幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない の商品レビュー
ド素人なので、"心理療法"は「精神的な問題で通常の生活が困難な患者さんを社会に戻すためだけ」に存在する治療手段というイメージがあったが、ACTを知ってそのイメージは変わった! ACTはいかにして人を豊かな満ち足りた意味のある人生を歩めるようにするか、に焦点を...
ド素人なので、"心理療法"は「精神的な問題で通常の生活が困難な患者さんを社会に戻すためだけ」に存在する治療手段というイメージがあったが、ACTを知ってそのイメージは変わった! ACTはいかにして人を豊かな満ち足りた意味のある人生を歩めるようにするか、に焦点を当てている。 本書は、誰もが悩むことについて例を交えながらこのACTに基づく考え方の転換と対処の方法を教えてくれる。これは万人が利用できる手法だと思う。 他にも良かったのが、最近流行っているマインドフル瞑想がどのようにして役立つのか、ということが私の中で腑に落ちたことかな。 現在、脱フュージョンを実践中。思考する自己と、観察する自己と遊ぶのは中々楽しいー。こういうの学校で習えたら面白いのになぁ。
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『幸福になりたいのなら幸福になろうとしてはいけない』 ラリー・ハリス著 ※心理療法医師 1.購読目的 2020年から自身の心と向き合うことの時間を増やしています。カウンセリングの先生からの推奨で読み始めました。 2.僕が考える購読層 すでに、自身の課題解決のためにアドラー心理...
『幸福になりたいのなら幸福になろうとしてはいけない』 ラリー・ハリス著 ※心理療法医師 1.購読目的 2020年から自身の心と向き合うことの時間を増やしています。カウンセリングの先生からの推奨で読み始めました。 2.僕が考える購読層 すでに、自身の課題解決のためにアドラー心理学や嫌われる勇気を読んだ経験のある方には推奨したい書籍です。 理由は、具体的に自己を見つめなおすプロセスが記載されているからです。 三分ほどのプロセスが複数パターン紹介されています。 そのプロセスをえて、自身の価値、行動、思考感情との分離らを体感できる可能性があるからです。 3.僕が再認識したこと。 ①コントロール不可能 他者、外部 感情、思考する自己 ②コントロール可能 自己 行動する自己 ③行動する自己の前の前提 ▲感情と戦わない。 →受け入れる。場所をつくる。感謝する。 行動 →自身の価値にそう、やりやすい行動の一歩を踏みだす。 4.最後に 書籍には、「幸せになろうとするあまり、僕たちは無意識に快適な感情を追い求め、そして不快な感情と闘争している」と記載ありました。 また、「それを繰り返すことが自身の人生に消耗である」ともありました。 300ページなので最終章の方、価値を見出す領域から読むも有益かもしれません。
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3部構成の33章の作品で、1部2部はマインドフルネスを参考にした実践テクニックを記載しているため、無理して早く読もうとせず、じっくり1章1章読み進めることをオススメ。 ただ、3部後半に積極性と成功に関するマインドセットが記載されているので、こちらを先に読んでから1章を読み始めると...
3部構成の33章の作品で、1部2部はマインドフルネスを参考にした実践テクニックを記載しているため、無理して早く読もうとせず、じっくり1章1章読み進めることをオススメ。 ただ、3部後半に積極性と成功に関するマインドセットが記載されているので、こちらを先に読んでから1章を読み始めると、よりテクニックを楽しみながら読み進めることができる。
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少し読みにくさを感じたけれど、(悪魔とかもろもろ)後半は為になることばかり。 人間には他者が絶対に奪えないものが一つだけある。 それは、人間の最後の自由、いかなる状況であっても自分の心的態度を選ぶ自由だということ。 思考は行動に影響を与えることはできるが、 コントロールはでき...
少し読みにくさを感じたけれど、(悪魔とかもろもろ)後半は為になることばかり。 人間には他者が絶対に奪えないものが一つだけある。 それは、人間の最後の自由、いかなる状況であっても自分の心的態度を選ぶ自由だということ。 思考は行動に影響を与えることはできるが、 コントロールはできない 例) この本を閉じなければならない、閉じろ!と言いながら、本は開いたままにしておく等
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マインドフルネスに加えて、価値を定め、その価値に沿って行動することで豊かな人生を送るためのテクニックが載っている。「感情と思考はコントロールできない。コントロールしようとするとドツボにはまる。だから、それらをあるがままに観察し、受け入れることが大切」だと筆者は述べている。納得はで...
マインドフルネスに加えて、価値を定め、その価値に沿って行動することで豊かな人生を送るためのテクニックが載っている。「感情と思考はコントロールできない。コントロールしようとするとドツボにはまる。だから、それらをあるがままに観察し、受け入れることが大切」だと筆者は述べている。納得はできたが、いざ実践するとなると中々難しい。しかし、徐々にではあるが、効果があることを実感している。そのため、悩める多くの人々に読むことをお勧めしたい。
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「よくわかるACT」がよくわかるACT本として購入。 ACTはマインドフルネスと七つの習慣で取り組まれているようなテーマを行動分析学を下敷きに実践するものだと雑に理解した。 とても実践的で使えそうなトピックが多くおすすめ。
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・不安により私たちはそわそわし、呼吸の回数が増え、早口になる。だが私は反対のことをする。意識的にゆっくり話し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動く ・ACT。accept思考と感情を受容する。connect自分の価値とつながる。take effective action効果的な行動をする...
・不安により私たちはそわそわし、呼吸の回数が増え、早口になる。だが私は反対のことをする。意識的にゆっくり話し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動く ・ACT。accept思考と感情を受容する。connect自分の価値とつながる。take effective action効果的な行動をする ・価値を目的とした人生は、目標達成を目的とした人生よりも満足度が高い。目標達成の過程をも楽しむことができるからだ ・浮かんでくる思考を、行きかう車のように扱い、自分の行動に意識を集中しよう ・もし障害にイエスと言い続けても、人生が楽になる保証はない。次に現れる障害はさらに難しいものかもしれないからだ。しかしイエスということが習慣になるだろう。そして、そこから得られら経験はあなたの強さの源になる ・「成功は最終目的ではない。失敗は致命的ではない。大事なのは継続する勇気だ」ウィンストン・チャーチル ・「もし最初の挑戦がうまくいかなければ何度でもやってみろ、それでもうかくいかなければ別のやり方でやってみろ」 ・「悲観主義者はあらゆる好機の中に困難を見出し、楽観主義者はあらゆる困難に好機を見出す」ウィンストン・チャーチル ・ACTの基本原理。?脱フュージョン―思考、イメージ、記憶をあるがままに、単なる言葉と映像として認識し、それらと戦ったり逃げたり、値する以上の注意を向けたりすることなしに、現れるまま、去るがままにさせる。?拡張―感情、感覚、衝動、などに居場所を作ってやり、それと戦ったり逃げたり、過度に注目してたりせず、来て去っていくがままにさせる。?接続(つながる)―心を開き、興味を持ち、受容の心をもって「今・ここ」での経験に百パーセント注意を向ける。自分が現在していることに完全に集中・没頭する。?観察する自己―自分の中の超越的な部分であり、困難な思考や感情を、それらに傷つけられることなしに観察できる視点を持つ。自分の中で決して変わらない部分、ずっと存在し続け、決して傷つけられることのない部分。それは肉体的な存在ではない「完全なる気づき」である。?価値の確認―自分にとって一番大切なものを明確化する。どんな人間になりたいか、何が重要で意味があり、自分が人生で支持するものは何か。?目標に向かっての行動―自分の価値と一致した効果的な行動をする(何度道から外れようと気にしない) ・過去は存在しない。それは現在の記憶以上のものではない。未来も存在しない。それは現在の思考やイメージでしかない。あなたにあるのは現在この瞬間だけなのだ。それを最大限に活かそう ・危機が訪れた時、自分に尋ねよう。「これによってどんなふうに成長できるだろうか?学べることは何だろうか?どんなスキル、知識、性格の強みを伸ばせるだろうか?」
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マインドフルネスACTと言われる心理療法について説明している本です。意識の上には様々なノイズが生じ、それが不安感などの原因となります。そのノイズに対して意識的になり、「観察する自己」を呼び覚ますことで負の感情とうまく付き合っていこうとする内容です。大変参考になりました。
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第三世代認知行動療法のひとつであるACTの解説本。依存症等への効果が認められている他、生きづらさ、不安感等にも効果的な手法である。一部の自己啓発本に似た内容になってもいるが、目標達成の際に現れる不安感や、それを言語化する「思考する自己」を扱う方法にマインドフルネスを取り入れており...
第三世代認知行動療法のひとつであるACTの解説本。依存症等への効果が認められている他、生きづらさ、不安感等にも効果的な手法である。一部の自己啓発本に似た内容になってもいるが、目標達成の際に現れる不安感や、それを言語化する「思考する自己」を扱う方法にマインドフルネスを取り入れており秀逸。
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悪感情を追い払おうという本が世の中に多い中で、悪感情の居場所をつくり、戦うことをやめる、というのは斬新な提案に思えた。
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