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神様のカルテ(2) の商品レビュー

4.4

266件のお客様レビュー

  1. 5つ

    134

  2. 4つ

    86

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2022/10/04

安定のほんわか具合だが、涙が溢れそうになる場面もあって、とても良かった。 今気づいたけど、これって医者も普通の人間なんだよっていうのを伝えてて、有川さんと通ずるところがある笑

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2022/09/07

 2011年第8回本屋大賞8位作品。信州にある地方病院を舞台に繰り広げられる人間模様を描く感動作第2弾。  本作は、主人公と信濃大学の同級生で東京の大病院で勤めていた進藤辰也が新たに登場。医学部の良心と呼ばれた好人物だったが、病院内では悪評が立つ。その真意が明らかになるとき、医療...

 2011年第8回本屋大賞8位作品。信州にある地方病院を舞台に繰り広げられる人間模様を描く感動作第2弾。  本作は、主人公と信濃大学の同級生で東京の大病院で勤めていた進藤辰也が新たに登場。医学部の良心と呼ばれた好人物だったが、病院内では悪評が立つ。その真意が明らかになるとき、医療現場が抱える問題も浮き彫りになる。そして、出会いもあれば別れもある。ここは病院なのだから致し方ないのだが、医者が患者にできる最期のこととは。人間としての真価が問われている気がする。

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2022/08/24

前作を読んでからだいぶ経っての読書。 人はいつか必ず死ぬ。大切な家族の死だって避けては通れない道。ただ病を治すだけの医者より、患者の残された時間に願いを叶えてあげる為、無茶な行動をする医者がいたっていい。

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2022/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

医師は緊急性が求められる仕事で、自分の生活や健康が後回しになることも少なくないのだろうなと考えさせられた。 「24時間365日対応できる病院を」という思いで一生懸命に働いてきた古狐先生が、病気で命を落としてしまうところは涙が止まらなかった。ずっと寄り添って支えてきた奥さんを思うと辛かった。 この神様のカルテ2は仕事と家族がメインテーマだったと思う。医師だけでなく、どんな仕事であれ家族を大切にできる労働環境の実現を願わずにはいられない。

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2022/07/25

どんなに大切な人でも、必要とされている人でも、人は死を迎えるものなんですよね…。 そんな当たり前だけど目をそむけてきたことを改めて突き付けられました。古狐先生のために皆で考えた贈りもの。今でも目に浮かぶくらい美しかった。 今回はさらに奥様のハルさんの素晴らしさが際立っていましたね...

どんなに大切な人でも、必要とされている人でも、人は死を迎えるものなんですよね…。 そんな当たり前だけど目をそむけてきたことを改めて突き付けられました。古狐先生のために皆で考えた贈りもの。今でも目に浮かぶくらい美しかった。 今回はさらに奥様のハルさんの素晴らしさが際立っていましたね。 こんなにできた奥様なんていないでしょ~!とつっこみたくなるくらいです。 夫婦のあり方についても考えさせられる一冊でした。

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2022/06/09

 前作と異なり、波乱連なる悲痛の物語です。  前作を読んで主人公のコミカルさと榛名への一途な愛の様子から、「もはや恋愛小説」と記していましたが、第二作となる今作では少し様相が違います。  今作で主軸となっているのは、東京から地元へ帰ってきた主人公・一止(いちと)の学友・進藤辰...

 前作と異なり、波乱連なる悲痛の物語です。  前作を読んで主人公のコミカルさと榛名への一途な愛の様子から、「もはや恋愛小説」と記していましたが、第二作となる今作では少し様相が違います。  今作で主軸となっているのは、東京から地元へ帰ってきた主人公・一止(いちと)の学友・進藤辰也をめぐる学生時代のほろ苦い初恋の思い出、そして現在の辰也が抱える問題について。さらに、物語のクライマックスである「とある人物の死」について、です。  ネタバレになってしまうのでボカしてしまうのですが、この死の場面の描写には心を掴まれました。抉るようにして読者の心を揺さぶりながらも、先へと読み進める速度は一切緩まないのは、全編通しての語り手である一止のキャラクター性ゆえなのかもしれないと感じました。  ――人は誰でも死んでいく、季節が移ろうのと同じ。  頭で納得しようともがきながらも、感情は瞬間を生きていると改めて考えさせられる内容でした。  本作では、「生」のモチーフであると言える「恋愛」と、「死」の対比がグラデーションのように折り重なり、人間の美しさと儚さ、混迷に悩む人々の心が鮮明に映し出されています。  まだ『神様のカルテ』の続きが読める。  読み終えてそう思うほど、感情に染み入る作品でした。

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2022/05/23

1のときより流せる話で、びっくりしました。 人のつながりとか指命とかそういうのを感じさせられる作品でした。 また続編を読もうと思わせるのに十分な作品です。

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2022/05/04

私のイチオシ小説の第二作目です。一作目より内容は少しシリアスになりますが、作者の人物の描き方がうまく暖かくて、柔らかい印象に落ち着きます。 今回は医師同士のつながりの部分がリアルです。外科系、内科系の医師の特徴も良くとらえてあります笑 一作目に続き、オススメです!

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2022/03/19

医療者は神ではなく、人間である。シリーズを通して伝えられていますが、2での登場人物の葛藤が1番泣きました。

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2022/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

間違って0を先に読み、その後に1を読んだ自分だが、2で一番泣いた。 イトさんとマゴさん。 古狐先生と千代さん。 古狐先生と大狸先生。 一止とハルさん。 一止とタツと次郎。 タツと千夏。 全ての関係性に泣いた作品。 その中で、ほっこりと暖かい気持ちになったのは、アプラのクランケと糖尿病のクランケ。 医療に携わるものは、神でもロボットでもない。 人間。 それを忘れてはいけない。 そして、人は必ず死ぬ。 そんな当たり前だと思うだろうけれど、それを忘れながら生きている、いや、忘れないと生きていけないのが人間なのだと思う。 乾先生の「死に方も考えないと」って言葉は、とってもありがい言葉だなと思った。 さて。。 泣きすぎてよくわからない感情で感想が支離滅裂だが。。 すごい作品だったということ。 あ、あと。。 「夜と霧」の存在、中身は知っているが、未だ読んだことがないので、今度読んでみよう。と言う気にもなったところ。

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