Red の商品レビュー
専業主婦の塔子は、2歳の愛娘と優しい夫、理解のある義父母と同居生活を送っている。 かつてアルバイトをしていた時代に不倫関係をもった鞍田との出会いから、生活が一変する話。 性描写が結構リアルだったが、それ以上に夫婦間や嫁姑間の描写が非常に繊細に描かれていました。
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ナラタージュを読んだので、島本理生さんの新刊本をと手に取りました。女性の気持ちがわからない夫への不満が物語の根底に流れています…多分世の中の女性から多くの共感を得るのではないでしょうか。でも主人公の行動もそれはないんではない?と男性側からは思います。不倫小説、読んでどう感じるかは...
ナラタージュを読んだので、島本理生さんの新刊本をと手に取りました。女性の気持ちがわからない夫への不満が物語の根底に流れています…多分世の中の女性から多くの共感を得るのではないでしょうか。でも主人公の行動もそれはないんではない?と男性側からは思います。不倫小説、読んでどう感じるかはその人次第!
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子持ちの主婦が昔の恋人に再会した話。 この旦那でこの暮らしだったら嫌だな。 だからといって不倫がいいとは言わないけども。
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官能的な部分もちょっぴりあり、大人のための恋のお話というところか。 一人の女性で、母であり妻であり主婦でもあり。 仕事も持ちながら夫の実家で暮らし、彼女の気持ちを理解してくれないイマイチな夫には不満が常にある。そんな状態の彼女の周りには気になる男性もいるわけで。 まあ自然な流れでいろいろと気持ちが動く。夫かもっとしっかりしていれば良いわけだけれど。どこにでもありそうな一人の女性のお話かな。
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読了。飛ばし読みであるが、最後まで読んだ。官能箇所はしっかり読んだ。妻が不倫する話である。2,3ヶ月前に、見つけたが、購入する気まで起きなかった。今回、また平積みされていた。今回は購入できた。不倫した女性の主人公の視点のまま、読み進めていけた。その女性の気持ちになれて良かった。
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夫の両親と同居する主人公が昔の不倫相手と再会し、女性として扱われる喜びを感じる物語。 夫も姑も世間的にはいい人。でも、無自覚な悪意で妻を傷つけてくる。たしかにそこらへんにありそうな話だ。でも男にとってはかなり身につまされた話になっている。 最後、2人がどうなったのかを語るエピローグがとてもよかった。自分が女性経験のないことを認め夫・父としての地位を維持した男、母の不倫相手を本能的に拒否した娘、そして女性ではなく母であることを重視した妻。 納得いくわけではないが、それでいい。恋愛なんてそんなもの。ましてや結婚している女性の恋愛ならなおさら。でも、大人が読む恋愛小説として人にオススメしたくなる。
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私は妻も子どももいる"夫"なんですが、えぐるような、突き刺してくるような、息ができなくなるような小説だった。 とりようによっては"官能小説"で、性描写はなかなかエグい。男として当たり前にやっている行為を女性目線で描かれるとなかなかきつい。愛のある行為と惰性でやる行為の落差が残酷だった。 「ブルー・バレンタイン」という映画で、愛が冷めた状態でのセックスのエグ〜い描写があるんだけど、映像よりもさらにきつい。妻をこういう気持ちにさせないようにしなくちゃな、と考えさせられる。 主人公や主人公が愛する人たちよりもむしろ、脇役の、主人公を"壊す"人たちのリアリティーがすごい小説だった。とくに夫。 正直、「浮気してる」「借金がある」「暴力を振るう」「ギャンブルをする」というような客観的にみて悪い人間と結婚するほうがまだ楽なんじゃないかと思えるほど、"他人からは魅力的に見える"という地獄は苦しい。 私も、結婚して子ども二人いて、家も買って、という客観的にみたら"幸せ"を絵に書いたような人生をおくっていると思いつつ、ふいになんだか焦燥感のような絶望感のような気持ちにとらわれる瞬間が無いこともない。 愚痴ったところで、それは「贅沢な悩み」なんだから誰にも言えないものだったりもするわけだ。 そんな"瞬間"が日常化した主人公の暮らしは、とんでもない地獄。 でも、私はやはり男で、このポンコツな夫側の視点に立ってしまう自分もいて。主人公に完全に共感できないことが、申し訳ないというか…。かわいそうだし理解できるんだけど、やっぱりムカついてしまうと言うか…。 そんな自分の罪悪感にも悩まされてしまった。 そんな苦しい小説の中で、最後の最後、ポンコツ夫の手紙がなんだかグッと来た。 結婚して家族になったとは言え、最初は恋人同士だったわけで。その時に張った見栄とか、引いた線とか。結婚した今でもそのカスは残っているのかもしれない。そんな風に強がってしまった自分と向き合うって、結婚を継続していくうえではすごく大事なことなのかもしれない。 このポンコツ夫のようにそれを奥さんに言っちゃうのが最善かはわからないけど、「自分はこの人と恋人になりたくてカッコつけたんだった」ということを思い出すということは、やらなきゃいけないことかもしれないな。 と、そんなことを考えさせられた。
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ぐいぐい惹き込まれて読んだけど、主人公の息苦しさみたいなものが伝染して、なんだか生々しくて、読むのにパワーが要る。 女性の生き方について考えてしまうけど、それ以上に、人は皆さみしいものなのかな、と思う。
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不倫は辛そうだ。子供がいたら尚更。 終わる時が特に辛そうだ。 私は結婚して7年経ちますが、夫以外に、本当に好きな人が出来てしまったらどうしよう。と何回も考えた事があります。 好きになって関係を持つまでは躊躇なく進みそうですが、その後が本当に面倒くさそう。 そして最近強く思うこ...
不倫は辛そうだ。子供がいたら尚更。 終わる時が特に辛そうだ。 私は結婚して7年経ちますが、夫以外に、本当に好きな人が出来てしまったらどうしよう。と何回も考えた事があります。 好きになって関係を持つまでは躊躇なく進みそうですが、その後が本当に面倒くさそう。 そして最近強く思うこと。 うちの夫はめちゃくちゃいいヤツだ。 本書を読みながら、主人公の旦那みたいな人だったら、私はもって5日くらいだろうなぁと、夫の有り難みを噛み締めました。 でもやはり、本当に好きだと思える人と出会ってしまったら、私はアッサリとその人の所へ行ってしまう気がする。
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