箱の中 の商品レビュー
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痴漢の冤罪で服役した堂野と、彼に懐く喜多川のお話。 泣いた。 割と何回も。 『美しいこと』がとても良かったので『箱の中』も読んでみました。 喜多川のキャラが多少ファンタジーな感もありますが。 彼の純粋さに、感動します。 これ男性同士の関係だから、美しく感じられるんだろうな。 こんな風に人を愛せたら素晴らしいですね。 ま、現実にはそうそうないか。
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恥ずかしながら、初めての木原音瀬。 巻末の三浦しをんさんの解説が的確すぎて何も付け加えることはないかもしれないけど(笑)。 現実に数多く起きているだろう理不尽にどれほど追い詰められても堂野が真面目で誠実で、喜多川は未成熟故に純粋で、それゆえに愛のひたむきさや痛み、愛がもたらす救済...
恥ずかしながら、初めての木原音瀬。 巻末の三浦しをんさんの解説が的確すぎて何も付け加えることはないかもしれないけど(笑)。 現実に数多く起きているだろう理不尽にどれほど追い詰められても堂野が真面目で誠実で、喜多川は未成熟故に純粋で、それゆえに愛のひたむきさや痛み、愛がもたらす救済が胸に迫って泣いた。 読んで良かった。ノベルス収録の短編もぜひ読みたい。
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惹きつけられる文章、BLの「お約束」の感じはなくドロドロとしたイヤミスを読んでいるような感覚。 美しい愛ではなく醜く歪んだ愛がこれまた読んでて続きが気になって仕方がなかった。 「檻の外」は堂野と喜多川が出所してからのどろどろな人生、というか特に堂野は奥さんもなんだかひどくて。。。 堂野の事が大好きで仕方ないのかと思えば……。 良い訳ばかりだし。でもそんな奥さんが悪者役(?)になってくれたからこそ余計に堂野と喜多川の愛が深まったんだよな。とか考えてみたり。 この話の続編で「なつやすみ」という話があるらしいのですが、ノベルス版「檻の外」に収録されてるとか。 あー続きも読みたい!
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「美しいこと」を読んで木原音瀬を知り、彼女の他の作品を読んでみたい、そう思って「箱の中」を手にした。 率直にいうなら「美しいこと」の方が感情移入しやすくて好きだったなあ、って感じ! 結構内容ヘビーだなあ、、って思ってしまった!
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愛情は理屈じゃないっていうのはわかる気がしますね。外見とか条件ではなく、人間性というか、魂に惹かれるっていうのかな、いくら否定しても心はどうしようもないから世の中トラブルが耐えないんですねぇ・・・
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いやーまさかのベーコンレタスで「お、おうふ(^p^)」てなったよね…w だって想像しないでしょう、この表紙でBL展開。「それならそうと最初から言っといてくれよ!!」とは思ったけど(まぁ解説には書いてあったけど)、読みやすくて面白かったんじゃないかなー。ただやはり、読む人を選ぶ本で...
いやーまさかのベーコンレタスで「お、おうふ(^p^)」てなったよね…w だって想像しないでしょう、この表紙でBL展開。「それならそうと最初から言っといてくれよ!!」とは思ったけど(まぁ解説には書いてあったけど)、読みやすくて面白かったんじゃないかなー。ただやはり、読む人を選ぶ本ではあるかな。うん。
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性癖や嗜好としての同性愛とは異なり、生まれて初めて愛情を持った相手が同性だったという話。これを男女の物語にしたら数多ある恋愛物語のひとつになっちゃうのかもしれないが、激しく純な愛情とそれに狼狽える通念の物語がBL風にアレンジされるとかなり面白い話になるものだと感じた。作中登場人物...
性癖や嗜好としての同性愛とは異なり、生まれて初めて愛情を持った相手が同性だったという話。これを男女の物語にしたら数多ある恋愛物語のひとつになっちゃうのかもしれないが、激しく純な愛情とそれに狼狽える通念の物語がBL風にアレンジされるとかなり面白い話になるものだと感じた。作中登場人物の中で唯一普通の人である堂野が、実は最も普通からはほど遠い人物だと思うし、その無自覚な優しさが様々な出来事の元凶となっている。
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ありがちなハッピーエンドで終わるようなBL本ではなく、不信と焦燥、そして殺伐とした情景が描かれた作品でした。堂野と喜多川の関係性が読むにつれもどかしく、私読者としては納得いく終わり方でした。
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だって三浦しをんさんの推薦だもの、 迷わず買っちゃう。 年越しにとんでもないものを読んでしまった。 普段のテンションで向き合っていないから、 またいつかじっくり読んでみたい。
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読み終わった時、満足感のあまり何も手がつきませんでした。葛藤、選択、決意…何もかも素敵で、こんな素敵な話は久しぶりです。読んで本当に良かった!
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