1,800円以上の注文で送料無料

箱の中 の商品レビュー

4.3

166件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2013/11/17

愛することは信じることだって誰かが言っていたけど、確かにそうだ。絵に描いたような温かい家を作っていけばいい。

Posted byブクログ

2013/11/08

中盤からの盛り上がりにドキドキしてノンストップで読みました。子供みたいに良くも悪くもストレートな感情をぶつけられて、大人の男の心情が揺れる様子がありありと伝わってくる臨場感。登場人物同様に、こちらも感情が大きく揺さぶられます。

Posted byブクログ

2013/10/15

素晴らしかった。面白かった。 読んでぼろぼろ泣きました。 冤罪で刑務所に入った主人公が、同じ房で出会った子供のように無垢な男。 木原さんはこういう作品がくるから怖いです。 元の単行本にこの話の後日談が収録されています。そちらも是非。

Posted byブクログ

2013/10/09

冤罪でパクられ、詐欺師にはカモられ、男にカマを掘られ、家庭は崩壊。 とことん運の悪い男、堂野。 でもそんなことはどうでもいいのです。 喜多川がとにかく魅力的なのです。 達観と無垢さを併せ持つ男。 犬が人型になったかのような真っ直ぐ過ぎる愛情表現。 その行為がレイプとかストーカーと...

冤罪でパクられ、詐欺師にはカモられ、男にカマを掘られ、家庭は崩壊。 とことん運の悪い男、堂野。 でもそんなことはどうでもいいのです。 喜多川がとにかく魅力的なのです。 達観と無垢さを併せ持つ男。 犬が人型になったかのような真っ直ぐ過ぎる愛情表現。 その行為がレイプとかストーカーとかであっても、胸がズキズキと切なくなるのです。 普通の男女交際では『純愛』というファンタジーは語れないのかもと思いました。

Posted byブクログ

2013/09/19

喜多川があまりにも「分かっている」こと、「それでも」と想うこと、切なく苦しくなった。知らない男と知っている男。それはどちらがどちらか。続編読みたいのでノベルズも購入したい。

Posted byブクログ

2013/09/12

三浦しをんさん絶賛・世間は評判の嵐なのは知りつつも、『重苦しそうなこの表紙だし、冤罪で懲役で苦しむ話だし…』と、購入してからも読むのを暫くためらいましたが、手に取ったら一気読み。ズド~ンと来ました。良くやった!講談社!“愛ってこういう物”と、はっきりした答えなど出やしないからこそ...

三浦しをんさん絶賛・世間は評判の嵐なのは知りつつも、『重苦しそうなこの表紙だし、冤罪で懲役で苦しむ話だし…』と、購入してからも読むのを暫くためらいましたが、手に取ったら一気読み。ズド~ンと来ました。良くやった!講談社!“愛ってこういう物”と、はっきりした答えなど出やしないからこそ、一つの愛の形として知る価値がありました。なんでもここには載っていない続編をもって完結らしいので引き続きノベルス版読みます。

Posted byブクログ

2013/09/11

木原作品は心と体の調子を整えてからじゃないと読めない。 ぎゅっと逃げられないところまで追いつめられて「どうよ?」と答えを迫られるような・・・そう、多分「娯楽」としての読書ではなくなってしまうから。   そんなわけでノベルズ版を友人に借りて、そのうち自分の手元にも置こうと思いつつ買...

木原作品は心と体の調子を整えてからじゃないと読めない。 ぎゅっと逃げられないところまで追いつめられて「どうよ?」と答えを迫られるような・・・そう、多分「娯楽」としての読書ではなくなってしまうから。   そんなわけでノベルズ版を友人に借りて、そのうち自分の手元にも置こうと思いつつ買うのは後回しになっていた。  【檻の外】も同時収録っていってたから、あんまり気にしないで買ったんだけれど・・・私的には【なつやすみ】も入って【檻の外】だったんだよねぇ、しみじみとつくづくもったいな、と。

Posted byブクログ

2013/09/08

ハッピーエンドなんだけど、 二人が結ばれるためには、 ここまで二人とも辛い目に遭わないといけなかったのかな、 って思ってしまった。 だからこそ、最後に残る感動というか切なさも大きいんだろうけど。 愛の本質って何だろうな、とも。 初めてこの人の作品読んだけど、秀逸。 人気あるのわか...

ハッピーエンドなんだけど、 二人が結ばれるためには、 ここまで二人とも辛い目に遭わないといけなかったのかな、 って思ってしまった。 だからこそ、最後に残る感動というか切なさも大きいんだろうけど。 愛の本質って何だろうな、とも。 初めてこの人の作品読んだけど、秀逸。 人気あるのわかるわ。

Posted byブクログ

2013/09/03

ものすごい本だ。目の離せないストーリー展開も人間の心理描写もぐいぐい引っ張り込まれる。女の自分が体験し得ない事なのに、堂野の心理に同調して心が締め付けられるような苦しい気持ちになり迷ったり、感動したり、目の前に喜多川がいるような気持ちになったのは文章がリアルでものすごい力があった...

ものすごい本だ。目の離せないストーリー展開も人間の心理描写もぐいぐい引っ張り込まれる。女の自分が体験し得ない事なのに、堂野の心理に同調して心が締め付けられるような苦しい気持ちになり迷ったり、感動したり、目の前に喜多川がいるような気持ちになったのは文章がリアルでものすごい力があったから。読んだ後少し経って、今度は本が自分の方に入ってきた。色々な事考えた。愛ってなんなんだろ。私が思ってる「愛してる」は違うのかな。究極ってものに触れてしまった気がする。

Posted byブクログ

2013/09/01

 本屋で運命の出会い。本屋行ったら目の前に置いてあるんですもの。ホイホイされないわけがない。BL的要素があったり、BLとジャンル分けされるような小説は好きなんですが、BLレーベルで出てるのは、どうも手が出ないことが多い。本の装丁とかがあまり好みじゃなかったり、挿絵が多すぎたりとか...

 本屋で運命の出会い。本屋行ったら目の前に置いてあるんですもの。ホイホイされないわけがない。BL的要素があったり、BLとジャンル分けされるような小説は好きなんですが、BLレーベルで出てるのは、どうも手が出ないことが多い。本の装丁とかがあまり好みじゃなかったり、挿絵が多すぎたりとか、理由はいろいろです。それでも買うときはあるけど。この作品は以前にBLレーベルから出てた作品らしい。好きな作家である三浦しをんさんが解説を書かれていて、それにも興味をひかれて購入。  読み始めて最初はなかなか物語に入り込めない、というかなんか予測のつく感じだなー、と思いながら読んでいたのだが、最後まで読んで反省しました。私の予測など、本当に稚拙なものでした。申し訳ございません、と思わず声に出して謝罪。  主人公の最後の決断が私は好きだ。

Posted byブクログ