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箱の中 の商品レビュー

4.3

166件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

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2024/08/28

初めての世界でした。 BL物語は正直読まず嫌いというか、生理的に避けていました。本を買う時はあらすじを読んだ際の印象で決めて購入しています。何が印象なのかと問われるとすぐには答えを出せませんが、誰かがインタビュー式に私の回答を引き出してくれれば、それを思い出す事はできるでしょう。...

初めての世界でした。 BL物語は正直読まず嫌いというか、生理的に避けていました。本を買う時はあらすじを読んだ際の印象で決めて購入しています。何が印象なのかと問われるとすぐには答えを出せませんが、誰かがインタビュー式に私の回答を引き出してくれれば、それを思い出す事はできるでしょう。 こんな話はさておき冤罪、刑務所、信用、家族、そして彼。2人の思い。この複雑な環境の中で幾多の試練。もう2人だけでは解決できないー。2人の欲望が激しくぶつかり合う。 こんなリアリティが味わえる本はなかなかないと思います。 普段読んでいる小説のジャンルに飽きている方、オススメです。

Posted byブクログ

2024/08/26

まさかこういう話と知らず、レビューがいいから読んだけど 生々しい(汗) だけどその生々しい描写さえなければ話としては純愛物語として面白かった。 ピュアな恋心とドロドロした夫婦関係が真逆なとこが良かった。

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2024/09/09

市役所勤務の真面目な男・堂野崇史30歳は痴漢の冤罪で逮捕・起訴され実刑判決を受ける。刑務所内で出会った2歳年下の喜多川圭に一途な愛情を向けられ困惑するが、次第に絆されて…。本作は元々BL小説として出版されたものらしい。序盤から主人公の堂野の境遇があまりにも哀れでしんどかったし、愛...

市役所勤務の真面目な男・堂野崇史30歳は痴漢の冤罪で逮捕・起訴され実刑判決を受ける。刑務所内で出会った2歳年下の喜多川圭に一途な愛情を向けられ困惑するが、次第に絆されて…。本作は元々BL小説として出版されたものらしい。序盤から主人公の堂野の境遇があまりにも哀れでしんどかったし、愛情を知らずに大人になった喜多川のピュアさに動揺したがその後の展開から目を離せず夢中で読んだ。何とも言い難い読了感だったが解説の三浦しをん氏の熱量がまた凄まじかった。心を揺さぶられる作品。

Posted byブクログ

2024/08/09

時間に換算するとほぼ1日で読み終わり、読後は「は~」と気の抜ける声が出てしまいました。一言でいえば、「これだよ!正しく!これ!」という感じですし、何より個人的に良いラストで良かったです。メインの登場人物の対比的設定はある意味BLならではだなと思っていましたし、絆されていく設定も多...

時間に換算するとほぼ1日で読み終わり、読後は「は~」と気の抜ける声が出てしまいました。一言でいえば、「これだよ!正しく!これ!」という感じですし、何より個人的に良いラストで良かったです。メインの登場人物の対比的設定はある意味BLならではだなと思っていましたし、絆されていく設定も多いけども、『絆される』なんて簡単な言葉に集約できない、相手からの好意に対する葛藤が丁寧に描かれていてぐっとお話の中に引き込まれました。喜多川の言葉がストレートで胸を打つし、何より動物的に本能で愛している、でも堂野の気持ちも考えて悩んで、でもわからなくて寂しくなって…という心情や、堂野は常識などの型や未知なることへの恐怖など…こちらも様々な心情があり、こちらが胸を締め付けられます。愛とはなにか、もちろん男女の恋愛でも考えられますが、同性同士はまた違った角度で考えられるのではないかと思います。 貸してくれたお友達に感謝です!

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2024/07/30

ブク友さんたちの間で話題の作品 どうしても気になり、恐る恐る借りてきた一冊 【感想→すっごく良かった!】 最初からぐいぐい引き込まれて、頁を捲る手が止まらない 痴漢の冤罪で服役中の男・堂野が主人公だが、冤罪って本当に怖いなと思った。 憤りと怒り、悲しみなどで感情が乱れま...

ブク友さんたちの間で話題の作品 どうしても気になり、恐る恐る借りてきた一冊 【感想→すっごく良かった!】 最初からぐいぐい引き込まれて、頁を捲る手が止まらない 痴漢の冤罪で服役中の男・堂野が主人公だが、冤罪って本当に怖いなと思った。 憤りと怒り、悲しみなどで感情が乱れまくって読むのが苦しい。 また、同部屋の喜多川の堂野に対する愛情は真っ直ぐで純粋で… まるで子どものように飾らない愛の表現は、ヒリヒリと痛い。 「好き」に男とか女とか関係ない。 好きな人とずっと一緒にいたい、触れていたい、 ただそれだけ。 2編目の「脆弱な詐欺師」は、出所後の喜多川に依頼されて堂野を探す探偵の話し。 これもまた喜多川の一途な愛に圧倒される。 他人から見たら、狂っていると思われる程の真っ直ぐな愛だ。 そして3編目「檻の外」が本当に良い! 出所後の堂野と喜多川が再会し、再び人生が交差する。 二人の間の愛情だけでなく堂野の家族をも巻き込み、人間のあらゆる感情が炙り出されたものすごい物語だ。 読み終えて暫し呆然 解説によると二人のその後を描いた「なつやすみ」という短編があるらしいので、それも是非読みたい。 あまりの感動に書くのを忘れていたが 性描写の場面は、かなり衝撃的でびっくりした。 えっ!? BLって、こんなに!?…(・・;) 正直面食らった事を記しておく。 皆さんのレビューがなかったら、きっと手に取らない作品です。 ありがとうございます!

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2024/07/09

ブク友さま達の投稿で、めちゃくちゃ気になってた作品! ⁡ もう〜〜、ひと言で言うと"衝撃"! とても良かった〜ඉ_ඉ ⁡ ドラマ「きのう何食べた?」はめっちゃ大好きで見てたけど、それ以外でBLに触れた事なくて、これが初のBL小説でした。 ⁡ なんか思ってたの...

ブク友さま達の投稿で、めちゃくちゃ気になってた作品! ⁡ もう〜〜、ひと言で言うと"衝撃"! とても良かった〜ඉ_ඉ ⁡ ドラマ「きのう何食べた?」はめっちゃ大好きで見てたけど、それ以外でBLに触れた事なくて、これが初のBL小説でした。 ⁡ なんか思ってたのと全然違った。。 もちろんBLで、性的描写もあって、それは激しすぎて正直引いてしまうほどだったんだけど、でもこれBLという枠だけにとどまらない、めちゃくちゃ考えさせられる話だった。 キュンキュンな恋愛物ではなく、ヒリヒリとした人間ドラマ。 終始食い入る様に読んで、読み終わった今は頭の中グルグル放心状態。 ⁡ 三浦しをんさんの言葉を借りると ⁡ 『本作を乱暴に要約すると、痴漢の冤罪で刑務所に入る事になってしまった主人公が、そこで出会った殺人犯の男に好かれて困惑する話』 ⁡ そんなお話。 ⁡ 冤罪で刑に服すはめになった堂野と、親の愛を知らず殺人の罪で服役中の喜多川。 ほんとにこんな制度でいいの? こんな世の中でいいの? 理不尽な事が多すぎて、読んでて苦しくなってしまう。 そして、子供の様に純粋で真っ直ぐすぎる喜多川の、表現の仕方を知らない猪突猛進な愛は怖すぎて、そして悲しい。 ⁡ 3部構成で、1部では刑務所での2人の話。 2部では、出所した喜多川が先に出所した堂野を探す話。 3部では、再会した2人の話。 ⁡ 2人を始め様々な人間の心理、弱さや脆さ、そして愛や信頼が描かれた作品だった。 ⁡ しをんさんの解説がまた良くて( ᴗ ̫ ᴗ ) 「息苦しさこそ愛の真実」の言葉に、うんうんと共感。 ⁡ 2人のその後が描かれた「なつやすみ」の入った作品も図書館で借りれそうなので、そちらも絶対読もうと思う! ⁡ 文庫版で読んだけど、非さんの描いた装丁も素敵だった(ღ*ˇ ˇ*)。 ⁡ 教えてくれたみなさま、読んで良かったです! ありがとうございます(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゚ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡

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2024/07/07

一気に読んだ。 読まされた。 清いのに、美しさはなく。 真っ直ぐなのに、正しさとは遠く。 純粋さだけでは苦しすぎる。 誰か言ってたが、 『自分で自分自身は見えない、鏡に映った自分が見えるだけだ』と。 その意味をこの1冊で思い知らされた。 『なつやすみ』も読みたいが、ここで終わらす...

一気に読んだ。 読まされた。 清いのに、美しさはなく。 真っ直ぐなのに、正しさとは遠く。 純粋さだけでは苦しすぎる。 誰か言ってたが、 『自分で自分自身は見えない、鏡に映った自分が見えるだけだ』と。 その意味をこの1冊で思い知らされた。 『なつやすみ』も読みたいが、ここで終わらすことがこの文庫版の意味かな、とも。 ですが、カテゴライズすべきではない作品でした。 だからこそ文庫版で出版されているんだろうけれど。 性描写も少しありますが、他の作品に比べて与える感情が違うはず。

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2024/06/16

最近巷でBLが流行っているのか?よく目にするようになった。 私は過去にBLだと知らずに、普通のミステリだと思い買ってしまった本があった。そういうジャンルとは知らなかったのだが、面白かったことを記憶している。 本棚を確認してみると、その私が読んだ『秘密』という本は、何と木原音瀬先...

最近巷でBLが流行っているのか?よく目にするようになった。 私は過去にBLだと知らずに、普通のミステリだと思い買ってしまった本があった。そういうジャンルとは知らなかったのだが、面白かったことを記憶している。 本棚を確認してみると、その私が読んだ『秘密』という本は、何と木原音瀬先生ではないか! この本は、 「ブクログ Best user Award 2023」 のおびのりさんがご紹介されており、ちょっと気になっていた一冊。 ジャンルがなぁ、、、、 無理かもしれないなぁ、、、 と若干尻込みしていた。 まことさんも高評価だったので、さらに気になり、、、 ここのところ雪見酒さんのところのコメント欄で、一度話の種に読んでみようかな?と思えるようになった( ̄▽ ̄) そんな軽い気持ちで読み始めたのだが、 この本、めっちゃいいですよ!おびのりさん!! BLとか、もうそんなの置いておいて、読み物として、めっちゃめちゃ面白かったです!! 拘置所の中、探偵に居場所を依頼する、再会 どの回も滅茶苦茶のめり込んでしまいましたよ! 純愛というか、健気さ、優しさ、何だかすごく突き刺さるものがありました。 久しぶりに、良いモノ読んだなぁ!!という感動がありましたよ! 良い本に出会えて幸せです! ありがとうございました!! おびのりさん、雪見酒さん、みんみんさんのおかげですm(_ _)m

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2024/06/08

中々の強めBLでした笑 何で知ったのか忘れちゃったけど、レビューが良くて図書館で借りました。初読みの作家さんで事前情報なく読み始め、あら、これはもしかして…と思い作家さん紹介の所を読んで初めて知る。 元々恋愛モノはあまり読まないのですが、めっちゃ続きが気になってかなり早いペースで...

中々の強めBLでした笑 何で知ったのか忘れちゃったけど、レビューが良くて図書館で借りました。初読みの作家さんで事前情報なく読み始め、あら、これはもしかして…と思い作家さん紹介の所を読んで初めて知る。 元々恋愛モノはあまり読まないのですが、めっちゃ続きが気になってかなり早いペースで読みました。 刑務所、殺人、痴漢冤罪、前科持ち…という仄暗い特殊な設定の中での純愛。面白かったです。かなり生々しい表現あり、です。 そして、解説はもちろんこの方『三浦しをん様!』やっぱり!って言っちゃいました。

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2024/05/13

痴漢の冤罪で判決を受けた堂野 同じ刑務所の部屋であった喜多川は母親に頼まれ殺人を犯していた 喜多川は堂野に恋愛感情を抱く 喜多川は先に出所した堂野の行方をずっと探していて探偵に依頼 BLそしてお互いの感情 誰かが責任を負わず目を背け逃げていたら誰か他の人を傷つけることに...

痴漢の冤罪で判決を受けた堂野 同じ刑務所の部屋であった喜多川は母親に頼まれ殺人を犯していた 喜多川は堂野に恋愛感情を抱く 喜多川は先に出所した堂野の行方をずっと探していて探偵に依頼 BLそしてお互いの感情 誰かが責任を負わず目を背け逃げていたら誰か他の人を傷つけることにもなる

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