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考えない練習 の商品レビュー

3.8

246件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    89

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

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2013/07/07
  • ネタバレ

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面白かったー。ノイズを減らす。付箋貼りまくって何度も読んだ。 ・少しでも反発の力が働いたらそれは「怒り」 ・愚痴を言っている本人は苦しみに襲われていて何ひとつ得していない ・計画を立てることによりあれこれ考える時間が少なくなる ・自分が不安定な人ほど他人の心配をしすぎる傾向がある

Posted byブクログ

2016/05/01

 私たちが意識で行なう思考は、自分で思っている以上に不自由で、自分の足を引っぱります。裏を返すと、「思考」さえストップできれば、自らの心を思った通りに操縦しやすくなるということです。  著者は、「実際に止めてみようと練習することによって、初めて思考を調教することも叶う」と述べてい...

 私たちが意識で行なう思考は、自分で思っている以上に不自由で、自分の足を引っぱります。裏を返すと、「思考」さえストップできれば、自らの心を思った通りに操縦しやすくなるということです。  著者は、「実際に止めてみようと練習することによって、初めて思考を調教することも叶う」と述べています。  詳細なレビューはこちらです↓ http://maemuki-blog.com/?p=568

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2013/05/24

思考しすぎてマイナスに偏るくらいならいっそ考えないほうが良いこともあるということを教えてくれた良書。人間の感覚に注視することの大切さ。

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2013/03/20

歳を取るにつれて時間が経つのが速くなるような気がします。なぜでしょう? 同じ長さの時間でも、それが人生に占める割合が歳を取るほど小さくなるから、という理屈がよく知られています。同じ1年でも、10歳の子どもにとっては人生の10分の1ですが、50歳の人にとっては50分の1でしかないと...

歳を取るにつれて時間が経つのが速くなるような気がします。なぜでしょう? 同じ長さの時間でも、それが人生に占める割合が歳を取るほど小さくなるから、という理屈がよく知られています。同じ1年でも、10歳の子どもにとっては人生の10分の1ですが、50歳の人にとっては50分の1でしかないということです。 「感じられる時間の長さは年齢と反比例的な関係にある」というのは、フランスの哲学者ポール・ジャネーとその甥の心理学者ピエール・ジャネーが1928年に出版した本で発表した経験と直感に基づく仮説で、「ジャネーの法則」というのだそうです。 このたび私は、ジャネーの法則より説得力のある説を、小池龍之介という若い(31歳)お坊さんが書いた『考えない練習』(小学館)という本で知りました。ちょっと長くなりますが引用します。 《1秒のあいだ人の話を聞いていても、そのうち0.1秒は聞いていても、残り0.9秒は、「相手が自分をどう思っているか」という思考や、過去のノイズが残響していて、五感が鈍り、ぼんやりとしているのです。  これを続けますと、10秒のうち9秒は実感が消え、60分のうち54分は実感が抜け落ち……、やがて年を取ってから過去を振り返りますと、「なんだか数年があっという間に過ぎた気がするなあ」となることでしょう。思考という、現実そのものに直結しない妄想に耽った報いとして、実感がスカスカになり、幸福感が損なわれるのです。  多くの方が年を取るにつれ「最近は年月が早くすぎてゆきますからねえ」という話をするようになる元凶は、現実の五感の情報を、過去から後生大事に蓄積してきた思考のノイズによってかき消してしまうことに他なりません。そしてノイズのほうが現実感覚に完全に勝利した時、人は呆けるのだと思われます。》(p.22−23) う〜ん、納得。 小池さんは多くの人が陥っているこの傾向を「思考病」とか「頭のなかへの引きこもり」という言い方で表しています。ジャネーの法則だと、時間が経つ速さを遅くすることはできませんが、小池さんが説く「思考病」なら、本人の努力でなんとかできそうです。 どういう努力をすればよいのでしょう。小池さんは、いましていることに徹底的に集中することを勧めています。ものを食べているなら、他のことを考えながら食べるのではなく、舌の動きを意識し、食べ物が歯で砕かれ、すりつぶされ、食感が変化していく感覚に意識を向けることを勧めています。 《このように食べる練習を続けるうち、いままで大ざっぱにまとめあげ切り捨ててきた、細やかな「現実」そのものが少しずつ見えてくるはずです。それに向かって意識を肉迫させ、しっかり食事に取り組めば、充実しているとか幸せであるということは、実は「何を食べているか」にはほとんど依存しておらず、単に「食べているものに、しっかり心がとどまっているか、いないか」ということによってのみ決まっているのだ、とわかってくることでしょう。》(p.137) テニスのメンタルタフネスを教える名著『インナーゲーム』にも、考えずにプレーすることの大切さと難しさ、身体感覚に身を任せて自動運転状態にはいる(ゾーンに入る)ことの快感と幸福感が書かれています。練習方法としては、たとえばボールをよく見る……ケバケバやプリントされたブランド名を読むぐらいの注意力で見る……といったことが挙げられています。『考えない練習』の食べる練習とまったく同じことです。 『インナーゲーム』は禅の世界観に立った指南書ですから、小池さんの教えと共通するのは当然かもしれません。かくして人生の幸福とテニスのパフォーマンスが一本の道筋に並びました。

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2015/04/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お坊さんを尊敬した。 肝心の不安やイライラを取り除く方法が結構難しい。 ただ、周囲の音や物を受け入れたり、ごはんをしっかり味わう等、五感を研ぎすませるということは実践したい。

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2013/02/17

嘘をつかない、苦しみをただ見つめる、自我を肥大させてことを控える、何でもかんでも情報に触れないで必要最小限に留める。 など私も重要だなと思うことばかりでした。 ときどき読み返して戒めにしたい書です。星五つ!

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2013/02/07

再読。 自分に足りないのは、客観視することだと気付いた。 自分の感情にフィードバックしないことで、その場を冷静に見つめて距離感もわかる。。 いつも頭の中は、この本でいう「慢」の煩悩だらけだったんだなあ。

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2013/01/28

読後、「なんて自分の脳はノイズや不要な考えでいっぱいなんだ」と思わされました。 作中にあった自分の呼吸だけに意識を置く「瞑想」をやってみましたが、1分とたたずに違うことをぼんやり考えている自分に気づきます。 脳はほっておいても勝手に考え事や妄想をしているものなんだな、と実感し...

読後、「なんて自分の脳はノイズや不要な考えでいっぱいなんだ」と思わされました。 作中にあった自分の呼吸だけに意識を置く「瞑想」をやってみましたが、1分とたたずに違うことをぼんやり考えている自分に気づきます。 脳はほっておいても勝手に考え事や妄想をしているものなんだな、と実感しました。 普段つまらない仕事に集中するためには、普段からつまらないと思うことにも集中するクセをつけなければならない。例えば、電車の中では走行音に耳を傾ける。カフェでは他人の話を集中して聞いてみる、など。 そうすることで、自分の意識を自由にコントロールでき、イライラも解消されるのかなと思いました。

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2013/01/27

2度目。考えがなかなか断ち切れないときに読んで、またトレーニング。 ぐるぐる考えていたいときにはなかなか読み進まないという自分の姿を再発見。 まだ実践するには迷いが多すぎるようだ。 目的とは違うが実践したくなったのは「音をたてないように動作する」 コドモについ大声で言ってしまうこ...

2度目。考えがなかなか断ち切れないときに読んで、またトレーニング。 ぐるぐる考えていたいときにはなかなか読み進まないという自分の姿を再発見。 まだ実践するには迷いが多すぎるようだ。 目的とは違うが実践したくなったのは「音をたてないように動作する」 コドモについ大声で言ってしまうことがあるので。

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2013/01/26

全て私にはできてない。 食事の味わい方、大変参考になりました。 こんな風に生きていたい。 自分が生き急いでいることを感じられずにはいられない。

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