Red の商品レビュー
ああ結婚てなんなんだろうか、幸せとはなんなのか、、、塔子が最後に抜け出せてよかった、エピローグは悲しかったけど、それくらいじゃないと釣り合い取れない。
Posted by
グズグズウジウジした女の人って苦手だなぁって思うけどその分優しいんだろうなって本筋と関係無いことを思った。それにしても流され過ぎ…
Posted by
塔子のフラフラした性格と、周りの人の悪者過ぎずその人なりの善(?)に少し焦れったさを感じました。 エピローグが切なかった…本当に切ない。
Posted by
小さい頃から家庭に何かしらの複雑な事情のある女性には必ず響く本だと思う。 ファーストラヴから入ったけど、島本理生さんの本は全部そうなのかも。 「理想の」良い家庭に固執してて、小さい頃から本当の自分を抑圧して自分のこと蔑ろに生きてきて、でも本当はこうありたいんだって爆発する… そ...
小さい頃から家庭に何かしらの複雑な事情のある女性には必ず響く本だと思う。 ファーストラヴから入ったけど、島本理生さんの本は全部そうなのかも。 「理想の」良い家庭に固執してて、小さい頃から本当の自分を抑圧して自分のこと蔑ろに生きてきて、でも本当はこうありたいんだって爆発する… そんな感じが分かりまくって刺さる! そしてファーストラヴもだったけど 出てくる男の人がかっこよすぎる! 独身だけど不倫してみたくなりました!
Posted by
不倫の小説。出てくる人出てくる人皆ハイソであることや、主人公にイライラもしたんですが、主人公の不倫相手の台詞が芝居がかっていてすごく面白くて“奪い愛、冬”テイストで、なんだかんだ楽しく読めてしまった。
Posted by
ファーストラヴで島本理生さんを知り、こちらは2作目です。 ファーストラヴはミステリ要素のあるストーリーが好きでしたが、こちらは恋愛ものということであまりハマりませんでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
約一年前、映画が公開された時に当時の恋人と見て、正直カップルで見る作品じゃないな、、と感じた思い出。 は、ともかくとして女性ならではの苦しみに共感したので原作も買ってみた。途中まで読んで頓挫していたけど遂に読み終えた。 妻夫木くんがエロすぎる映画も好きだったけど、原作では映像では表現しきれない塔子の心情が詳しく書かれていて良かった。 夫の真君も、確かにこういう男性いるかも。。と思わせるリアリティー。 塔子も鞍田さんも孤独を埋め合うように関係を持っているけれど、結局はどこか壁があるというのも切ないけど現実的だなと思う。 「鞍田さんは、器用なわりにセックス以外では、ただ抱きしめたり頭を撫でたり、できない」 「そういうふうに、人とつながったことが、ないから。異性だけじゃなく、誰とも」 自分自身、人との付き合い方が不器用なので、男女の差はあれど鞍田さんに自分を重ねてしまう。 「人生でほんの一瞬でも本気になれたら、十分じゃないの。」 という小鷹さんの言葉も印象的。 人生で一回でもそういう経験をしてみたいな。 最後は映画に比べると救いがある感じでよかったな。勇気をもらえる。 冒頭にカップルには向かないと書いたけど、将来結婚するなら相手の男性には読んでおいてほしいという本音。笑
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジャンル的には官能小説にも括られるみたいで、確かに性的描写はすごく緻密で圧倒されたけれどそれ以上に深みのある恋愛小説だった。初めは流されるように塔子が鞍田や小鷹と浮気するのが理解できなかったけど、善良だけど鈍感な義両親と夫との生活、性的にも精神的にも家事育児でも与えられてばかりで与えようとしない夫、これらが塔子の中でストレスになっていたことが読み進めていくうちによく分かる。小鷹や鞍田も、ただの性欲の強い男たちかと思いきや、終盤は二人の人間性が丁寧に描かれていて、塔子が惹かれるのも頷ける。特に鞍田は、塔子を、というか誰のことも愛していないとか言いながら、病を背負いつつも塔子にそれを隠して尽くす姿勢がもはや愛そのもの。鞍田との最後のセックスのシーンは、これで最後にするつもり、というのは鞍田が別の女と結婚するのかな?と思いきや、癌が再発して再入院するということだったので騙された!と思った。エピローグでは、翠目線で後日談が描かれた後で再び塔子の語りにうつり、翠を思って鞍田とサヨナラしたことが明らかに。辛い決断だったと思うけど、でも塔子の夫もいろいろ悩み苦しんだことも手紙に書いてあったし、元の鞘に戻って良かったのでは。でも切ないなぁ、と最後は涙してしまった。 島本さんは非常に比喩の巧みな作家さんだなと思いました。文章がさりげなく詩的です。それでいて、エンタメ性のあるストーリーが書けるという。無敵ですね。 それでも、前半はちょっと退屈に感じてしまったし、いくら家庭に不満があったとはいえ流され流され不倫を繰り返していた塔子にそこまで共感できなかったので星4つにしました。
Posted by
衝撃的だった「ナラタージュ」とは全く違う読後のえぐられ方。 ほろ苦くも瑞々しい恋愛の描き方が好きで島本理生の本は学生作家だった頃から愛読してきたけど、ご本人も結婚・出産を経てまた新しい視点を得てからの作品であるということが感慨深い。 それだけに母であることを強いられる苦しさの描写...
衝撃的だった「ナラタージュ」とは全く違う読後のえぐられ方。 ほろ苦くも瑞々しい恋愛の描き方が好きで島本理生の本は学生作家だった頃から愛読してきたけど、ご本人も結婚・出産を経てまた新しい視点を得てからの作品であるということが感慨深い。 それだけに母であることを強いられる苦しさの描写が生々しすぎて、さすがに途中は読んでてしんどかった。 私の中ではこれが官能小説とは全く思えなかった。確かにそれぞれはなかなかにエグイ描写。だがそれすらほんのスパイスに過ぎないような、それ以上に作品全体を覆いつくす女性としての閉塞感が上回っていた。 終盤、あの子は結局自分が大事だったんだよね、みたいに義母にディスられてる台詞があったけど、 ああそうだよ、悪いか、そもそも男だったらそれが許されるのに何で女は…! みたいな怨念が噴出しそうだった。あぶないあぶない。
Posted by
寂しい、むなしい、ポッカリ空いてしまった心を埋めてくれるのは自分の事を理解して受け入れてくれてどんな姿の自分もさらけ出せる人……。 男で空いた心を埋めてくれるのは男。 どの道を選択するかは自分次第。
Posted by