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幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない の商品レビュー

4.6

51件のお客様レビュー

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2025/09/22

良書でした。 子供の感情に振り回されたり、成功している人をうらやんだり、自分のダメな部分ばかり気になって落ち込んだり。そういう嫌な気持ちから抜け出したくて本書を手に取りました。 驚いたことに本書では「不安はなくならない」というではありませんか!ラジオを聞き流すように、不安をかき立...

良書でした。 子供の感情に振り回されたり、成功している人をうらやんだり、自分のダメな部分ばかり気になって落ち込んだり。そういう嫌な気持ちから抜け出したくて本書を手に取りました。 驚いたことに本書では「不安はなくならない」というではありませんか!ラジオを聞き流すように、不安をかき立てる自分の心の声を流れるがままにしておこう、と。確かに、子どもの話をよく聞き流してしまうけど、自分の心の声に対しても同じようにすればいいんだ。 どうしても無理なときは「…と私は思っている」と付け足すことで少し距離をおけるらしい。 他にも、今ココに集中する(マインドフルネス)など。 最後に、より良い人生を歩むために、自分の価値観に基づいて行動することの大切さを語っています。目標は達成したら終わりだけど、価値観は達成前後でも変わらない! あなたは家族により良い暮らしをさせたくて家が欲しいのね。じゃあ、家を買うまで家族を大切にできないの?そんなことないでしょ、と。 ここが一番刺さりました。

Posted byブクログ

2025/05/31

人生のバイブル。 長年患っているパニック障害にいいと聞いて知った本で、はじめタイトルからなにやらスピリチュアル的な内容かと思っていたけれど、実際の中身はまったく違った。 ・自分の中に浮かぶ思考、感情は自分の頭の中が生み出したストーリーであり、そうであることに気づくこと、それを客観...

人生のバイブル。 長年患っているパニック障害にいいと聞いて知った本で、はじめタイトルからなにやらスピリチュアル的な内容かと思っていたけれど、実際の中身はまったく違った。 ・自分の中に浮かぶ思考、感情は自分の頭の中が生み出したストーリーであり、そうであることに気づくこと、それを客観視すること ・自分の人生の舵取りとなる価値を見つけること この2つの大切さを深く学んだ。 タイトルは言い得て妙で、本書を読んだ後、幸福はあとからついてくる副産物だと、今は心から思う。 そしてそれを目的にしていてもそれに絡め取られてしまって、うまくいかないということも。 いろいろな雑音に振り回されず、自分の心の奥底にある価値にしたがって生きることが大切だと。 40歳を過ぎてからこの本に出会って、もっと早く出会いたかった、出会っていれば、と思うし、もう遅いのかもと悲観的になることも。でもそれも自分の頭が生み出した一つのストーリー。これからの人生を少しでも充実したものしたくて、ふとしたときに読み返して、エクササイズをして、そのたびにいろんな気づきがある。

Posted byブクログ

2025/05/07

「人間にとって、ネガティブな感情は避けられない。 それを無理に消すことよりも、“受け入れて前に進む”ことが、 本当の意味での幸福につながる。」と著者。 「常にポジティブでいることが幸福だ」と信じているが、それは非現実的でネガティブな感情や思考は、人間にとって自然なものであり、...

「人間にとって、ネガティブな感情は避けられない。 それを無理に消すことよりも、“受け入れて前に進む”ことが、 本当の意味での幸福につながる。」と著者。 「常にポジティブでいることが幸福だ」と信じているが、それは非現実的でネガティブな感情や思考は、人間にとって自然なものであり、排除しようとするほど苦しくなる。不快な感情や考えを無理に消そうとする「感情の回避」が、かえってストレスやうつ、不安を悪化させる。自分の内面と戦うのではなく、それを受け入れる(アクセプタンス)ことが重要。 思考との距離を取り、それはあくまで「頭の中の声」に過ぎないと気づく(脱フュージョン)等々、実践的なマインドフルネスを基にした心理療法の一つACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の考え方に基づいています。 現代人が陥りやすい“幸福のワナ”から抜け出す方法が分かりやすく解説されていて、誰でもすぐに取り入れられます!

Posted byブクログ

2025/04/18

ラス・ハリス先生の著書。アクセプタンス&コミットメントメント・セラピーの解説本。実際に精神疾患を抱える患者への効果が実証されているACT。このACTを事例も交えながら非常に分かり易く解説している。デフュージョン、エキスパンション、コネクト、オブザービングセルフなどの実践的...

ラス・ハリス先生の著書。アクセプタンス&コミットメントメント・セラピーの解説本。実際に精神疾患を抱える患者への効果が実証されているACT。このACTを事例も交えながら非常に分かり易く解説している。デフュージョン、エキスパンション、コネクト、オブザービングセルフなどの実践的で且つ効果的な方法を学ぶことができる。日常の捉え方が一変し、ひいては人生を一変させることができる可能性を秘めた一冊。再読確定。

Posted byブクログ

2025/02/19

ACTという心理療法の解説 マインドフルネスから生まれたというだけあって、メタ認識や身体感覚を大切にしている。 価値観や行動といった要素も加わっていて、より実践的な自己啓発な内容。 第33章に内容がまとめられているが、そこから読んで必要な章に戻って学習するのもよろしそう。

Posted byブクログ

2025/01/17

「自分の価値観に沿って行動しているか」という視点の発見は私にとってとても有意義だった。 これ系の本は、読んでも大体内容忘れるけど、この考えは読んでからずっと頭に残ってる。

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2024/12/21

本書はリファレンスとして使う。確認したい章を読む。 幸せになることが正ではない。その風潮に踊らされてる。今の自分をよく見よう。受け入れよう。地に足をつけて人生を歩もう。 それでも目標や理想をつかみたい。そんなとき思考がやってくる。 思考が来たら受け入れる(享受する、アクセプタ...

本書はリファレンスとして使う。確認したい章を読む。 幸せになることが正ではない。その風潮に踊らされてる。今の自分をよく見よう。受け入れよう。地に足をつけて人生を歩もう。 それでも目標や理想をつかみたい。そんなとき思考がやってくる。 思考が来たら受け入れる(享受する、アクセプタンス) もがくから苦しくなる。受け入れられたら楽になる。 練習が必要。作者もできない時がある。 思考が来てもやり過ごす。客観視する練習をする。 「自分には〇〇の記憶があるんだ。」と思う。 「あ、〇〇の物語がやってきたな。」と思う。 「今・ここ」に意識を集中すると、落ち着く。 まずは呼吸から。肺の空気を全部出して、自然に吸う。 全身をスキャンする。自分の体で起こっていることを確認する。気持ちが悪いところ、気分が楽になるところ。 立てた目標を見直す。 自分の価値(なりたい姿)に当てはめてみる。 1. 私の目標は〜だ。 2. 目標の源になっている価値は〜だ。 3. この目標を成し遂げるために私が積極的に受け入れる思考、感情、感覚、衝動は〜だ。 4. 自分自身に〜を思い起こさせるのは役に立つ。 5. 目標をいくつかの細かいステップに分けることができる。たとえば〜だ。 6. 最初に手がつけられるもっとも簡単な一歩は〜だ。 7. 最初のステップを踏み出す時間、曜日、日にちは〜だ。

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2024/10/08

効果を実感出来るテクニックが多くあった。定期的に読み直したい一冊。 「人生の成功は自分の価値に沿って生きること」という一文が心に残った。

Posted byブクログ

2024/07/01

 ACTを理解、実践するための本としてかなり優秀な書籍である。  わかってはいたが、結局のところ価値や目標を定め毎日やることを決めたら、先を謀らず後を慮らず今この瞬間に生きることが大切なのだと思う。

Posted byブクログ

2024/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

題名だけをみるとスピリチュアルな本なのかなと思いきや、 めちゃくちゃ実践の本だった。 心理療法ACTというのは初めて知った。 とても面白い内容だった。 この本を読んでよかったことは、思考する自己、観察する自己をしっかりと感じ取ることができるようになったことだ。 幸せになるには感情コントロールがとても大切だと思っていた私は色んなコントロール法を学んできた。 だけど、本書ではコントロールこそが「罠」だと教えてくれた。 ネガティブをポジティブに。 マイナス思考をプラス思考に。 そうした方が絶対に幸せになれると言う思い込みこそが危険だという考え方を知ることができて自分の中の考え方がアップデートされた。 ポジティブに変換してうまくいっている人なら問題ないと思う。だけど、私のように、どんなに良いコントロール法を試してみても、定期的にネガティヴやマイナス思考が襲ってきて「振り出しに戻る」状態の自分に対して、がっかりしたり落ち込んでしまう人にはこの考え方は非常に有用だと思った。 全ての(マイナスやネガティブよりの)感情、思考を自分から追い出すこともなく、 悪いものとしてジャッジするわけでもなく、ただ静かにありのままの存在を認めて、感情や思考の居場所を作ってあげること。 戦わないことでそれらはいつのまにか小さくなり、いつのまにか消えていく。 全ての感情、思考のありのままを認めて受けめる。実践してみてそうすることがとても自分にはあっているなと思う。 本書には思考する自己と観察する自己を感じる実践方法や考え方がたくさんのっていて、本を読み進めながらワークをする感じでできたので余計に良いなと思った。 読むだけで終わってしまっていたらそこまでの深い気づきや学びがなかったようにおもう。 自分の価値観を再認識し、大切な「今」に集中し効果的な行動をしていくこと。 その状態をずっと続けていくこと。 過去にも未来にもとらわれず、今に集中する。 幸せに生きるとはとてもシンプルなことなんだな。 この本に出会えて本当によかった。

Posted byブクログ