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神様のカルテ(2) の商品レビュー

4.4

266件のお客様レビュー

  1. 5つ

    134

  2. 4つ

    86

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2022/02/03

星空のくだりには泣かされた。 忙しすぎる日々の中にも温かい人たちがいて、美しい交流があって、心地よい物語だった。 医者も人間だし、患者さんのことや患者さんの家族のことを考えないといけないのはその通りなのだが、その医者にも家族がいるってことを忘れたら日本の医療はいつか本当に崩壊し...

星空のくだりには泣かされた。 忙しすぎる日々の中にも温かい人たちがいて、美しい交流があって、心地よい物語だった。 医者も人間だし、患者さんのことや患者さんの家族のことを考えないといけないのはその通りなのだが、その医者にも家族がいるってことを忘れたら日本の医療はいつか本当に崩壊してしまうなとこの本を読んでいて思った。

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2022/01/28

神様のカルテ続編。医療に携わる医師は医師である前に人間である。過酷な医療現場においては患者の命が自分の家族より優先。一止に医療についての疑問を呈する存在として、親友の辰也の登場は実に効果的だった。ある人物が病に倒れてしまうが、それぞれのその人物に向けている眼差し、想いが緻密に描か...

神様のカルテ続編。医療に携わる医師は医師である前に人間である。過酷な医療現場においては患者の命が自分の家族より優先。一止に医療についての疑問を呈する存在として、親友の辰也の登場は実に効果的だった。ある人物が病に倒れてしまうが、それぞれのその人物に向けている眼差し、想いが緻密に描かれていて感情移入してしまう。治療だけが全てではなく、医師は死に向かう患者にどれだけの手が差し伸べられるか。一番の治療は、患者の心に寄り添うことが最も大切かもしれない。1巻に引き続き、細君と一緒の場面が美しい。この物語にはいつでも品性が漂っている。今という時間を大切に生きようと思える一冊となった。コロナ禍で大変な思いをしている医師もスタッフもたくさん存在するだろうが、どうか、自身の御身も大切にしてほしい。

Posted byブクログ

2022/01/27

シリーズ2巻目ということで期待値が大きい分感動が1巻より小さくなるかも?と思ったが全くそんなことは無かった。むしろ期待を超えてさらに素晴らしい作品でとても感動してすっかりこのシリーズの虜になった。

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2021/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「医師の話ではない、人間の話をしているのだ」 古狐先生を失った一止さんの事務長にも逆らう言葉や、お葬式のときの大狸先生の涙に感動しました。

Posted byブクログ

2021/11/20

「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ」胸にすっと入ってくる言葉だった。医療現場だけではなく、どんな環境でもこれは言える。働くにしろ学ぶにしろ遊ぶにしろ。この言葉が大前提で成り立つものだと強く感じた。

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2021/10/29

[神様のカルテ1~3共通のレビュー]信州松本で24時間365日対応という看板を掲げ地域医療を担う本庄病院で奮闘する若手医師の栗原一止と、個性的な同僚、上司、患者、そして妻ハルやアパートの隣人たちとの交流を描いた作品。映画化/ドラマ化もされ各方面での評価も高いだけに期待しつつ読んだ...

[神様のカルテ1~3共通のレビュー]信州松本で24時間365日対応という看板を掲げ地域医療を担う本庄病院で奮闘する若手医師の栗原一止と、個性的な同僚、上司、患者、そして妻ハルやアパートの隣人たちとの交流を描いた作品。映画化/ドラマ化もされ各方面での評価も高いだけに期待しつつ読んだが、期待を裏切らない良作だった。 作者は今も現役で活躍している医師であり、医療に関わる場面や医者心理の描写のリアリティは高く感じられた。やはり本作を読んだ知り合いの内科医に聞いても、医療現場の実情が作中でよく表現されていて、コアな部分で嘘は無いとのことだった。 第1作~第3作を通じて、過剰な長時間勤務、延命とQOL、あるいは医療政策に関わるものまで、医療界にある多くの問題が大なり小なりテーマとして散りばめられている。本作では、絶対的な解を出すことの難しい問題が、過度に批判的になることも偏った立場で他方を断じることもなく、むしろ主人公の古風な語り口の中でユーモアを交えて表現されているため、物語を楽しんで読み進める中で、現実に存在するそうした問題の実情を知ることができ勉強にもなった。 それはさておき特筆したいのは、物語の舞台松本を取り囲む壮大なアルプスの風景を含む情景描写の見事さである。医師にしてはよく描けているというレベルを超え、少なくとも自分には他の専業の作家に優るとも劣らない素晴らしい表現力と感じられた。いつか美ヶ原や松本城などを訪れて、栗原医師の活躍している土地の空気を感じてみたいと思わされるものだった。

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2021/10/23

どんどん読めた。僕が一番印象的なところは古狐先生のために事務長に逆らいながらも昔の大切な思い出である常念の星々を見せてあげたところで、辰也や一止がいう本物の医者とはただ病気を治すだけではなく、患者のために、ルールはどうであれ、好きなことをさせてあげる人のことなのだなぁと思って、感...

どんどん読めた。僕が一番印象的なところは古狐先生のために事務長に逆らいながらも昔の大切な思い出である常念の星々を見せてあげたところで、辰也や一止がいう本物の医者とはただ病気を治すだけではなく、患者のために、ルールはどうであれ、好きなことをさせてあげる人のことなのだなぁと思って、感動した

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2021/08/07

1からしばらく間がありましたが続編の2を読了。あたりまえですが医者も人間だし心身の病気になるということを思い知らされた。異動してきた大学の同級生である友の家庭の事情。古狐先生が重い病いで倒れるなどのエピソードがありました。ドラマのERでもそうでした。コロナ禍でなくても現実的に不眠...

1からしばらく間がありましたが続編の2を読了。あたりまえですが医者も人間だし心身の病気になるということを思い知らされた。異動してきた大学の同級生である友の家庭の事情。古狐先生が重い病いで倒れるなどのエピソードがありました。ドラマのERでもそうでした。コロナ禍でなくても現実的に不眠不休で働く医師達はたくさんいらっしゃるのでしょう。敬服します。たまに休日出勤するくらいがなんだ⁉︎ということですね。 やはり、ハルのような細君を持つ主人公がほんとうに羨ましい。。。

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2021/08/01

栗原の大学時代の進藤が来る。進藤は病院での評判は悪いが、その理由を聞き、納得。仕事と家族のバランスは永遠の問題なのだなと思った。

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2021/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

壮絶な医療現場が相変わらず描かれる。多勢の死が淡々と書かれているが、老夫婦や上司の治療とその結果など涙無しではいられない。コロナ禍の昨今はもっと大変になっているのでは。そういった中で美ヶ原や御嶽山の登山や奥様のハルさんとのやり取りが一服の清涼剤になる。

Posted byブクログ