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美しいこと の商品レビュー

4

106件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    42

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2014/12/27

最初にはっきり申し上げておきますが 私は腐女子ではありません!!で、これ?BLです。前回、BLとは知らずに同作家の「箱の中」を読んでなかなか面白かったのでこちらも購入。変ないやらしさがまったくなくて むしろせつないお話でした。一気読み。BL毛嫌いして読まないのは勿体無いと思える...

最初にはっきり申し上げておきますが 私は腐女子ではありません!!で、これ?BLです。前回、BLとは知らずに同作家の「箱の中」を読んでなかなか面白かったのでこちらも購入。変ないやらしさがまったくなくて むしろせつないお話でした。一気読み。BL毛嫌いして読まないのは勿体無いと思える作品です。音楽も小説もジャンルで選んじゃダメだね←

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2014/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

BLと知らずに購入しましたが変にやらしい感じはなく楽しめました。 女装した男に惚れてしまった男。そしてお互い複雑な心境を味わいますが、性別を超えた愛情を受け入れていきます。 主人公の松岡がどれほど美形なのか、気になるのと、廣末はいい人なのかそうでもないのか、男性にはあまり理解できないかもしれないジャンルです。

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2014/10/18

人を好きになる事の美しさ、儚さ、叶わぬ愛の苦しさを改めて感じ、読了後、木原先生の世界観の余韻に浸りつつ、色々と考えさせられる物がこの作品にはありました。手に触れることが出来ない位大好きで仕方無いのに、突然泣きたくなる程苦しいし、もどかしい。二人の事を思い苦しくなり流していた涙が、...

人を好きになる事の美しさ、儚さ、叶わぬ愛の苦しさを改めて感じ、読了後、木原先生の世界観の余韻に浸りつつ、色々と考えさせられる物がこの作品にはありました。手に触れることが出来ない位大好きで仕方無いのに、突然泣きたくなる程苦しいし、もどかしい。二人の事を思い苦しくなり流していた涙が、最後には心が温かくなる涙に変わった瞬間、私の想いも報われたのだと勝手に思いつつ読了後の余韻に浸る事が出来ました。

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2014/09/28

女装にはまり夜の町に出る松岡。 ある日男性とバレて暴行を受けたところを助けられたのは同じ会社の寛末だった。 男性には興味のない二人が『女装』を介して接近する未知の世界の出来事に、一気に引き込まれる。 なんだろう…男女以上に先が気になりすぎてあっという間に読み終わってしまった。 ...

女装にはまり夜の町に出る松岡。 ある日男性とバレて暴行を受けたところを助けられたのは同じ会社の寛末だった。 男性には興味のない二人が『女装』を介して接近する未知の世界の出来事に、一気に引き込まれる。 なんだろう…男女以上に先が気になりすぎてあっという間に読み終わってしまった。 2014.9.28

Posted byブクログ

2014/07/30

後半、血反吐はきそうな思いがしました。 自分の昔の辛い恋愛を思い出したりして。 松岡がいいなら、寛末でもいい。 ほんとは穴があったら埋めたいような男だけども、いいとする。

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2014/08/08
  • ネタバレ

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この作者初読。BLものはわりとお約束的に都合よく話が進むものと思っていたが、主人公の思うように進まない展開、ハッピーエンドになりそうにない結末が気になり一気読み。 傷つけないために嘘をついてしまう松岡と、嘘をつけずに傷つけてしまう寛末が、自分勝手に衝突して、忘れよう/理解しようと努力しては感情的になり破綻、の繰返しにヤキモキ。中盤の寛末は鈍感に過ぎると感じたけれど、初期の熱の上がりっぷり、最後に心を決めながらもまだためらってぐずぐずとしか歩み寄れない不器用さが可愛すぎた。松岡~そりゃラスト泣いちゃうわ~。

Posted byブクログ

2014/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近木原音瀬さんにはまって、文庫になっているものは読みたいと思い手にした作品。 かっこいい(美しい)主人公がストレス解消の為にしていた女装、その女装姿の主人公に女性として惹かれていく、ダサくてどんくさい男。この二人の切なくてむずがゆい恋愛模様が読んでいる手を止めさせない。私としては箱の中とか秘密みたいにもうちょっと二人の仲が深まってくれるのが良いけど、この作品は切なくてもどかしいのが良かった。

Posted byブクログ

2014/06/12

BL小説初めて読んでみたけど、ちょー切なくてちょー心痛くなったーーー! ちょっと読むの抵抗あったけど、BL感じさせなくて、最後までノンストップで読んじゃった!ばっちり感情移入した! このはらなりせ作品他にも読んでみたい!

Posted byブクログ

2020/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

木原さんの良さに開眼した作品。軽い気持ちで読み始めたのに、先が気になって気になって、読みきるまで眠れなかった。読書にそんな風にのめり込んだのは本当に久しぶり。 ストレス発散のため、毎週金曜日の夜だけ女装をして街を練り歩く松岡。容姿に恵まれ営業をしている会社にも仕事にも大きな不満はなく、最初は軽い気持ちで始めた遊びだったのに、次第に深みにハマッていく。慣れた頃、調子に乗ったツケで酷い目に遭い、帰宅出来ず途方に暮れていたところで寛末の無償の優しさに触れたところから『美しいこと』は始まる。 とても丁寧に松岡の視点で進むストーリー。日常が変化するのは些細なキッカケで、それが転がりだしてしまうと自分の手を離れ収拾がつかなくなっていく途中で後悔し初めてもどうにもならない…。頭ではわかっていても止められない事ってたくさんある。むしろ人生はそんなことだらけかも。その最たるが恋愛じゃなかろうか。 端からみたら、寛末はいろいろヒドイ。一緒に仕事してたらイライラするタイプな気がする。寛末を陥れた福田みたいな真似はせずとも、気に入らない気持ちは良くわかる。 葉山との付き合いだってかなり酷かった。いくら優しくったって、あんなに気が利かない男の何処がそんなに良いのか…。読みながら、そんな寛末を振り回していたのに段々振り回される立場になってしまった松岡を不憫に思った。 松岡は仕事も出来るし周りにも気を使えるし、自分を抑えてでも周りを優先する事ができる『良い男』だと思う。その性質や振る舞いは明らかに男性なのに、寛末の前だとものすごく『乙女』になってしまう。それは「葉子」として愛されたからかもしれないが、読みながらそのギャップに萌えた。何気なく振る舞うスーツ姿の成人男子が、心の中ではプルプルしながら涙したり…なんて可愛い生き物なんだろう、松岡(泣) 唯一理解出来なかったのが松岡の恋心だけど、読むうちにスッカリ情が湧いて「あんたが望むなら」と寛末との恋を応援したくなったが、カミングアウト後の寛末の混乱ぷりにも同情の余地はあった。あそこで、読者(というより私)の気持ちと共に松岡の気持ちも冷めてしまえば良かったのに!その後もあんなに振り回されて苦しむ事もなかったのに…。 何度も寛末を忘れようとして、松岡はとてもとても頑張っていた。それを松岡視点で知っていたから、読みながら寛末が憎くて憎くて仕方なかった。もしかしたら寛末視点でもたくさんの葛藤があったのかもしれない。そう考えても、寛末への憎しみは募るばかりだった。 ラストまで二人を反対する気持ちで読み続けたのに、松岡の台詞にやっぱり「あんたが望むなら」と応援してしまう気持ちは、多分ずっと見守っていて既に母性に近い。どっちも仕方のない男だ。この先は良い方へ転がるとイイね松岡…(涙)としみじみ読後の感慨に耽っていたら、なんと新書版には続編が収録されてるらしいじゃないか!! 何故文庫はここで終わらすのか(号泣) 松岡が幸せになる姿を読ませてくれないのかヾ(;゚;Д;゚;)ノ゙ 余韻の残る美しい終わり方だけど、人間はそんな綺麗なもんじゃない。ここまで松岡と一緒に傷付いてきて、もしかして更に傷付くのかもしれないけれど、この恋を見届けたくて新書もポチった。ショーコさんのイラストに惹かれて上下でポチった。 オマケのオマケで、さらにその後の二人が描かれた全サ小冊子が電子書籍で読めると知り、光の速さでポチった。松岡、幸せになれるのかい…? 共に泣いたりはしなかったけど、読者としてずっと彼の苦しさの傍らに居た。私は別に、松岡の相手が寛末じゃなくても構わない。でも、松岡が強く強く寛末を求めて「あの男がいい」のだと言うなら、「あんたが望むなら」と許してしまうと思う。私が寛末を許せなくても、松岡が赦すなら仕方ない。 だけどどうか、これ以上松岡を泣かせないでください。

Posted byブクログ

2014/03/30

恋愛対象の判別を行うとき、 多くの人が最初にみるのが性別。 いいえ、大多数の人はきっと性別なんか気にしないでしょう。 なぜなら私たちの世界は(生物学的な)男と女が惹かれあうのは「当たり前」の社会だから。 でも、出会ってしまった。 好きになってしまった。 そして、一度は思いが通...

恋愛対象の判別を行うとき、 多くの人が最初にみるのが性別。 いいえ、大多数の人はきっと性別なんか気にしないでしょう。 なぜなら私たちの世界は(生物学的な)男と女が惹かれあうのは「当たり前」の社会だから。 でも、出会ってしまった。 好きになってしまった。 そして、一度は思いが通じてしまった。 一度一番近くまで許されてしまったからこそ、その後の拒絶が切なくてやるせない。 姿はいくらでも変えられるけれど、心は一人一つ。 使い分けるような器用な真似なんて出来るはずもありません。

Posted byブクログ