サクッとわかる ビジネス教養 地政学 オールカラー の商品レビュー
本を緻密に読むのが苦手なので、ぼんやりした感想ですが。 地政学とは、地理的な条件を基に国家同士のふるまいを研究することらしい。そしてそのふるまいは、利益、名誉、恐怖など人間と同じような本能が関わっているとか。 2022年現在、ロシアとウクライナ、中国と台湾の関係が不穏、というか...
本を緻密に読むのが苦手なので、ぼんやりした感想ですが。 地政学とは、地理的な条件を基に国家同士のふるまいを研究することらしい。そしてそのふるまいは、利益、名誉、恐怖など人間と同じような本能が関わっているとか。 2022年現在、ロシアとウクライナ、中国と台湾の関係が不穏、というか既に衝突しているが、この両大国も恐怖に駆られているのだなと腑に落ちた。 チョークポイント、ハートランドとリムランド、ランドパワーとシーパワー、バッフアゾーンなど国際情勢を見る上で役立ちそうな地政学の基本概念を知ることができたのは収穫だった。 地政学的な道具立てで今後を考えてみると、 ①地理的な優位性からインドが台頭する。 ②中国の海洋進出、そしてその頓挫(これは自分の希望を含む)。 ③北方領土返還は難しいだろうなあ。 といったところ。
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地政学について解説した一冊。 図解でランドパワーとシーパワーのせめぎあいの歴史だということが、とてもわかりやすく解説されてた。 そして日本が今後、アメリカベースのシーパワーの中でどう対峙していくかということがよくわかった。
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ランドパワー、シーパワーという概念からはじめて知りました。 アメリカや中国、ロシア、中東などの国々が、なぜ連日ニュースに登場するのか、その時のニュースでの点的視点だけではなく、関連する他の国々やそれぞれの歴史といった空間、時間の両軸から理解することが大切なんだと思いました。 イギ...
ランドパワー、シーパワーという概念からはじめて知りました。 アメリカや中国、ロシア、中東などの国々が、なぜ連日ニュースに登場するのか、その時のニュースでの点的視点だけではなく、関連する他の国々やそれぞれの歴史といった空間、時間の両軸から理解することが大切なんだと思いました。 イギリスのEU離脱やフランスのテロなどについても、説明がとてもわかりやすかったです。 さまざまな国が、ローカルな幸せを求める結果、各地で紛争が起こっていることはわかったのですが、ローカルな幸せの中には私には理解できないものもあり、また、あとがきに、全世界が平和になることは難しそうとの記述もあって、読後感は少しやるせないものでした。
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地政学を知れば、世界の今がみえてくる! 僕は今まで地政学という分野を学んでこなかった。 というより、そんな学問があることを初めて知ったぐらいだ。 この本は、そんな僕でも興味を持って読み進めることができた。 漫画のようなビジュアルがあり、理解が進みやすい点と、誰しもが気になる疑...
地政学を知れば、世界の今がみえてくる! 僕は今まで地政学という分野を学んでこなかった。 というより、そんな学問があることを初めて知ったぐらいだ。 この本は、そんな僕でも興味を持って読み進めることができた。 漫画のようなビジュアルがあり、理解が進みやすい点と、誰しもが気になる疑問点に答えていくQ&A方式になっていることが大きいと感じた。 それにしても地政学は、聞いたことないワードばかりだ。 ランドパワー、シーパワー、ハートランド、リムランドって何の事だという感じだったが不思議と分かるようになる。 今まで読んでなかったジャンルだったが新しい発見ができて嬉しかった。 ○北方領土が返還されないワケは、ロシアにとって利用価値がありすぎだから。(返還すれば米軍基地ができてしまう可能性もある) ○沖縄米軍基地は、アメリカにとって重要地点(ICBMを配置すれば、主要都市が射程範囲内に収まる) ○アメリカが本当にすごいのは、海軍の力。 海運を思いのままにできている。 ○日本の北朝鮮ミサイルに対する意識の低さは異常。 アメリカなら攻撃しているレベルの危機。 ○アメリカは石油生産量が輸入量を上回った。 ○ロシアの進出を防ぐのに、トルコとポーランド、ギリシャは重要。 ○ロシアは国境を接する国数世界一。(14ヵ国) 攻められるリスク高い。なのに経済力は低い。 ○中国は、軍事費より治安維持費が多い珍しい国。(50以上の民族がいることが原因か) ○インドは、2030年までに世界一の人口になる。 平均年齢も27歳と若い。
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そもそも地政学とは何かも知らずに読んでみた。 結果、なぜ世界各地で対立が起きるのかが、なんとなくだけどわかった。 今後、ニュースを見たときの理解度が深まりそう。
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内容もコンパクトで初学者に最適。(本間) 地政学の全体像をわかりやすく学ぶことができる本。(E.N)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今までずっと興味はあったものの取り掛かりがなかった地政学。かなりピッタリな本。 「多くの日本人が思うより、国際政治での国家の振る舞いは冷酷で残酷」 【用語・知識】 バランスオブパワー チョークポイント ランドパワーとシーパワー ハートランドとリムランド 日本は海に囲まれているから安全というのは、知識としては知っていても、感覚としてまでは掴めていなかったと実感。 日本が防衛だけでなく、安全に貿易するためにもアメリカに非常に依存している。 中国の野望は、漢民族が世界の中心だという中華思想が根底にあるために推し進められる。 ロシアは、未だにソ連のときの領土は自分たちの土地だとする意識が根底にある。 また、常に陸続きのヨーロッパ列強と戦ってきた歴史があり、恐怖がある。 周辺国をバッファーゾーンとするのは、この二つが主な理由である。 中東がゴチャゴチャしているのは、欧米ロシア中国による利権によるところが大きい。 帯特典ウクライナについて https://www.shin-sei.co.jp/geopolitics/geopolitics.pdf
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感想 現代のニュースを一つ深い段階まで理解する第一歩。さらに知識を深めるために、高校時代の地理と世界史の教科書を引っ張り出してめくろうと思う。
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とにかく、ビジュアル的にパッと分かりやすかった。小難しい本を意気込んで読もうとして挫折してしまうことも多い私が、サクッと読み切れた。現在の政治情勢や今後について、なんとなく理解できたし、選挙でどこに投票しようかと考えたりする際にも助けになった。
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「紛争でしたら八田まで」を読んで地政学という考えに初めて触れて、興味を持ったので、まずはこれを。(漫画の中のコラムでも入門書として薦められている) 基本的に1つのテーマに対して4P構成で、イラストや図も多く、初心者にはとても分かりやすかった! 北方領土や尖閣諸島、米軍基地、米中...
「紛争でしたら八田まで」を読んで地政学という考えに初めて触れて、興味を持ったので、まずはこれを。(漫画の中のコラムでも入門書として薦められている) 基本的に1つのテーマに対して4P構成で、イラストや図も多く、初心者にはとても分かりやすかった! 北方領土や尖閣諸島、米軍基地、米中露の関係、中東問題などなどの国際情勢について、理解を深めることができたし、これからはニュースなども地政学の視点を意識して取り入れたい。 筆者の「地政学とは国際政治を冷酷に見る視点やアプローチ」という考えに、なるほど!と思った。 新たな視点を持てることは面白い!
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