コトラーのマーケティング3.0 の商品レビュー
近代マーケティングの父と称されるコトラーの本。 この本では、マーケティングの今後あるべき姿を、 マーケティング3.0として紹介している。 まず、マーケティング1.0とは、DMを送ったりしながら、 マスを対象に製品を販売するためのもの。 マーケティング2.0では、消費者がWEB...
近代マーケティングの父と称されるコトラーの本。 この本では、マーケティングの今後あるべき姿を、 マーケティング3.0として紹介している。 まず、マーケティング1.0とは、DMを送ったりしながら、 マスを対象に製品を販売するためのもの。 マーケティング2.0では、消費者がWEB等で簡単に、 商品を比較できるようになったため、セグメンテーションを行い、 消費者のマインドとハートをつかむマーケティングを行った。 マーケティング3.0では、製品を売るのではなく、 企業のミッションを明確に消費者に伝えることで、 機能的・感情的充足だけでなく、精神の充足をも与えるもの。 それは、例えば、dellのサプライチェーンに組み込まれている 国通しは戦争しないとか、そういうことらしい。 もっというと、機能的パフォーマンスではなく、 社会的パフォーマンスのいいサービスを提供するべきだ。ということ。 マーケティング3.0では、ブランドは消費者のものであると書いている。 実際、難しくて、よくわからなかった。 --- 他の人のレビュー http://scholar.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/30-2520-f8e1.html http://www.kotohane.com/?p=2348
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ソーシャルマーケティングのような感じで、ステークホルダーに広く価値を提供しろという内容で、マーケティングか経営戦略か、その線引きがなくなってきたなあ。
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2005年にダニエル・ピンクのハイコンセプトがベストセラーになった後、企業で評価される人物像や、それに紐付く仕事の仕方がどんどん変化していってると思います。 そんな中で、マーケティングのカミサマ「コトラー」の名前で「マーケティング3.0 」がでたのは、そろそろ「ただ変わる」だけ...
2005年にダニエル・ピンクのハイコンセプトがベストセラーになった後、企業で評価される人物像や、それに紐付く仕事の仕方がどんどん変化していってると思います。 そんな中で、マーケティングのカミサマ「コトラー」の名前で「マーケティング3.0 」がでたのは、そろそろ「ただ変わる」だけでなく、企業や働く人の活動が、マーケティングの公用語として、定義される時代になった、ということだと思います。 例えば『機能的価値、感情的価値にくわえて精神的価値』『消費者(コンシューマ)から生産消費者(プロシューマー)』など。 「新マーケティング公用語」のガイドライン本です。 マーケター必読(^_-)-☆
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マーケターの人におススメの本です。ビジネスの「希望の書」って感じで、読んでおいて絶対に損はないと思う。マーケティングの主役を1.0では製品、2.0では顧客と考えると、3.0も顧客なんだけど、2.0は会社→顧客なのに対し、3.0は顧客⇔顧客になる。顧客が顧客をひっぱる共感を生むこと...
マーケターの人におススメの本です。ビジネスの「希望の書」って感じで、読んでおいて絶対に損はないと思う。マーケティングの主役を1.0では製品、2.0では顧客と考えると、3.0も顧客なんだけど、2.0は会社→顧客なのに対し、3.0は顧客⇔顧客になる。顧客が顧客をひっぱる共感を生むことがマーケティングの役割になる。例えると「ぐるなび」が2.0で「たべろぐ」が3.0かな。僕もまだまだ理解しきれていないのでえらそうなことは言えませんが、勉強になる本だと思う。
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「マーケティング3・0では、カンバセーションが新しい広告活動なのだ。」(P.101)という文章には、新鮮さを感じました。昨今の様々なマーケティングに関わる新しい動きについて頭の中での整理がつきます。
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マーケティングは1.0から2.0を経て3.0の時代に マーケティング1.0 : 製品中心の考え方 マーケティング2.0 : 消費者中心の考え方 マーケティング3.0 : 人間中心の考え方 “企業は今日、消費者と協働しなければばらない。マーケティング・マネジャーが消費者の考えを...
マーケティングは1.0から2.0を経て3.0の時代に マーケティング1.0 : 製品中心の考え方 マーケティング2.0 : 消費者中心の考え方 マーケティング3.0 : 人間中心の考え方 “企業は今日、消費者と協働しなければばらない。マーケティング・マネジャーが消費者の考えを知り、市場について知見を得るために、消費者の声に耳を傾けるところから協働は始まる” “ブランドのミッションが消費者のマインドとハートと精神にしっかり根づいているとき、そのブランドは消費者のものになる” “賢明な企業は、株主だけでなくすべてのステークホルダーに目を向ける。ステークホルダーのすぐれたネットワークがあるから成功している” “やがて人びとは、企業に利益創出の推進役ではなく社会文化的発展の推進役になることを期待するようになる。ますます多くの消費者が、公的・社会的課題にどの程度取り組んでいるかを、企業を評価する基準のひとつにするようになるだろう” 企業と消費者との距離がますます近づいてきている。 そのきっかけを作っているのがソーシャルメディアの台頭。 そして資本主義から社会主義に一歩近づく・・・ 最後に、やっぱりこのフレーズが一番インパクトあったね。 “ブランドは消費者のもの” 内容が盛りだくさん。読んでみてください。
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CSRやポーターのCSV(共通価値の創造)の論文からコトラーのマーケティング3.0へと到達しました。 企業として価値を追求するマーケティングといものに大変感銘を受けました。現代社会の「何か違うぞ」といった不安に何らかの光明を見出すことができたと思います。次ぎは、いかに社会実践をするか。実践にあたってはいたるところでコンフリクトは発生しそうですが。 マーケティング3.0やCSVの理論は未だ端緒についたばかり。これからはその実践の中で、これらの理論をいかに肉付けしていくかが課題かと考えます。
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マーケティングのメソドロジーの本かと思ってちょっと後悔。今後の企業の経営の姿勢を対外的な観点にたって解説した本。最後の10原則について解説してるけど、読むのをお薦めはしない。
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もう10年近く前、行政によるサービス(公)と民間によるサービスの比較を考えていました。テーマは学校給食の民間委託。 公は公で、食育や児童の健康、食生活向上への貢献などといった目標を掲げて行動するものの、いかんせんコストが高い。 そこで民間委託が登場するけど、公の目標はどこかへ消...
もう10年近く前、行政によるサービス(公)と民間によるサービスの比較を考えていました。テーマは学校給食の民間委託。 公は公で、食育や児童の健康、食生活向上への貢献などといった目標を掲げて行動するものの、いかんせんコストが高い。 そこで民間委託が登場するけど、公の目標はどこかへ消えることがしばしば。 両者を双方満たす仕組みを考えていて、結論としては、和洋折衷じゃないけど、公の目標を掲げ(ここが大事)、効率的に運営することが重要と、至極もっともな結論に。いまならそれはこのマーケティング3.0という概念ですんなり理解されそうです。 マーケティングが経営戦略(それも崇高な価値実現に向けた)として進化するための10原則が巻末にまとめられてます。 個人的には、昔からのインターナル・マーケティングの3.0版の第4章が興味深かった。
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モノを売り込むだけの「製品中心」のMK1.0から、顧客満足を目指す「消費者志向」(MK2.0)を経て、今、収益性と企業の社会的責任の両立をはかるMK3.0の時代へ。ステークホルダーとの関係や、ポスト成長市場でのビジネスの方向性なども論じられており、マネジメント、経営の視点からも読...
モノを売り込むだけの「製品中心」のMK1.0から、顧客満足を目指す「消費者志向」(MK2.0)を経て、今、収益性と企業の社会的責任の両立をはかるMK3.0の時代へ。ステークホルダーとの関係や、ポスト成長市場でのビジネスの方向性なども論じられており、マネジメント、経営の視点からも読み解くことができる。
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