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know の商品レビュー

3.9

180件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

    68

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

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2014/09/13

2014.09.13読了 人造の脳葉、電子葉が埋め込まれることが義務化された2081年の日本。まあ、頭の中にgoogle先生が入っていて、ネット上にあることなら何でも知ってるって誰で言える世界。 御野・連レルは電子葉の開発者でもあり先生と慕う道終・常イチから一人の少女を託される...

2014.09.13読了 人造の脳葉、電子葉が埋め込まれることが義務化された2081年の日本。まあ、頭の中にgoogle先生が入っていて、ネット上にあることなら何でも知ってるって誰で言える世界。 御野・連レルは電子葉の開発者でもあり先生と慕う道終・常イチから一人の少女を託される。4日後のある約束を果たすため少女との逃避行が始まる・・・ 設定がややこしそうな割にすんなりと入りこめて、バトルありアクションありといったいいSF映画を見たような読了感だった。 「知っている」とは何か?「知りたい」を突きつめていくとどうなるか?そんな問いに向き合った話で、最近ネットで調べれば何でも分かる世の中になってきたので、こんな未来もあるのかなとか思ってしまった。 終盤は何となく予想通りかなーとか思う部分もあったけど、ラスト一行は上手く物語を締めたなと思わず笑みが浮かんでしまった。ぜひぜひ、この作者の他の作品も読んでみたくなった! 物足りないと思う人もいるかもしれないけど、通勤途中に読むには実に程よく、当たりを引いたなと思える面白い小説だった!

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2014/09/11
  • ネタバレ

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電子葉とか情報材とか新しい技術が出てくるSFで、タイトルのとおり知るということの意味が違う話。最後までどうなるのかわからないまま楽しく読めた。 ただ、こんな個人情報が完全には保護されない世界は行きたいとは思えないwラストの世界なんて更に。ただ、死んだ後のことというのは気になる!

Posted byブクログ

2014/09/11

面白かった!あらすじを読むとSFと書いてあったので少し不安になったけれど、思ったより分かりやすかった。 舞台は2081年京都。脳に電子葉というものを埋め込むことが15年前から義務化された世界です。 知ルちゃん強い。 アニメとかに向いてそうな小説だと思った。 野﨑まどの他の小...

面白かった!あらすじを読むとSFと書いてあったので少し不安になったけれど、思ったより分かりやすかった。 舞台は2081年京都。脳に電子葉というものを埋め込むことが15年前から義務化された世界です。 知ルちゃん強い。 アニメとかに向いてそうな小説だと思った。 野﨑まどの他の小説も読んでみたい。

Posted byブクログ

2014/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

脳に機械を入れ、町中を情報材というものでコーティングし、 携帯端末なんかなくてもすぐに情報を集められる世界で起きる事件の話。 全く新しいミステリーだと思った 最初は慣れない難しい単語ばかりで目がチカチカしたけど、 物語の本筋に入ったところから読む手が止まらなかった なによりラストの締め方が大好き。 表紙の女の子・知ルがその後どうなったのか、 それにより世界はどう変化したのかがよく分かるセリフだった。 表紙・あらすじだけで買った作品だったけど大当たり。

Posted byブクログ

2014/08/19

「攻殻機動隊」の世界観からミリタリー要素をごっそり抜き取ったような、電子ネットワークと脳とが直結した世界を舞台にした、ちょっと哲学的なSF奇想譚。 インターフェースとかはどこかで見たり読んだりしたことがあるような既視感があることは確かですが、哲学的な概念が入ってくるので海外のサ...

「攻殻機動隊」の世界観からミリタリー要素をごっそり抜き取ったような、電子ネットワークと脳とが直結した世界を舞台にした、ちょっと哲学的なSF奇想譚。 インターフェースとかはどこかで見たり読んだりしたことがあるような既視感があることは確かですが、哲学的な概念が入ってくるので海外のサイバーパンクSF小説を読んでいるような感じもあり、でも舞台が古都 京都 なので、和の情緒・趣もふんだんに盛り込まれ、ごった煮な世界観も見せている異色の物語。不思議な味わいでした。 それにしても14歳の美少女と、頭脳明晰だけど純粋すぎるおバカな一面を持つ主人公のオジサン(28歳だけどw)との組み合わせは、いかにもアニメ化を狙ったかのようなライトノベルのテイスト 〔まあもし本当に映像化するのなら、あのアッサリ退場した悪役(アスタリスクだかなんだか)をもっと出して活躍?させなきゃ盛り上がらないんだろうけどw〕。 そのへんで好みが分かれるかも知れない作品だな、と。

Posted byブクログ

2014/08/16
  • ネタバレ

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技術に関して納得いかないことが多かった 死を体験できるかって結論も消化不足 技術に関して まずは耳の後ろに電子葉を差し込んだだけで五感全てを再現できるってのは無理だろうと... せめて脳の全部位に刺激を与えられるなら可能性はありそうだけと、耳の後ろじゃ聴覚ごまかすので精一杯じゃないの?と思う。脳科学には詳しくないが... それに他人の脳に直接刺激を与えられるとか怖すぎて実用化されないでしょ 必ずワンクッション置かれるはずで現実味がなあ ついでに全方位から発砲されてすべて避けるとか物理的に無理あるだろ、時間差あるならともかくね 素月の性格とかも含めて、バトルシーンはライトノベルから抜け出して欲しかった 最後のクラス9同士の会話も無茶でもいいから著者の考えを示してほしい、雰囲気だけの会話で拍子抜け だから結論も消化不足 あれで死を乗り越えた経験にたどり着いたとか納得できない

Posted byブクログ

2014/08/12

人類は"知識欲"の化物だ。 極小の粒子から宇宙の果てまで、あらゆる自然現象、人の心理さえも、観測し、秩序だて、情報として呑み込んでいく。 "量子葉"という驚異の処理能力を持つ補助脳を移植された少女。 彼女が目指す"全知"の行く先は何か? 未来の予測?読心術?…いや、そんな凡人が...

人類は"知識欲"の化物だ。 極小の粒子から宇宙の果てまで、あらゆる自然現象、人の心理さえも、観測し、秩序だて、情報として呑み込んでいく。 "量子葉"という驚異の処理能力を持つ補助脳を移植された少女。 彼女が目指す"全知"の行く先は何か? 未来の予測?読心術?…いや、そんな凡人が想像できるような便利機能ではありませんでした。 死の向う側…。 科学って最先端になればなるほど、オカルトに近くなる気がするんですよね。

Posted byブクログ

2014/08/10

すげー面白かった。演出が完全に俺つえーのラノベだった。 知ルちゃん強すぎでしょう。そこがよかったのですが。 科学も突き詰めていくと、最先端の議論は哲学的になるというけど、これもそんな話だった。

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2014/08/08
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SFとして一気に面白く読めたし理論的にもよく考察されていると思うが、世界観にいまいち深みがないというか、最終的にはロリコン的と思えてしまう描写に少しひいた。 ここに恋愛感情を入れた点は少し残念

Posted byブクログ

2014/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

情報3.0.1的な。人間のサイボーグ化の段階が進んだことにより、「最初から知っている」ことと「調べて知る」ことの差異はなくなった世界。 資源は(経営資源から資源へ)モノ・ヒト・カネ・情報がだれにでも分かる形で表現され、さらにそのサイボーグ化の過渡期なので特に情報が必要以上に重要視されている気がします。 設定自体にはすごく興味があり、それに拠って意味合いが変わってくる「経験」だったり「観念」「概念」がきちんと描写されていてとてもおもしろかったです。 だからこそ彼女の物語よりも彼の物語としてもう少しシリーズ物で読みたかったかもしれない。 急な展開と情報知のインフレにはついていきにくかった。なんとなく最後の方はライトになってしまった感がある。要素として重たいものを入れるのならもう少し影響の想定とそれに対するセーフティーみたいなのが入る描写が欲しかった。

Posted byブクログ