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Red の商品レビュー

3.6

247件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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  5. 1つ

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2020/03/05

「幸せ」とは何か。 周りから見て幸せそうでも実際はそうとも限らない。 何気ない言葉で無意識に妻を傷つける夫、専業主婦、義両親との同居の肩身の狭さ、異性が入り込むことで危うくなる女の友人関係など、女性の生活をリアルに描いた作品。 賛否はあるが、10代、20代、満たされている女性、...

「幸せ」とは何か。 周りから見て幸せそうでも実際はそうとも限らない。 何気ない言葉で無意識に妻を傷つける夫、専業主婦、義両親との同居の肩身の狭さ、異性が入り込むことで危うくなる女の友人関係など、女性の生活をリアルに描いた作品。 賛否はあるが、10代、20代、満たされている女性、主人公の夫のような男性にはこの作品の意味を理解するのは難しいかもしれない。 それでも、多くの男性にこの作品の妻のような女性がたくさんいることを知ってほしい。そして、自分の妻であると同時に一人の女性であることを忘れずに、女性として扱い、愛情を注ぎ、安心を与えられる存在になってくれることを願う。 最後に、 家庭円満のために、次のようなことを心がける必要があると思う。 ①お互い、本音で話し合える環境を作る。 ②妻の自己肯定感を満たすために男性も(もちろん妻も)努力する。

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2020/03/04

夫の両親と同居する塔子。 かわいい娘がいて、義父母とも仲良く過ごす日常だったが、かつての恋人との再会が、その日常に小さな細波を立ててゆく。

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2020/03/02

塔子さんの、家の中で息が詰まりそうな感じが、ヒリヒリと伝わってきた。家庭に、家族に、非のうちどころがなければないほど、追い詰められる。 どうしても仕事をする子育て中の母親にはハンデがあるのが、どうにか変わっていかないものかと願わずにはいられない。 映画の結末が気になる。

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2020/02/26

映画公開に合わせてあわてて読んだ。はっきり言って官能小説であったが、主人公塔子が不倫相手と別れ結婚し子供ももうけたが、かつての不倫相手鞍田と再会し再び官能に溺れてしまう。さらに夫と両親との同居と女性の仕事への不理解にとうとう切れてしまう。しかし鞍田の不治の病のため再婚には至らず、...

映画公開に合わせてあわてて読んだ。はっきり言って官能小説であったが、主人公塔子が不倫相手と別れ結婚し子供ももうけたが、かつての不倫相手鞍田と再会し再び官能に溺れてしまう。さらに夫と両親との同居と女性の仕事への不理解にとうとう切れてしまう。しかし鞍田の不治の病のため再婚には至らず、子供と童貞のような夫と元の鞘に戻った感じ。愛というのは一瞬のことなのか女性の性と仕事と家庭の問題が提起されているが、仕事については自分が起業するか趣味を仕事にしているか以外はそれほど生きがいにするのにはちょっと疑問。映画は駄作だったので見ないほうがいいよ。

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2020/02/26

原作ではなく映画館で観ました. 塔子(夏帆)と鞍田(妻夫木)というメインキャストの演技によって,結婚と愛と人生をめぐるどうにもならなさに対峙したとき,ひとはどう折り合いをつけるのか.折り合いがつけば幸せなのか.大げさに言えば見る人間の価値観や人生観が問われざるを得ない映画なので...

原作ではなく映画館で観ました. 塔子(夏帆)と鞍田(妻夫木)というメインキャストの演技によって,結婚と愛と人生をめぐるどうにもならなさに対峙したとき,ひとはどう折り合いをつけるのか.折り合いがつけば幸せなのか.大げさに言えば見る人間の価値観や人生観が問われざるを得ない映画なのでご自分で観て感じてくださいませ. て,柄本佑演じる三の線の男.まず目つきがずっとおかしい.そして人間との絶妙な距離の測り方.動体視力のよさ.俳優というよりボクサーのそれ.

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2020/02/24

主人公の塔子が何が不満で不倫へと走らせてしまったと 思いながら読んでいましたが、こうゆうタイプはもしかしたら とことん堕ちるとことまで堕ちるのかと思いきや、 かつて恋人だった彼とはそこまでの勢いがあるわけでもなく、 ただ夫のことが嫌いになってしまっただけなのかと思いました。 同じ...

主人公の塔子が何が不満で不倫へと走らせてしまったと 思いながら読んでいましたが、こうゆうタイプはもしかしたら とことん堕ちるとことまで堕ちるのかと思いきや、 かつて恋人だった彼とはそこまでの勢いがあるわけでもなく、 ただ夫のことが嫌いになってしまっただけなのかと思いました。 同じ女性としても可愛い娘もいて、イケメンの夫がいて、 姑ともそこそこ仲が良いとなれば 何が不満なのかと思ってしまいますが、 かつての恋人に再会したことから奥さんでもなく、 嫁でもなく、お母さんでもない ただ一人の女として本来の自分自身を見出したことができ、 今まで包まれていたものが全部剥がれて落ちたのかと思いました。 それまで少しは不満に思っていた夫に対しても 仕事を再開したことで社会復帰したことや 彼に出会ったことなどで外部からの刺激も受けて 益々夫のいかにも保守的な考え方が マザコン、家庭内モラトリアムなどの嫌なものになって きたのかと思います。 不倫はいけないものだと頭では分かっていても、 こんな風に家庭内で自分の居場所がなかったら 居心地の良い場所や人を探してしまうというのは 弱い人だったらそうなっても仕方がないなとも思えてしまいます。 けれどエピローグを読むと子供からしてみれば、 やはり年齢に関係なく親の事はしっかりと見ているので 不倫は良いものではないと思います。 けれどまたこの子供も結婚をして同じ境遇になったとしたら 母親のことも理解できる状況になったら 本当に分かり合えるのかとも思います。 塔子のような思いをしながら生きている人というのは 割といるかと思います。 けれどそれをどうにかして心と頭でコントロールしながら 自分らしく生きていくのかかが難しく、 不倫になったり、離婚したりと家族や夫婦の形が 異ってくるのかと思います。 これからは家族の形、夫婦の形も今までとは少しずつ 変わってくると思うので自分らしく居られる場所を 作るのが一人の人間らしく生きられるのかなと思いました。 ファーストラヴを読んだ時にはこんなに印象的で 刺激的な表現が描かれていなかった印象だったので、 こんなにも島本さんの作風が変わるなんて思いもしませんでした。 表紙の写真や帯で衝撃の映画化と書かれていたので、 どれだけ泥沼化していくのかと思いましたが、 それ程でもなくて少し拍子抜けしましたが、 主人公が自分らしく生まれて変わることができたことが 良かったかと思いました。

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2020/11/17
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不倫の話です。 主人公の塔子は周りから見れば幸せな家庭だけど、昔の恋人との再会によって抑え込んでいた不満に気づきます。 この主人公に微塵も感情移入できませんでした。 家庭内の旦那との考え方の違いや、気持ちのすれ違いはリアルだけど、他はどうにも現実的な感じがない。 世間体や理想の母親像に縛られすぎているくせに、流されやすく、欲望に弱くすぐ男を受け入れてしまう。主人公に魅力がなければ、その相手にも魅力を感じません。鞍田はどういう関係を求めていたのか?小鷹は何がしたかったのか? 官能的な表現も薄っぺらく、鞍田の抱えていた秘密も物語の展開を陳腐にしています。 いつ面白くなるのかなぁと読み続け、最後まで面白くなりませんでした。映画化もされ話題だったので期待してしまったせいかもしれません。残念感がすごいです。

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2020/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん…微妙。 主婦が不倫に陥るというテーマは、 最近ありふれていますが… 否定するわけでもなく、 どちらかというとそこは自分の人生だから、 自分が幸せなのが一番と思う派です。 そこに至る背景に共感できるかと言うと、 ちょっと感情移入できなくて、 なんとなくドラマを見るような感じで読みました。 表紙から想像はつきますが、 性描写がなかなかリアルです(笑) 結局そっちを選んだのねーというのは、 個人的にはスッキリしない感じもあり、 モヤモヤしたので星二つ。 

Posted byブクログ

2020/02/21

映画公開の告知番組をテレビで見た後、長距離列車の移動時に読むために買ってみた。初めて読む島本理生作品。ヒロインを演じる夏帆の顔をちょいちょい思い浮かべてしまった。

Posted byブクログ

2020/02/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

島本さんの作品は初めて。 主人公塔子の置かれている環境に共感しえる人は、のめり込みあっという間に読み終えてしまうだろう。 ただ、この作品は読み手側の立場によって色々な受け取り方があると思う。 女は結婚して子を持つと、妻 嫁 母 の顔を持つこととなり、いつしか自分が何者か分からなくなっていく。 自分のために時間を使うことを忘れ、使い方すら忘れていく。 そんな女を1人の女性として扱ってくれる場所、人、が必要 男はそれを聞いて遊んでいるとか 勝手だと言う。 男と女は分かり合えない生き物だ。 そこを分かり合うために必要なのが会話だ。 とても余韻のあるせつない作品だった。 最後にネタバレになってしまうが 塔子と鞍田が結ばれていたらどうなっただろうと 結末の違うストーリーも読んでみたい。

Posted byブクログ