美しいこと の商品レビュー
痛くて切なすぎて、もう読むのをやめたいのにやめられなかった。出勤の電車の中で読んで苦しい描写に気持ち悪くなってしまった、体調に異常。でもここまでの体験があるなんて、信じられない。木原音瀬先生から目が離せないなあ…
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離れても離れられなくて、忘れても忘れらなくて、たくさんの感情•思考•関係•環境…に折り合いつけないといけないのに惹かれる2人にはらはらした。
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この本はyukimisakeさんのレビューを読み切ったとともにポチっていた。 そのくらいレビューが熱くて。 レビューで凄く自分に響くものがあったらしく、気づけば我が家に同じ本が2冊届いた ((((;゚Д゚))))))) ま、、、またやっちまったのか!?私!!! どんなに素晴...
この本はyukimisakeさんのレビューを読み切ったとともにポチっていた。 そのくらいレビューが熱くて。 レビューで凄く自分に響くものがあったらしく、気づけば我が家に同じ本が2冊届いた ((((;゚Д゚))))))) ま、、、またやっちまったのか!?私!!! どんなに素晴らしい本でも一家に2冊は要らないよ(~_~;) 酔っ払いめっ。 みんみんさんの沼落ちシリーズらしい。 それだけでも期待値がかなり高い! もう、この本凄い!凄かった!とっても良かった!泣きそうだ。゚(゚´ω`゚)゚。 本のレビューはyukimisakeさんの文章が最高に良いのでそちらをどうぞm(_ _)m ほんと、最高のレビューだった。 この世界観に引き込まれて、夜読み出したのに読み切るまで眠れなくなってしまった。 途中で投げ出されなくて最後まで一気読みした。 BLとか、そんなジャンルで括らないで欲しいくらいの、至極の恋愛小説。 こんな恋愛小説読んだことがない。 恋愛って、ハードルが高ければ高いほど盛り上がるのかもしれないが、このハードルの切なさよ。。。 BL読めない人でも絶対読めそうな作品。多分女子なら抵抗なく読めそう。 箱の中と甲乙つけがたい、私はこちらの方が好みかも!? とても良かった╰(*´︶`*)╯
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緊急事態発生につき、読みかけの本を放って急遽読み終えました本作。理由は後ほど。 お久しぶり…でもないな。みんみんさんの沼落ちシリーズです。 『箱の中』の完結編の『檻の外』が中々回ってこないので寸止めを食らっている私、間に挟んでみました。 まず言いたい。結構しつこめに小説で1番...
緊急事態発生につき、読みかけの本を放って急遽読み終えました本作。理由は後ほど。 お久しぶり…でもないな。みんみんさんの沼落ちシリーズです。 『箱の中』の完結編の『檻の外』が中々回ってこないので寸止めを食らっている私、間に挟んでみました。 まず言いたい。結構しつこめに小説で1番重要視するのはラストだと書いておりますが… なんじゃこの最高のラストはぁー!!良い!良すぎる!!泣けるじゃないの!! 寛末このクソヤロー!と思ってたけど許すわ!!(何様) 今回もBLジャンルとして括ってしまって良いのかという程、凄いお話です。解説の宮木さんが「私のもつBLのイメージとは違う設定」と書かれていましたが、厳選されたものしか読んでいない私でもわかる。 これは色々と超越している…。 主人公の松岡は、見た目も良いし仕事も出来るし気遣いも出来る有能な営業マン。 しかし仕事のストレスは相当なもので、ふとした事から毎週金曜日に美しく女装をして街を出歩くようになります。かなりな美女に変身できるので、すれ違う男どもが鼻の下を伸ばし、ナンパもしてくる。そんな別人になる事でストレス発散をしていました。 ここでポイントなのが、松岡はゲイでもなく、トランスジェンダーでもありません。 彼女と別れたばかりのノンケの男性です。 男性の心のままで変身して楽しむだけなのです。 そんなとある雨の金曜日の夜。泥酔させられて襲われた際に男だとばれ、暴力をふるわれた松岡が逃げた先で、1人の男と出会います。 これが元クソヤロー寛末です。 見た目に頓着しないのでダサく、仕事も出来ず、鈍臭い。 でもとても純粋で優しい。 彼は松岡の同僚の部下でした。 (この同僚の福田が本作のベストオブクズ。こんな人間のいる会社で勤めたくない…。) 女装した松岡を本当の女性だと疑いもしていない寛末は、松岡に恋をしてしまいます。 後半の草食系っぷりが嘘のように、ストレートにかつ情熱的に愛を伝えてくる寛末にやがて松岡も心が動いていきます。 もし、松岡がトランスジェンダーやゲイであれば、ここまで葛藤に苦しむ事は無かったかも知れません。 寛末に本当の事を言って去らないといけないのは分かっているのに怖くて出来ない。 声でバレるかも知れないから喋れないと嘘をついて筆談で会話。 勿論、キス以外の身体の関係はなくプラトニックを貫いて、それでも寛末は女性だと思い込んでいる松岡と結婚まで視野に入れている。 中盤から後半にかけては、人を愛することってこんなに苦しいのか…と切なすぎて、急ぎ読まねばならないのについじっくりと入り込んでしまう私。 寛末このやろー!と思いはしたのですが、これがリアルな反応なのかも知れない…。 苦しい、お互い苦しいわ、これ…。 『箱の中』に引き続き、レビューが非常に難しいです。 読んで下さい、としか言えないのですが『箱の中』同様にBLに抵抗のある方も文学として読める作品ですし、最後のシーンではきっと感動している筈です。 いや本当にあのラストシーン良かった…。松岡のけなげな苦しい台詞…愛だ、愛!! 本作は一見癖のある作品なので人を選ぶのかと思っていたのですが、重版な上に舞台化までされたそうで、でも読んでその理由が分かりました。 同性愛の苦しみと心が通じた時の奇跡的なような感動が描かれているし、夢中で読んでしまう程に読み物としてよく出来てますし、また木原さんの才能に唸ってしまいました。 この作品の凄さをうまく伝えられないのが悔しいのですが、木原さんの作品は私のような未熟者には表現出来ないと、半ば諦めています。 凄い事だけは、間違いないです。 さて、ここからは余談になります。 何故こんなに急いで読んだかと言うと。こちらは図書館からお借りしたのですが、予約待ちの方がいらっしゃるんですよ。いらっしゃるのにですね… 返却日、すっかり忘れていて2日もすぎてしまっていたのだ!!!(バァァン!!!) 次の図書館の予定いつにしよっかなーと、ウキウキ気分でホームページ確認したら… 赤字で過ぎてるって書かれてるじゃないかっ!! やっってもたああ!! 明日絶対に行きますので、どうか切腹だけはお許しを!!と、急ぎ電話で土下座をして、これを逃すとまた当分読めなくなると思い、予定をキャンセルして読書に充てました。 いやー、読めて良かった、木原さんの他のも読みたいなあ(早よ返せ) 耐久レースは終わりません。あと1冊『妖奇庵夜話 3巻』を中途半端に読んでいるのですが、これも過ぎてるのだ!(ドォォーン!!) 既に4巻を借りてるのでどうしても読んどきたい!! 寝れるのか?!またおびのりさんに怒られちゃうよ! 皆さん、返却日にはお気をつけ下さいね…。
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読みたい。けど気持ちが揺さぶる事に耐えられるか心配で、積読されいていた木原さんの『美しいこと』やっと読了。 別れた女の服を着て女装していた松岡が襲われる。傷ついた彼に手を差し伸べたのは、鈍臭くてイケてない同僚の先輩・寬末。彼は女装している美しい松岡が、男性だとつゆほどにも思わず...
読みたい。けど気持ちが揺さぶる事に耐えられるか心配で、積読されいていた木原さんの『美しいこと』やっと読了。 別れた女の服を着て女装していた松岡が襲われる。傷ついた彼に手を差し伸べたのは、鈍臭くてイケてない同僚の先輩・寬末。彼は女装している美しい松岡が、男性だとつゆほどにも思わず一途に愛情を注ぐ。一方松岡も寛末の温かい優しさに触れ、徐々に愛する様になるが…叶わぬ愛の苦しさと美しさを描いた物語。 読んで思った事は、松岡も寛末も我が儘で自分勝手。読んでいる途中もどかしくて何度もイライラした。でもそこがリアルでグイグイ引き込まれた。前半と後半の雰囲気がガラリと変わる所もこの作品の魅力。お互いの苦悩と葛藤の描写が繊細で美しかった。 個人的には『箱の中』の方が好みだけど、こちらも至極の恋愛小説。皆が振り返る程の美女、女装した松岡を見てみたい。
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数年前に読んで、いとも簡単に当時の個人的に好きな小説ランキング1位の座についた本書。 珍しく再読してみるとまた全然物語が違って見える。 私の心も変化したものだなあと。 思い出の一冊。
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本当に面白くて、でも切なくて、もどかしくて、、 同性愛の葛藤がここまでしっかり描かれてるものはなかなか出会えないかも…。途中から最後までずっとずっと切なかった。どんな終わり方なんだろって気になって仕方なかったけど、最高によかったです。(2023.8.)
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中盤の話上手くいきすぎ感と2人のメンヘラ具合にイライラはしたけどこんな感情乗って読める本は初 思ってることぶつけすぎて壊れてくのは仕方ないけど、女装が分かっていきなり突き放すのは流石にイラッとする。感情のジェットコースターだから仕方ないのかもしれないけど、もう少し優しい人であって...
中盤の話上手くいきすぎ感と2人のメンヘラ具合にイライラはしたけどこんな感情乗って読める本は初 思ってることぶつけすぎて壊れてくのは仕方ないけど、女装が分かっていきなり突き放すのは流石にイラッとする。感情のジェットコースターだから仕方ないのかもしれないけど、もう少し優しい人であって欲しかった。 営業の本質とか、仕事考え方総務の距離感が絶妙に似てて面白かった。自分とこも総務は2回やったな わかるわ、しびれるわあ、って何回も思ったから多分俺も面へら
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うぉ〜〜、身悶えた。 寛末の純朴な優しさと一途な思いにはキュンキュンしたし、同性だと分かってからの困惑や拒絶反応も致し方ないかと思ったり。 松岡の素性を明かせないまま寛末に惹かれ、拒絶されてからも断ち切れない思いが、痛々しくて苦しかったり。 BLや恋愛というジャンルはあまり興味が...
うぉ〜〜、身悶えた。 寛末の純朴な優しさと一途な思いにはキュンキュンしたし、同性だと分かってからの困惑や拒絶反応も致し方ないかと思ったり。 松岡の素性を明かせないまま寛末に惹かれ、拒絶されてからも断ち切れない思いが、痛々しくて苦しかったり。 BLや恋愛というジャンルはあまり興味がないんだけど、睡眠時間を削るくらいこの世界観に夢中になってしまった。 やっぱり、木原音瀬さん好きだ〜。
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講談社文庫では、「美しいこと」3分の2まで。 それまで異性恋愛していた美形サラリーマン。別れた彼女の服を着て、メイクを覚え、女装に快感を得るようになる。美しく装った自分で街に出かけるようになっていく。 ある時、女装した状態で乱暴された彼を、なんの見返りも求めず助けた男性がいた。...
講談社文庫では、「美しいこと」3分の2まで。 それまで異性恋愛していた美形サラリーマン。別れた彼女の服を着て、メイクを覚え、女装に快感を得るようになる。美しく装った自分で街に出かけるようになっていく。 ある時、女装した状態で乱暴された彼を、なんの見返りも求めず助けた男性がいた。同じ会社のサエない純朴な先輩だった。 女装した自分に好意を寄せてくれる先輩の純粋さに惹かれて逢瀬を重ねる。当然、真実を打ち明ける日は、やってくる。真実を受け入れられない先輩とは、距離が離れていく。 お互い別の異性と付き合おうとするが、二人で過ごした時間を忘れることができない。 どうしたら良いのか結論を出せないまま、お互いの存在を探すような二人。 受け入れてもらえないとわかりつつ、女装もやめて仕事に没頭して、忘れようとする美形リーマン。 受け入れられないと思いつつ、どうしても気になってしまう優しい純朴青年。 再確認のため付き合いなおそうという結末となる。 人として好き、尊敬できるのがたまたま同性であったんだよね。BL枠からはみ出てる作品ですから、読んでね。
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