神様のカルテ(2) の商品レビュー
1の時もそうだっだけれど、話の中で確実に何人かは亡くなっているはずなのにこんなに優しく温かい話ってあるんだなぁ。色んな人の間に紡がれた縁と絆が見えて、心臓がぎゅっとなりました。医療の世界が長年抱える、医師の労働環境や不足の問題はたくさんの医療モノで描かれてきたけれど、この先もずっ...
1の時もそうだっだけれど、話の中で確実に何人かは亡くなっているはずなのにこんなに優しく温かい話ってあるんだなぁ。色んな人の間に紡がれた縁と絆が見えて、心臓がぎゅっとなりました。医療の世界が長年抱える、医師の労働環境や不足の問題はたくさんの医療モノで描かれてきたけれど、この先もずっと正しい答えなんて出ないんだろうな。自分の命を削ってまで…とは思うけれど、そうまでしてでも他人の命を救おうとする医療関係者の方々に再度感謝です。
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シリーズ2年連続ノミネート。2011年本屋大賞第9位。本庄病院に栗原の大学時代の友人で医学部の良心と呼ばれた東京の病院のエリートである新藤が着任する。 医者が命を削り、家族を捨てて、患者のために働くこを美徳とする狂った世界。二十四時間受け持ち患者のために働がなければならないのか。...
シリーズ2年連続ノミネート。2011年本屋大賞第9位。本庄病院に栗原の大学時代の友人で医学部の良心と呼ばれた東京の病院のエリートである新藤が着任する。 医者が命を削り、家族を捨てて、患者のために働くこを美徳とする狂った世界。二十四時間受け持ち患者のために働がなければならないのか。彼らも人間なのだから。 クレソンの「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬である」との信念のもと、圧倒的な医師不足である劣悪環境で、週末医療に向き合っていく。
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凄く凄く良かった。1作目を読んで一止先生の話し方に慣れたからかな? 友達の進藤先生登場。医者と人間。その通り。医療のあり方を訴えかけてきます。あと古狐先生…。 また、一止とハルさん夫婦のお互い寄り添いや言葉掛けがもう素敵すぎました。 映画もう一回観たいな。
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こちらも再読です。 一作目より好きだし、すごい泣ける。 副部長さんの物語が素敵で睡眠前の読書で号泣でした。ひとのあたたかさを感じるストーリー、小説の中だけじゃなくて現実もこうやってひととひとがつなかっていけたらいいな。
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1作目も良かったが2作目は更に良かった。 とくに後半、一つの文章をしっかり読ませる内容、表現でとても良かった。 イチさんの言葉遣いも全く気にならず、細君とのやり取りもホント前向きになれる。 解説に心地よいと書いてあったのが、まさにその通りで、それ以外の感想が思いつかないほど適切...
1作目も良かったが2作目は更に良かった。 とくに後半、一つの文章をしっかり読ませる内容、表現でとても良かった。 イチさんの言葉遣いも全く気にならず、細君とのやり取りもホント前向きになれる。 解説に心地よいと書いてあったのが、まさにその通りで、それ以外の感想が思いつかないほど適切な表現だと思った。 次作も読もう。買いに行こう。
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好みすぎて何冊でも読める確信がもてた。 シリーズ2作目。 新キャラの医師(0巻で登場)が本庄病院に赴任し、院内に不穏をもたらす。 そこからいつも通り課題が積まれてゆくなか、古狐先生夫妻のエピソードにうつる。 私的につらい話でした。 また本作も、いつもは冷静な一止が、熱が...
好みすぎて何冊でも読める確信がもてた。 シリーズ2作目。 新キャラの医師(0巻で登場)が本庄病院に赴任し、院内に不穏をもたらす。 そこからいつも通り課題が積まれてゆくなか、古狐先生夫妻のエピソードにうつる。 私的につらい話でした。 また本作も、いつもは冷静な一止が、熱が入った弁をする様があまりにも胸を打ってくる。 読む環境次第では本を一旦閉じてしまうくらい。 一止はやはり良い。 そして細君。 天使かよ。 この夫婦に悲しみなんて訪れませんように。
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一止と辰也、そして大狸先生と古狐先生。 今作はそれぞれの思いと熱い友情が詰まった話かなと思います。 各々の患者を思う心、そして医療へと取り組む姿勢。そして、医者である前に人間であり続ける事。 形や思いは違えども、目指す先は同じ。 読んでいてとても気持ちのいい回でした。 同じ志を...
一止と辰也、そして大狸先生と古狐先生。 今作はそれぞれの思いと熱い友情が詰まった話かなと思います。 各々の患者を思う心、そして医療へと取り組む姿勢。そして、医者である前に人間であり続ける事。 形や思いは違えども、目指す先は同じ。 読んでいてとても気持ちのいい回でした。 同じ志を持つ仲間がいる事はとても心強い。 次作も楽しみです。
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やはり信州の風景。神々しい山々。透き通った空気と澄み渡った星空。そして落ち着いた口調の文章がとても心地よい作品です。人間の本質に真摯に向き合い、ひた向きな努力を怠ることなく患者達を人間として治療し、最後までその人生に向き合う医師たち。もう理想的です。 第1巻に引き続きこの作品に...
やはり信州の風景。神々しい山々。透き通った空気と澄み渡った星空。そして落ち着いた口調の文章がとても心地よい作品です。人間の本質に真摯に向き合い、ひた向きな努力を怠ることなく患者達を人間として治療し、最後までその人生に向き合う医師たち。もう理想的です。 第1巻に引き続きこの作品にもいい人ばかりが出てきます。しかも登場人物達の輪郭がより鮮やかになり、深みを増している。 この作品では「木曾節」がいいスパイスとなっていました。木曾節の中には「御嶽山」も出てくる。本当に地元の人が歌う木曾節は味わい深いモノであったことを思い出しました。 帰宅途中の電車の中で読み始めたのですが、帰宅後も読む手が止まらず、テレビを見ている家族の横でも読み続け、家族が寝静まっても読み続け、結局深夜に読了。人の死に向き合ってはいるのですが、読後感はどうしても清々しい気持ちになってしまう。 夏川さんの魔術ですね。
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感動しました。 人を想う気持ち、それに応える仲間、そして、どうしようもない病の現実。 主人公の語り口調は、少々古風ですが、それがこ気味よいです。 前作に引き続き、ハルさんは名脇役でした。
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中学生の頃、朝読書の時間に読んでたけど、当時は色々大変なこともあったしバカ中学生なのであまり理解できなかったが、また読み直してすごくいい作品だと思った。 読むのがずっと心地よくて、ずっと読んでいたいと思ってしまう。それは多分、登場人物の全員が優しくて、自分が多忙を極めていても、大...
中学生の頃、朝読書の時間に読んでたけど、当時は色々大変なこともあったしバカ中学生なのであまり理解できなかったが、また読み直してすごくいい作品だと思った。 読むのがずっと心地よくて、ずっと読んでいたいと思ってしまう。それは多分、登場人物の全員が優しくて、自分が多忙を極めていても、大切な家族が病気でも、他人を気遣い、決して人を傷つけることをしないからだと思う。 この作品に出てくる人、栗原一止をはじめ、ハルさん、病院の先生たち、患者さんたち、みんな言動が粋でお洒落だなと思ったが、私にはそんな器用なことはできなくとも、人を気遣い、人を傷つけないように日々を奮闘するよう努めようと思った。
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