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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。 の商品レビュー

3.6

248件のお客様レビュー

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    35

  2. 4つ

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  3. 3つ

    78

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2021/02/25

旅の途中の赤ずきんちゃんは、その道程でさまざまな物語に出会う。舞踏会に行きたいシンデレラ、母親を探す小さな兄妹ヘンゼルとグレーテル、眠りについた国で起きる奇妙な事件、そしてマッチ売りの少女、エレン。物語ではなくそこに生きている彼らの不可思議な事件に巻き込まれていく赤ずきんちゃんの...

旅の途中の赤ずきんちゃんは、その道程でさまざまな物語に出会う。舞踏会に行きたいシンデレラ、母親を探す小さな兄妹ヘンゼルとグレーテル、眠りについた国で起きる奇妙な事件、そしてマッチ売りの少女、エレン。物語ではなくそこに生きている彼らの不可思議な事件に巻き込まれていく赤ずきんちゃんの目的は…… 日本の昔話だった前回は基本独立した話だったけれど、今回は赤ずきんちゃんという主役を迎えて連作ミステリーになってた。昔話をなぞりつつ、あったかもしれないミステリーに上手いこと絡めていて面白い。ヘンゼルとグレーテルの回が一番分かりやすくて好きかな。最終話はちょっと毛色が変わってしまったけど、綺麗に落ちてよかった。

Posted byブクログ

2021/02/25

赤ずきんが旅の途中で事件を解決。面白かった!おとぎ話は元々物騒な内容だったらしいし、ヘンゼルとグレーテルあたりは殺人を絡めやすいとは思うが、眠れる森の解釈はびっくりさせられた。お城ごと眠らないパターンはありなのか?

Posted byブクログ

2021/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルの圧倒的インパクトで読んでみた。笑 大半の人が知っているであろう、おとぎ話が ミックスされているのは読書が苦手な人でも 手に取りやすい本だと思う。 全てにおいて、タイトル通り赤ずきんが 旅の途中で、死体と遭遇。 その謎を赤ずきんが解決していくという物語。 ガラスの靴の共犯者 →こんなシンデレラいやだー。笑  個人的にはバーバラが好き。  自分の知っているシンデレラとは、かけ離れていて  展開が読めなかったのでサクサクと読み進めた。 甘い密室の崩壊 →ヘンゼルとグレーテル。こんなヘンゼル、嫌だな ってのを、見事に体現。笑 文章で読んでいても、お菓子美味しそうなのが 伝わってきた。 眠れる森の秘密たち →実は、眠り姫だけよく知らなかったので 楽しめて読めた。おそらく全編の中で1番登場人物 が多い。把握するのに少し大変だったけど、全体と しては読みやすい。 少女よ、野望のマッチを灯せ →マッチ売りの少女。 個人的には一番好きな作風だけれど、やっぱり こんなマッチ売りの少女は嫌だ。笑 まさかの最初のシンデレラの 伏線回収があったので驚き。 ただ、予想外ではなく予想通りの物語だったが それでも楽しめて読めた!! すべてのおとぎ話を知っていながら、 終始読めない展開が続いたので面白かった! 300ページもないのでサクサク読める!

Posted byブクログ

2021/02/22

前作が日本のおとぎ話なら、今作は世界のおとぎ話。ある目的のために、赤ずきんが謎を解きながら旅をするというお話です。グリム童話とか、本当は残酷だと言いますが、こちらも一作目よりブラックさが増している気がしました。正直、登場人物みなあまりいい性格はしてない気がして、ちょっとしんどいと...

前作が日本のおとぎ話なら、今作は世界のおとぎ話。ある目的のために、赤ずきんが謎を解きながら旅をするというお話です。グリム童話とか、本当は残酷だと言いますが、こちらも一作目よりブラックさが増している気がしました。正直、登場人物みなあまりいい性格はしてない気がして、ちょっとしんどいところもありましたが、話の進め方はすごいな、と。

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2022/03/02

まぁ多分いつかは読むんだろうなぁ...程度の意識でこの作品を楽しむのは未来の私に託していたのだが、ひょんなことから現世の我が本棚の一員に。 赤ずきんの小旅行道中に出会う御伽の方々、現れる死体、コナン化する赤ずきん。そんな赤ずきん、一体何処に何をしに向かっているのだろう。まさか職...

まぁ多分いつかは読むんだろうなぁ...程度の意識でこの作品を楽しむのは未来の私に託していたのだが、ひょんなことから現世の我が本棚の一員に。 赤ずきんの小旅行道中に出会う御伽の方々、現れる死体、コナン化する赤ずきん。そんな赤ずきん、一体何処に何をしに向かっているのだろう。まさか職業「流浪の探偵」な訳がないでしょうに。 おとぎ話やグリム童話のニュアンスに幾度となく釣られてきたが、やはり今回も期待を超える展開は望めなかった。傲慢 狂愛 打算 復讐 etc... 本当は怖いグリム童話〜系統でお馴染みとなり最早新鮮味の無いブラック要素。ミステリとは言うものの本格的に推理するのが馬鹿らしく思えるトリック....は、ファンタジー故致し方無いのだろうが。 赤ずきんの行動と目的がイコールで繋がらない彼女のみぞ知る謎の定義が解明されない居心地の悪さが腑に落ちない。嘘つきは他人の嘘を許せないという理不尽さを表現したということ...なのだろうか。 ファンタジーにはあって欲しい世界感の土台作りが0だったので人物達の特性、頭脳レベルがあまりにも都合が良すぎてどうも釈然としない。300ページで収めるには短すぎる。そして表紙のせいでどうしても赤ずきんを美少女に変換する事が出来ない。 雰囲気が面白い...に尽きてしまうのか。 スマブラしかりジャンプフォースしかり 「コラボ」って魅力的なんですよね。 アーティストしかり芸人しかり 「夢の共演」って意外とスベるんですよね。 エンタメととして楽しんでいただきたい一冊です。

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2021/02/15

まったくもう、失礼しちゃうわ 15歳の赤ずきんちゃんは「お届け物」の最中です。そんな中、シンデレラに会ったり眠り姫に会ったりします。 牧歌的な雰囲気の中、風が急変します。

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2021/02/07

童話とミステリーの組み合わせに惹かれて読み始めた本だった。 話をよく知っている童話だからこそ、どのキャラクターがどこで事件を起こし、関わっているのかを想像しながら読めてそこが1番の面白いところだった。 最初かはら最後まで繋がっていないようで繋がっていて、赤ずきんが旅する意外な理由...

童話とミステリーの組み合わせに惹かれて読み始めた本だった。 話をよく知っている童話だからこそ、どのキャラクターがどこで事件を起こし、関わっているのかを想像しながら読めてそこが1番の面白いところだった。 最初かはら最後まで繋がっていないようで繋がっていて、赤ずきんが旅する意外な理由も分かって楽しかった。 ただ、普段ミステリーを読まないからか、新鮮は新鮮であったけど、どこかわたしに合わない感じがした。

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2021/01/27

グリムやアンデルセンの童話をモチーフにしたミステリ短編集。赤ずきんが旅の途中でシンデレラやヘンデルとグレーテルなどに出会い、そこで起こる事件を解決してゆく。「あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの?」という決め台詞がいい感じである。 それぞれストーリーはかなりブラックで、童...

グリムやアンデルセンの童話をモチーフにしたミステリ短編集。赤ずきんが旅の途中でシンデレラやヘンデルとグレーテルなどに出会い、そこで起こる事件を解決してゆく。「あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの?」という決め台詞がいい感じである。 それぞれストーリーはかなりブラックで、童話モチーフといってもほのぼの感はない。最終章「少女よ、野望のマッチを灯せ」で赤ずきんの旅の目的が明らかになるが、マッチ売りの少女のキャラクター、マッチの使い方など素晴らしい。 日本の昔話編もあるようなので、そちらも読んでみたい。

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2021/01/25

15歳の赤ずきんちゃん、なかなかの切れ物! 「ヘンデルとグレーテル」編が1番印象に残ったというか、兄妹の歪みに心が痛んだ。

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2021/01/25

誰もが知っている赤ずきんちゃん。お菓子とワインの入ったバスケットを持って森の中をてくてくと…でもその行き先はおばあさんの家ではないのです。 行く先々で出会う、シンデレラやヘンゼルとグレーテルといった昔話のキャラクターたち。 彼らの事件に巻き込まれる赤ずきんは、鋭い観察眼を生かし次...

誰もが知っている赤ずきんちゃん。お菓子とワインの入ったバスケットを持って森の中をてくてくと…でもその行き先はおばあさんの家ではないのです。 行く先々で出会う、シンデレラやヘンゼルとグレーテルといった昔話のキャラクターたち。 彼らの事件に巻き込まれる赤ずきんは、鋭い観察眼を生かし次々と謎を解きながら、ひたすら目的地へと進んでいくのです。 プロットがとにかくおもしろいし、一つ一つの事件、推理もちゃんと成立しています。 赤ずきんの旅の目的も意外性があって、とにかく最後まで飽きずに読めました。 こういう形式、好きです。

Posted byブクログ