コトラーのマーケティング3.0 の商品レビュー
マーケティングに変化の波が押し寄せる。 これまで、STPを顧客志向でしていくことがマーケティングだった。 生産主導のマーケティング1.0、顧客中心のマーケティング2.0、、 各社高水準の製品やサービスを提供できるようになった中で、コモディティ化が進む世界。 そこでネクストステー...
マーケティングに変化の波が押し寄せる。 これまで、STPを顧客志向でしていくことがマーケティングだった。 生産主導のマーケティング1.0、顧客中心のマーケティング2.0、、 各社高水準の製品やサービスを提供できるようになった中で、コモディティ化が進む世界。 そこでネクストステージのマーケティング3.0により、精神性や社会課題も取り入れる人間中心のマーケティングに移行することが求められている。 それは、顧客を単なる購入者ではなく、スピリットを備えた全人的な存在として捉えるべきだから。 これは『PURPOSE』においても語られている視点だ。 印象的なのは、サステナビリティを実践する企業の事例だ。 デュポン(イノベーター):製品を生み出す。 ウォルマート(投資家):環境配慮のプロジェクトに資金を出す。 ティンバーランド(普及者):環境配慮のビジネスモデルを通じ、環境意識を生み出す。 上記のように企業にも役割が当てはめられ、サステナブルを意識するモチベーションも異なると言うこと。 SDGsや脱炭素が叫ばれる中、この違いを意識し、 マーケティングに取り入れることで、より明確なSTP分析につなげられそうだ。 そう語るのは、「近代マーケティングの父」として知られ、ウォールストリート・ジャーナル紙の最も影響力のある経営思想家のランキングで上位6人の一角を占めているフィリップ・コトラー氏。
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内容自体は概念的な話も多いが、今流行りのSDGsなどの原型になっている本。この手の話はやはりどうしてもご都合主義的な感じがしてしまいどうしても好きになれないが、マーケターとして一度は読んだ方が良い本なのかなという。
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マーケティング3.0の時代のマーケティングの考え方について学べる。物を作れば売れる物主体の1.0の時代から、顧客主体の2.0の時代、と時代の流れを踏まえて、2000年以降求められている価値主導のマーケティングの時代の中身について学べる。 ソーシャルメディアの発展や環境、所得格差、...
マーケティング3.0の時代のマーケティングの考え方について学べる。物を作れば売れる物主体の1.0の時代から、顧客主体の2.0の時代、と時代の流れを踏まえて、2000年以降求められている価値主導のマーケティングの時代の中身について学べる。 ソーシャルメディアの発展や環境、所得格差、グローバル化などの社会的背景から、顧客自身がマーケティング、ブランドを作っていくこと、顧客の精神的な価値を踏まえたマーケティングが求められている、など時代の変化に合わせたその時代のマーケティングに必要な考え方について学べる。 学びメモ ・マーケティング3.0では人を消費者としてではなくマインドとハートを持った全人的存在と捉えること。 ・機能的、感情的充足だけではなく、精神の充足も求められている。 ・消費者はより協働的、文化的、精神的なマーケティング手法を求める、洗練された形の消費者中心の段階である。
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ソーシャルネットワークの成長によって、人びとは既存の企業や製品やブランドについて、機能的パフォーマンスだけでなく、社会的パフォーマンスの観点からも語り合うことができるようになっている。 新世代の消費者は、社会の課題や関心に従来の消費者よりはるかに敏感だ。 この変化に迅速に対応す...
ソーシャルネットワークの成長によって、人びとは既存の企業や製品やブランドについて、機能的パフォーマンスだけでなく、社会的パフォーマンスの観点からも語り合うことができるようになっている。 新世代の消費者は、社会の課題や関心に従来の消費者よりはるかに敏感だ。 この変化に迅速に対応するための企業戦略を解説。
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社会的パフォーマンス、グリーンな経営 SNSによりそれが評価されやすくなった 顧客、従業員、関係者など全ての関わりがマーケティング 協働、文化、精神
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p17 マーケティング3.0では〜消費者は〜自分達の不安に対するソリューション(〜)を求めるようになっている。 p41 〜マズローは〜あのピラミッドは逆さまにするべきだったと思っていた〜
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<目次> はじめに 第1部トレンド 第1章マーケティング3.0へようこそ 第2章マーケティング3.0の将来モデル 第2部戦略 第3章消費者に対するミッションのマーケティング 第4章社員に対する価値のマーケティング 第5章チャネル・パートナーに対する価値のマーケティング 第...
<目次> はじめに 第1部トレンド 第1章マーケティング3.0へようこそ 第2章マーケティング3.0の将来モデル 第2部戦略 第3章消費者に対するミッションのマーケティング 第4章社員に対する価値のマーケティング 第5章チャネル・パートナーに対する価値のマーケティング 第6章株主に対するビジョンのマーケティング 第3部応用 第7章社会文化的変化の創出 第8章信仰市場における起業家の創造 第9章環境に持続可能性に対する取り組み 第10章まとめ P19.マーケティング1.0 製品中心のマーケティング マーケティング2.0 消費者志向のマーケティング マーケティング3.0 価値主導のマーケティング P55.ソーシャルメディアの台頭は、消費者の信頼が企業から他の 消費者に移ったことのあらわれ P104.企業は変化というミッションに掲げ、それを軸に感動的 なストーリーを築き、ミッションの達成に消費者を参加させる必要 がある。~大きな違いをもたらし得る小さなアイデアを 見つけることかた始まる。 P139.社会的責任を果たすというXX社の価値を本当に 理解している企業は1社もなかった。 P197.企業は伝統的に、市場の欲求や要求を満たすことで、利益を創出するという目的のために創業される。~ やがて人々は、企業に利益創出の推進役ではなく社会 文化的発展の推進役になることを期待する。 P257.企業の行動や価値は、一般大衆かたますます厳しくチェックされる。~機能的パフォーマンンスだけでなく 社会的パフォーマンンスの観点かたも語りあう。 2010/9/30初版。原本も2010。 P2.マーケティング3.0とは、企業が消費者中心の考え方から 人間中心の考え方に移行し、収益性と企業の 社会的責任をうまく両立する段階である。 国連ミレニアム開発目標(MDGS)に貢献している企業。。 との記述あり、SDGSの考え方に近いところでコトラー は、マーケティングの原則を2010に、すでにつかんでいた。
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人間の最も重要な欲求として、精神的欲求が生存欲求にますます取って代わりつつある。 物質的充足に加えて精神的豊かさもますます求められる時代に。 このトレンドの結果、消費者は今では、自分たちのニーズを満たす製品やサービスだけ でなく、自分たちの精神を感動させる経験やビジネスモデルも求...
人間の最も重要な欲求として、精神的欲求が生存欲求にますます取って代わりつつある。 物質的充足に加えて精神的豊かさもますます求められる時代に。 このトレンドの結果、消費者は今では、自分たちのニーズを満たす製品やサービスだけ でなく、自分たちの精神を感動させる経験やビジネスモデルも求めている 心理的精神的便益は実際には消費者のもっとも基本的なニーズであり、マーケターが 実現できる究極の差別化。(メリンダ・デイビス) この精神的欲求を満たす価値提案が、マーケティング3.0のキラーアプリケーション。 提供する商品だけでなく、企業のミッションやビジョンについても その企業がどのように人間の幸福に貢献できるかを考え、提案する必要がある。 マーケティング3.0は、企業のミッションやビジョンや価値に組み込まれた意味を マーケティングすること。
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消費者コミュニティが強くなってること、環境問題への対策なども含めた社会的価値を持つことが大切なこと など 目新しい話はあまりなかった
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マーケティングとは単に顧客に製品を販売するためのものではなく、企業のミッション・ビジョンの実現を顧客とともに追い求めるためのもの、と理解しました。 特に企業が行ったブランドイメージの変更に対する消費者との対立の事例が印象深かったです。 4.0も出ているのでこの後読んでみます。
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