、どうしてもキャラが多くなるため、憶えるのが少し面倒。 最終話まで一応串は通っているが、それぞれは独立した短編として楽しめる。 次回は長編を読んでみたい。

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2021/03/23

童話を元にしたミステリーの、割には結構ブラックだった笑。『あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの?』のセリフには毎回ちょっとゾクゾクした。早く、日本昔話編も読みたい。

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2021/03/22

あっという間に読み終わった。毒っ気のある童話ミステリーもしこんなんだったら嫌だ笑 っていうのがいっぱいあった。

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2021/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

西洋童話を元にした連作短編ミステリー。こういう話好き。最終話に各話のキャラがまた登場するのって胸熱展開だなぁ。

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2021/03/21

先日、近所のショッピングモールに出かけた時に、お母さんと一緒に来ていたまだ3~4才ぐらいのお子さんがグズっていた。眠いのか退屈なのか分からないが、泣きながらお母さんに向かって怒っている姿を見て、幼い頃の我が子を重ね合わせ「お母さんもたいへんだな」と思った。 すると、お母さんがお...

先日、近所のショッピングモールに出かけた時に、お母さんと一緒に来ていたまだ3~4才ぐらいのお子さんがグズっていた。眠いのか退屈なのか分からないが、泣きながらお母さんに向かって怒っている姿を見て、幼い頃の我が子を重ね合わせ「お母さんもたいへんだな」と思った。 すると、お母さんがおもむろにスマホを取り出して、さささと操作するとお子さんにハイと渡し、お子さんはそれを受け取っておとなしく見出した。スマホに映っていたのは昔話の動画だったようだ。 息子が幼かった20年近く前は、小さな絵本を持ち歩いて読ませたり、時には読み聞かせをするのが当たり前だった。それが今ではスマホひとつでたくさんの種類の昔話を見せてあげられるのだから、それが良いかどうかは別として、便利な世の中になったもんだなと思った。そう思うこと自体が歳を取った証拠なのだろうが、デジタル化は子育ての細かい部分まで及んでいると言うことだろうし、コストもかからなくなってきたんだなと隔世の念を禁じえなかった。 青柳碧人さんが書かれた「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」は童話を元ネタにしたミステリー連作短編集だ。前作の「むかしむかしあるところに、死体がありました。」が本屋大賞の候補作にノミネートされるほど話題となったが、今回もまたグイグイと引き込まれる面白さだった。 前作は桃太郎など日本の昔話を題材にしていたが、今回は赤ずきんちゃんなどの西洋童話がベースとなっている。また、前作とは異なり赤ずきんが全編を通じて主人公となっており、シャーロック・ホームズばりの推理を働かせるというのも面白い。 クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきんが旅の途中で「シンデレラ」や「ヘンゼルとグレーテル」、「眠り姫」や「マッチ売りの少女」と出会っていくのだが、それぞれの物語に出てくる有名な道具やエピソードが殺人などのトリックとして使われている。例えばシンデレラのガラスの靴。足にピッタリな点は、原作とはまた違った意味で鍵となっているという具合だ。 そして、「なぜ赤ずきんは旅をしているのか」という謎が全編を通じて縦軸に入っているのも興味深い。わくわくドキドキしながら、あっという間に一気読みしてしまった一冊だ。

Posted byブクログ