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美しいこと の商品レビュー

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106件のお客様レビュー

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2013/03/26

昨年に出た講談社文庫版『箱の中』を読み、結局ノベルス版『檻の外』を買った者として、この『美しいこと』を購入するかどうか悩んだ。本書を買っても、未掲載の作品を読むためにノベルス版の下巻を買うだろうと予想できたから。最初からノベルス版にするべきか否か。でも、買ってよかった! おもしろ...

昨年に出た講談社文庫版『箱の中』を読み、結局ノベルス版『檻の外』を買った者として、この『美しいこと』を購入するかどうか悩んだ。本書を買っても、未掲載の作品を読むためにノベルス版の下巻を買うだろうと予想できたから。最初からノベルス版にするべきか否か。でも、買ってよかった! おもしろかった! ただ、寛末が酷いという声には心から同意するが、松岡の「このひとなら大丈夫なはず」という思い込みも酷い。都合よく考えては傷が大きくても仕方がない。寛末の鈍感ぶりを余すことなく描く木原先生に脱帽しつつ……下巻を探さなければ。

Posted byブクログ

2013/03/19

ときめきと切なさと胸糞悪さが一度に味わえる一冊。 前半はBL小説というより、恋愛小説のきゅん。後半はとにかくもうひたすら寛末にイライラ。BL小説のはずなのに、BL要素があまりないような。 文庫で一気に上下読めるのはメリットだけど、やはり挿絵があったほうが良かったなぁ……面白かった...

ときめきと切なさと胸糞悪さが一度に味わえる一冊。 前半はBL小説というより、恋愛小説のきゅん。後半はとにかくもうひたすら寛末にイライラ。BL小説のはずなのに、BL要素があまりないような。 文庫で一気に上下読めるのはメリットだけど、やはり挿絵があったほうが良かったなぁ……面白かったけれども。 怒ったり胸が締め付けられたりで、娯楽のために読んだはずなのにどっと疲れてしまった。しかし、どの登場人物の視点から見ても辛いって、ちょっとすごいことではなかろうか。

Posted byブクログ

2013/03/20

「箱の中」に続く木原作品の講談社文庫版です。木原ファンの方々同様に思い入れが深く、何度も読み返している作品です。 何度読んでも、痛くて甘くて胸に迫るものがあります。 一般向けと腐向けでは、ここがボーダーラインなんだなということを今回はっきり認識しました。 「箱の中」でも、その先...

「箱の中」に続く木原作品の講談社文庫版です。木原ファンの方々同様に思い入れが深く、何度も読み返している作品です。 何度読んでも、痛くて甘くて胸に迫るものがあります。 一般向けと腐向けでは、ここがボーダーラインなんだなということを今回はっきり認識しました。 「箱の中」でも、その先が描かれている続編は収録されていなくて惜しいなと思っていたのですが、今回も同様の扱いで納得しました。 BLを敬遠する読者が、「文学」として容認できるのはあくまでも美しいことの上下までなんですね… 確かに、センセもひとまずここで物語を完結させているので、編集上の意図だけではないようにも感じます。 それでも、「愛しいこと」さらには「愛すること」が収録されていないのは、ファンとして大変もの足りない気がします。 「愛しいこと」は、BL色が本編以上に強く、読者願望もそれに応えているセンセのサービス精神も顕著だけど、なによりストーリー展開としてここは絶対外せない!と思うものがあるんです。 私はそこでボロ泣きしてしまったんですけど… まだまだ松岡は数々の試練を乗り越えなければならなくて、この後の展開はもっと胸を打つものがあるので残念です。 「愛しいこと」は、何度読み返しても感動してしまうのですが、小説の常識から言えばハードルが高すぎるんでしょうか? 二人がハッピーエンドになるかならないかというところが、BL的には大問題でも、一般的には男同士の恋愛ストーリーにどこまで感情移入できるかというところのほうがまずは第一関門かもしれません。 この機会に、木原作品の面白さに目覚めてくれる読者がさらに増えたらいいなと思っています。 そして、読む人の気持ちをざわつかせて痛くさせるくせに、その先には感動と至福が待っている木原作品のエクスタシーを、ぜひ完全版で味わって欲しいなと思います。

Posted byブクログ

2013/03/18

木原音瀬さんの最高傑作といっても過言じゃない美しいこと。 講談社文庫で出ると知ったときはもう飛び上がって喜んだ。こんなに面白い作品がようやっと広く一般の人たちの目に触れる機会が出来たのだから。 中身はもう文句なしに面白い。最初に読んだときの印象があまりにも強くて、それ相応の準備...

木原音瀬さんの最高傑作といっても過言じゃない美しいこと。 講談社文庫で出ると知ったときはもう飛び上がって喜んだ。こんなに面白い作品がようやっと広く一般の人たちの目に触れる機会が出来たのだから。 中身はもう文句なしに面白い。最初に読んだときの印象があまりにも強くて、それ相応の準備(気合い?)がないと読み返せないくらい痛くて面白い。 もしこの二人のその後が知りたい方がいたら、ノベルズ版の美しいこと下巻に続編「愛しいこと」、プレミアがついていた小冊子「愛すること」は今では電子書籍で配信されているので、是非。 特に愛しいことの寛末さん、同情はできるがそれでもやっぱり許すまじ…。

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2013/03/17

久しぶりに面白いBL! 私の好みにドンピシャ!なんていうか、ノンケの男が男に恋するパターンが好きみたい(笑) 最近のBLは、コテコテすぎて、ジャケ買いする気にもなれないんだけど、 これは普通の講談社文庫のうえ、買いやすいお値段だし、表紙も素敵。 中身ももちろん、面白い。 BLで...

久しぶりに面白いBL! 私の好みにドンピシャ!なんていうか、ノンケの男が男に恋するパターンが好きみたい(笑) 最近のBLは、コテコテすぎて、ジャケ買いする気にもなれないんだけど、 これは普通の講談社文庫のうえ、買いやすいお値段だし、表紙も素敵。 中身ももちろん、面白い。 BLでも、恋する気持ちは同じ。切なくてどうしょうもない。あいたくて仕方ない。恋の始まり、ってそうだよね、っていう気持ちがいっぱいで、同感できる話。 恋が愛にかわる、 二人の話も読みたいなぁ。 続きはないのかなーーー?(笑)

Posted byブクログ

2013/03/16

あらすじを読んで買うのを迷ったけどまさかのおもしろかった( ;∀;) このあとの二人がどうなるか気になってしかたありません。

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