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Red の商品レビュー

3.6

247件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  5. 1つ

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2020/04/26

夫以外の人に揺れてしまう気持ちは、わかる。ひとりの女性として、大切にされれば自信もつくし、なびいてしまうし。 ただ塔子の場合は、言い寄られれば断らないし、むしろ自分からも思わせぶりな態度をとっている。家庭がある割に、奔放すぎる。 そこが違和感というか、少しぶっ飛んでいる感じがし...

夫以外の人に揺れてしまう気持ちは、わかる。ひとりの女性として、大切にされれば自信もつくし、なびいてしまうし。 ただ塔子の場合は、言い寄られれば断らないし、むしろ自分からも思わせぶりな態度をとっている。家庭がある割に、奔放すぎる。 そこが違和感というか、少しぶっ飛んでいる感じがして入り込めなかった。

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2020/04/22

夫の両親と同居する(しかも夫はマザコン)ということは、幸せにはなれないんだな、ということなんだろうか。 不倫相手との逢瀬が濃密なのに、二人とも突然他人行儀になったりして、結局主人公の女性はどうしたかったのか、よくわからないまま終わってしまった。

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2020/04/15
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年齢的に塔子側ではなく 姑側だった 笑 夫が、会社員としてはそれなりだが、よくある子供っぽい考えのまま大人になった正確の男。 女性の庇護なしには生きていかれないタイプ。 鞍田さんも 結婚生活はきっとうまくいなかい相手なんだろうが惹かれるのはこういう相手。

Posted byブクログ

2020/04/10

不倫の話。夫に不倫がバレそうになったとき、ハラハラしながら読み進めました。 官能的な描写が多く、思わず恥ずかしくなってしまいました… 『RED』が島本理生さんの小説で、初めて読んだ本だったので、官能小説以外のものも読んでみたい!と思い、『アンダスタンド・メイビー』を購入しました。

Posted byブクログ

2020/04/08

いろいろ勉強にはなったが面白くはない。昼顔のが面白い。映像でどれだけきれいなものにできるか。期待したい。

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2020/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

良くも悪くも人間の本能、理性、弱さ、強さ、危うさを描き切った作品。 本をめくる手が止まらなく、半日も経たないうちに読み終えてしまった。登場人物の生い立ちや感情、人間性などにじっくりとフォーカスを当てていて、物語に充分入り込めたからだと思う。 作者自身が不倫経験豊富なのではないかと思うほどのリアリティ溢れる巧みな表現。不倫なんて駄目だと分かっていても、塔子の気持ちに寄り添うと頭ごなしに駄目!とは言えなくなってしまう。不倫する人たちも皆こんな気持ちから始まるのだろうか、なーんて思ってしまった。 仕事でもう一度活躍したい、気持ちをわかってくれない夫、姑との同居、セックスレス、、 本当に簡単には解消できないデリケートな問題ばかりだが、誰にでも起こりうる問題でもあるなぁと感じた。 塔子と鞍田の行為のシーンもものすごく官能的で、「母」としてじゃなくて、「人妻」「女」として扱われることへの悦びがひしひしと伝わってきた。 外側から侵入されることで、内側に秘めていた本音や、本当の自己が見え隠れするようになり、人間の本能と理性のジレンマを感じた。 結局、「結婚」「男女」「セックス」「愛」とはなんなのだろうと考えさせられた。今は一人しか見えていなくても、移り気なんかしないとと思ってても、仮に衝動的にときめく相手に出逢ってしまったら?そのとき自分は結婚していたら?どうするのだろう。塔子のように思い悩んでいて、誰にも言えなくて、昔いい関係だった知的で大人で魅力的な男性に出逢ってしまったら、、流されてしまいそうな自分も確かに、いる。

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2020/04/05

周りから見れば幸せな家族の妻、塔子が不倫に嵌っていく話し。 男性側でなく、女性側の胸の内が繊細に描かれている。 性的な表現がかなり刺激的。 終盤までドキドキしながら読めた。 何故か最後は清々しかった。

Posted byブクログ

2020/04/20

可愛い娘と、よい旦那がいながら、ほかの男と浮気する悪い嫁の話…。 だけど、女の私から読むと、旦那に腹が立って仕方なかった。 妻が家事、育児をするのが当たり前。 妻を下に見たような発言をする。 など、いくら高給取りでも、絶対結婚したくない。 結婚前に一度読んでおいてよかったなと...

可愛い娘と、よい旦那がいながら、ほかの男と浮気する悪い嫁の話…。 だけど、女の私から読むと、旦那に腹が立って仕方なかった。 妻が家事、育児をするのが当たり前。 妻を下に見たような発言をする。 など、いくら高給取りでも、絶対結婚したくない。 結婚前に一度読んでおいてよかったなと思う。 結婚する前に、お互いの価値観はしっかり確認しておかないといけないとしみじみと感じた。 題材の不倫とはあんまり関係ないけど。 あと、めちゃくちゃエロかった。

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2020/04/03

「ずっと自分のままでいるなんて、とてもそんな緊張感に耐えられない。私を、私に還さないで。」 「愛とは見返りをもとめないこと。純粋に与える愛こそ美しい。そんな文句は、あくまで国の象徴のように生かしながら、その実、結局は『愛する』だけじゃだめで、『愛され』なきゃ意味がない、と堂々と...

「ずっと自分のままでいるなんて、とてもそんな緊張感に耐えられない。私を、私に還さないで。」 「愛とは見返りをもとめないこと。純粋に与える愛こそ美しい。そんな文句は、あくまで国の象徴のように生かしながら、その実、結局は『愛する』だけじゃだめで、『愛され』なきゃ意味がない、と堂々と主張している」 「どんなに高尚な本を読んだり複雑なシステムについて学んでも、1番身近なコンビニの棚は、愛されだのモテだの婚活だの不妊治療だのの文字で埋め尽くされていて、仕事の悩み特集は大半が白黒ページで、外見も所作も内面もすべて美しくなってモテたり結婚したりするためのカラーページの影なのだ」 これーーーーー!!!! よく言った、島本理生という感じだった。全女性が知らず知らずのうちにかけられている「女は愛嬌」ならぬ「女は愛されなければいけない、モテなければいけない」という呪い。 それに、答えを出してくれたのは主人公の同僚だった。 「そんなにずっと安定して好かれて安心できないと愛とか呼べないもん?セックスだって会話だって、長くいりゃあ、かならずいつか飽きるし。人生でほんの一瞬でも本気になれたら、十分じゃないの」 「彼が私を愛していないということにこだわるのは、私自身が愛とはなにか分からないからだと」 “一瞬でも本気になれたら十分なんじゃないの”って。気持ちが離れていくことに臆病になって、ずっと愛されていなければいけないような気がしてくるけど、それでいいんだよなぁって。 不安になるのは愛を掴めていないからなんだよなぁって。 この作品はパッと見、不倫小説に見えるけど、主人公が不確かに感じていた”愛”を定義しなおしていく物語なのだ。誰とくっつくとかそういうことが議題ではなく、それを見つけられたら十分。Redって「一瞬」だけ燃えて消えていく炎のことなのかもしれない。

Posted byブクログ

2020/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに面白くて一気読み。 塔子の弱さも多分にあるとは思うけど、好きになるのは理屈ではないんだよね。 旦那さんの不理解や同居など理由付けはたくさんあったけど、きっとそれだけではない何かがあったんだと思う。 様々なしがらみがあって、すぐには結ばれることはなかったけれど、翠ちゃんが成長して自立したときにまだ思い合っていたならば…一緒に過ごせたらいいのに。 それにしても、そんな出来た旦那さんがずっと1人だったのも不思議だけど。 映画も観たいな。

Posted byブクログ