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コトラーのマーケティング3.0 の商品レビュー

3.6

123件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

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2014/09/03

プロダクト販売ではなく、マーケットインでもなく、自分たちの企業文化を伝えたりミッションやビジョンといった価値感を伝えていくことが重要になるという示唆を打ち出しています。

Posted byブクログ

2013/12/08

人間の望むものが変われば、売り方も変わる。消費者は相互にネットワークで繋がり、企業からのメッセージを差異の誇張に満ちた疑わしいものと見なし始めている。そのような中でマーケティングは機能や感情的な価値から、精神的価値をより重視することで、差別化する必要を謳った内容。    本書で議...

人間の望むものが変われば、売り方も変わる。消費者は相互にネットワークで繋がり、企業からのメッセージを差異の誇張に満ちた疑わしいものと見なし始めている。そのような中でマーケティングは機能や感情的な価値から、精神的価値をより重視することで、差別化する必要を謳った内容。    本書で議論される背後にある人間観はfbやブログで自己を表現し、wekipediaで協働するような人間像であり、価値を共有したコミュニティの相互に横の繋がりを重視し、そこで満たされるべき精神的欲求を持つ人間だ。本書の前提では、そのような経済主体がモノを買う際には企業からの情報を信用せず、自らの求める価値を反映した企業(のモノ)を選ぶという。そこで、企業は良い変化を約束し、感動的なストーリーとともに伝え、そのミッション達成のために必要な存在として消費者を位置づける必要がある。    今日、CSRのように企業が「社会の公器」として、自らの活動を社会的側面から意味付けるような取り組みは数多い。自動車会社が燃費効率を上げるのも、EVを発売するのも、電力会社が原発を、ガス会社がガスを推進するのも環境配慮の大義がある。では、企業の言う事を信用しない消費者は、そのような社会的活動が企業の言う通り誠実なものであり、環境に資するとどうやって判断するのだろうか?  投資家はまだしも、消費者やは企業の身辺調査を行なった上で、「誠実」と判断し、その企業のモノを買うようになるのだろうか。仮に、すべからく同じような社会的活動を行なった場合、何に基づいて差を見出すのか?又、専門家であれセレブであれ自らの信奉する「インフルエンサー」などを全く抜きに、口コミで「自発的」に広がった企業の社会的活動の内容を信じ、それが購買を決定するのだろうか?   企業が社会的価値と行動を継続的に一致させる行為が必要であることは確かだろう。しかし企業による、「誠実で本物」の社会的な善行が今ある企業への支持を補強することはあっても、新規顧客を開拓できるほどの進歩的な消費者がいるのだろうか。疑問は尽きない。

Posted byブクログ

2013/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コトラーの・・・とあるが、もともとはインドネシアのコンサルタントが考案したコンセプトをまとめ上げたのが、この著書である。そういった経緯は読み終えた後に記述されているが、その事実を知ってから読んだ方が面白いかもしれない。マーケティング3.0の価値主導のマーケティング、世界をより良い場所へ導くというコンセプトから、この著書が生まれているのである。それだけでワクワクする。 内容としては、マーケティングの価値観、概念が変わったという点をまとめあげている。概念のため、決して具体的な内容が記載されているわけではない。マーケティングを業務として行っている人にとって、どうみえるのだろうか?マーケティングは大枠にいうと「価値を生み出し交換する」と定義されている。この定義に対して新しい解釈、マーケティング3.0がある。それを理解しないと、この本が上っ面にみえ本質には気付けないだろう、興味の無い内容かもしれない(要するに企業理念に近いものが大半を占めているのだ) メモ) ・マーケティングは「製品」⇒「消費者」と続き、次に「価値」となる  消費者の集合知と企業が協働し、新しい価値を作り出す ・グローバル化は世界を解放しつつ、同時に抑圧する ・クリエイティブな人が多い地域は高い成長を遂げた ・多くのマーケターが自分の心の奥で消費者を一番にしていない。これを解決できるのはマーケティングである。なぜなら消費者に一番近い経営プロセスだから ・消費者のコミュニティにはプール、ウェブ、ハブがある  プールは同一の価値を共有するが、交流していない  ウェブは交流する。  ハブは強力な人物に引き寄せられ、ファン層を形成する ・マインドに訴えるのではなく、ハートに訴えなければならない ・誠実であること。約束を果たす事。信頼を醸成すること ・ブランドは成功すると企業のものではなく、消費者のものとなる ・人々を納得させるには知的な議論へ導くことと、感動的なストーリーを作って人々の感情をつかむこと。後者が効果的 ・社員は会社の最も直接的な消費者である。本物の価値によって円パワーされる必要がある。彼らにもストーリーが必要だ ・マーケティング3.0は価値と行動を一致させるということ ・画期的なイノベーションは人をマズローのピラミッドをのぼらせる ・ビジネスにおいて顧客を愛するとは価値を与え、感情や精神を感動させることだ。それによりロイヤルティを得る

Posted byブクログ

2013/09/17

marketing 3.0: From products to Customers to the Human Spirit ― http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=11891

Posted byブクログ

2013/08/07

価値と行動の一致でブランド・イメージができる。 そしてその価値と行動は社会的に意味があり、正しい方向に向いていなければならない。 個人の利益、企業の利益を求める会社に将来はない。 ってコトラーさんも言ってる。 国がグルになって嘘つきまくる会社ってどうなんだろう。 がっかりする世...

価値と行動の一致でブランド・イメージができる。 そしてその価値と行動は社会的に意味があり、正しい方向に向いていなければならない。 個人の利益、企業の利益を求める会社に将来はない。 ってコトラーさんも言ってる。 国がグルになって嘘つきまくる会社ってどうなんだろう。 がっかりする世の中。 それでも子どもたちに夢を持てと言わなきゃならないのかな。

Posted byブクログ

2013/07/23

モノを売り込むだけの「製品中心」が「1.0」。顧客満足をめざす「消費者志向」が「2.0」。マーケティングや今や「3.0」の時代に突入したと説くマーケティングの神様はおっしゃっておりますが…。 マーケティングといえばまず最初に思い浮かぶ人と言えば、このフィリップ・コトラー氏ではな...

モノを売り込むだけの「製品中心」が「1.0」。顧客満足をめざす「消費者志向」が「2.0」。マーケティングや今や「3.0」の時代に突入したと説くマーケティングの神様はおっしゃっておりますが…。 マーケティングといえばまず最初に思い浮かぶ人と言えば、このフィリップ・コトラー氏ではないでしょうか?僕も大学時代から彼の著作を何点か読んできたことがありますが、難解な内容なので、最後のページまではたどり着いたものの、内容を消化したかは疑問が残ります。今回の本書もご他聞に漏れずかも知れません。 ソーシャルメディアの勃興により、モノを売り込むだけの「製品中心」がマーケティングの「1.0」。顧客満足をめざす「消費者志向」が「2.0」。そして時代は「3.0」の時代に突入したのだそうです。では、それは何か?価値主導となり「協同」「文化」「精神性」がキーワードとなるではないか?と考えます。 今までは『仕掛ける』として企業側が手がけ、ブームや消費を作り出してきましたが、その中でも特に「ブランド・マーケティング」の要素が強くなっていると感じました。その構築のためには消費者、社員、パートナー、株主、環境、文化などすべてを上手に巻き込むこと。いわゆるネット社会で言うところの『お祭り』状態にすることが肝要であり、そのためには「ソーシャル・ネットワーク」の手法を利用することがたいへん重要となる。と説いております。ただ、それを成功に導くには各自の創意工夫というものをかなり求められますが…。 全体的にはかなりオーソドックスなことが書かれていると推察されますので、SNSを取り入れて本格的に運用しようという企業の経営者などが一読されてはどうかと思われます。

Posted byブクログ

2013/07/11

モノを中心にみたプロダクトアウトマーケティングを捉えた1.0、顧客を中心に見たマーケットイン思想に基づく2.0に続く新しいマーケティングの概念を紹介している。もう3年も前に翻訳されているが、振り返ってみると、本当にそんな世の中にあるように思う。協働、文化、スピリチュアルといったキ...

モノを中心にみたプロダクトアウトマーケティングを捉えた1.0、顧客を中心に見たマーケットイン思想に基づく2.0に続く新しいマーケティングの概念を紹介している。もう3年も前に翻訳されているが、振り返ってみると、本当にそんな世の中にあるように思う。協働、文化、スピリチュアルといったキーワードでそれらを読み解き解説しています。全ての企業に当てはまるわけではないけれど、こういった概念を知っている、いないが重要なように思います。

Posted byブクログ

2013/06/08

理系の僕としては初の文系的な?本であり、マーケィングの本でした。 はじめは読み辛かったし、回りくどい説明、進まない話にイライラしましたが、流れに乗って、大切だと思われるところはしっかり読み、それ以外はさらっといくことで読み切れました。 この本以外にマーケティングの本を知ら...

理系の僕としては初の文系的な?本であり、マーケィングの本でした。 はじめは読み辛かったし、回りくどい説明、進まない話にイライラしましたが、流れに乗って、大切だと思われるところはしっかり読み、それ以外はさらっといくことで読み切れました。 この本以外にマーケティングの本を知らない僕なので、何ともいえませんが、マーケティング本デビューとしては楽しめました。 なんというか、この分野を専門にしていないような人にこそ読んでほしい本かな、とか思いました。 物事を論理的に、道筋をたてて、考えていく上では大事な内容が詰まっているのかなと。

Posted byブクログ

2013/05/26

企業はコンテンツを売るだけではなく、企業の価値、ビジョン、ミッションもマーケティングに組み込み、売っていく戦略を立てなければ、コンテンツが真価を発揮しないという時代に移ってきた。CSRをみると、ストーリーだったり、会社のイメージを買っているという部分があてはまると思う。付加価値が...

企業はコンテンツを売るだけではなく、企業の価値、ビジョン、ミッションもマーケティングに組み込み、売っていく戦略を立てなければ、コンテンツが真価を発揮しないという時代に移ってきた。CSRをみると、ストーリーだったり、会社のイメージを買っているという部分があてはまると思う。付加価値が心や感情に訴えるものにシフトしてきたということであると思う。

Posted byブクログ

2013/01/19

ソーシャルメディア自体にはほとんど触れていない。ソーシャルメディアが象徴する企業と人との「壁や違い」があまりなくなった時代におけるマーケティングの考え方が書いていた(気がする

Posted byブクログ