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夏への扉 新訳版 の商品レビュー

3.9

191件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    66

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

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2016/07/25

最初は回りくどい台詞まわしを読み難くく思いましたが、 半ば辺りから慣れたのか話の面白さにひっぱって貰ったのか、 楽しく読む事が出来ました♪ ただこの本、なぜ全ての猫好きにと紹介されてるんですかね? 猫は大事な部分でいい感じに登場してますし、描写もよい。 絶対ここは犬では駄目で猫...

最初は回りくどい台詞まわしを読み難くく思いましたが、 半ば辺りから慣れたのか話の面白さにひっぱって貰ったのか、 楽しく読む事が出来ました♪ ただこの本、なぜ全ての猫好きにと紹介されてるんですかね? 猫は大事な部分でいい感じに登場してますし、描写もよい。 絶対ここは犬では駄目で猫だからいいのだけど、 別に猫小説じゃないし。 かといってSF小説って感じも今の時代に読むとちょっと薄い。 60年近く前の作品ですものね(笑) 私の中ではノスタルジックな恋愛小説という感じ。 SF小説だと色々都合よすぎな部分が多々あるけど、 そう括らなければ、よく出来てるなぁと感心してしまいます。 中でも一番よく出来てるのはタイトルかな・・・。 最初に出てくるそのエピソードもとても素敵で、 一生懸命生きてる主人公の姿は、まさに夏への扉を探しているよう。 すがすがしい読後感は、こちらまで夏への扉を見つけたような 爽やかな気分にさせてくれます。 最初にちらりと読み難いと書きましたが、 私はやっぱ小尾さんが苦手なのかも・・・。 アルジャーノンも読むの苦労したし。 機会があれば旧訳も読んでみようかな。

Posted byブクログ

2016/06/27

ロバート・A・ハインラインによるSF小説。小説を知ったきっかけは現在も観劇している「演劇集団キャラメルボックス」で舞台化され、そのお芝居を見たのがきっかけ。普段SF小説をあまり読まないので、翻訳された文章を理解するのに少々苦戦したが、読み慣れてきた後半部分では映画や舞台(この劇団...

ロバート・A・ハインラインによるSF小説。小説を知ったきっかけは現在も観劇している「演劇集団キャラメルボックス」で舞台化され、そのお芝居を見たのがきっかけ。普段SF小説をあまり読まないので、翻訳された文章を理解するのに少々苦戦したが、読み慣れてきた後半部分では映画や舞台(この劇団はSF、ファンタジーものが非常に得意なので)を見ているようで面白く読み進めることができた。後から調べてみたら、「スターシップ・トゥルーパース」もこの方の著作を元にしているらしい。こちらも時間的に余裕があれば手にしてみたい。

Posted byブクログ

2016/06/26

数十年前に旧訳版を読んで以来の再読。 随分読みやすいが、ハインライン節みたいなものは、この訳でも十分感じられる。 昔読んだ時は猫を飼っていなかったので、ピートに関してはたいした感慨を抱かなかったが、今回読んでみると、ハインラインは本当に猫が好きで、よくわかっているなあと感じた。去...

数十年前に旧訳版を読んで以来の再読。 随分読みやすいが、ハインライン節みたいなものは、この訳でも十分感じられる。 昔読んだ時は猫を飼っていなかったので、ピートに関してはたいした感慨を抱かなかったが、今回読んでみると、ハインラインは本当に猫が好きで、よくわかっているなあと感じた。去勢されていない雄猫の魅力がよく出ている。かわいいだけの猫ではなく、誇り高く、喧嘩っ早く、猛々しく、好色で、礼儀を欠いた行為は決して受け付けない。でも心を許した人間に対しては誠実で優しい。ピート、素敵。 色んなSFを読んだ後では、ちょっと古臭い気はするが、ハインライン節が苦にならない人なら楽しく読めるのではないかな。

Posted byブクログ

2016/03/18

SFの名作の1つとして言われているので読んだ。 でも、次はどうなっていくの?というワクワクした気持ちになれず… ある程度構成は面白いと思うんだけど、なんせ都合の良すぎることがいきなり出てくるので、すっと冷めてしまう。 それに、主人公気持ち悪い。ネタバレになるから書かないが、そん...

SFの名作の1つとして言われているので読んだ。 でも、次はどうなっていくの?というワクワクした気持ちになれず… ある程度構成は面白いと思うんだけど、なんせ都合の良すぎることがいきなり出てくるので、すっと冷めてしまう。 それに、主人公気持ち悪い。ネタバレになるから書かないが、そんな気持ちになる?? しかも、初読みが今だから遅かった。もうたくさんこういった話は小説でも映画でも使われているので新鮮味がなくなっているのだろう。 子供の頃に読んでたら面白かったと思う。 あと、猫ほとんど出てこない!意味ありげに表紙にも描かれているのに、猫が好きな私には残念でならない。 2000年のことが書かれているが、未だに追いつけてない部分があって、当時は2000年ってすごい時代になってると思ってたんだろうね。

Posted byブクログ

2016/03/09

終始切なさを感じるSF小説。特許を上手くタイムトラベルに絡めて、先の気になる展開に進んで行く。レトロフューチャーに浸りたい人&猫好きな人にはオススメ。

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2016/03/06

SFはほとんど読んだことがない私。いろいろなSFベストに入ってくるので読んだが面白くなかった。どうして人気があるの?そもそもこれはSF? Back To The FutureはSFではないよね。

Posted byブクログ

2016/02/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古典的な海外SF。 猫、時間移動(タイムトラベル)、恋愛、サスペンスといったキャッチ―な要素をふんだんに取り入れ巧みに料理した作品。 最先端科学ガジェットや小難しい理論叙述もほとんどなく本作が幅広い年齢に愛される理由もよくわかる。 古典ゆえに古臭さや最早ありきたりであると言われればそれまでであるが読みやすさやエンタメ性は非常に高いといえる。 海外翻訳小説は読みにくい文体のものも多いが新訳だけあってまだ読みやすい。

Posted byブクログ

2016/02/08

 福島正実訳の文庫版が出たのが1979年。その頃、翻訳されていて手にはいるハインラインの長編はほとんど読んだ。『夏への扉』も文庫が出てすぐ読んだのではなかったか。それから30年、もっとも原始的な時間旅行法で未来に旅してきたよ。その間に、「猫を愛するすべてのひとたちに」捧げられた本...

 福島正実訳の文庫版が出たのが1979年。その頃、翻訳されていて手にはいるハインラインの長編はほとんど読んだ。『夏への扉』も文庫が出てすぐ読んだのではなかったか。それから30年、もっとも原始的な時間旅行法で未来に旅してきたよ。その間に、「猫を愛するすべてのひとたちに」捧げられた本書の被献辞者にぼくもなった。30年後の未来では、新訳が出たのだけれど、これがバリバリの新人訳かと思いきや、ベテラン小尾芙佐訳。あとがきでは福島正実の傍らでSFの翻訳をはじめた頃の思い出が書かれている。  52年過去に遡る。つまり1957年。本書の出版年、ハインラインはすでに50歳。われらが主人公のダンは30歳くらいだけれど、なんて若々しい小説なんだろうか。お話の舞台は出版から13年未来の1970年。これを読んだ当時、さらに9年未来にいたぼくは、たぶん恋愛小説として読んだんだと思う。恋人と親友に裏切られ、その陰謀で30年後に冷凍冬眠で送られてしまうダンが真の恋人を見出す物語。ダンの30年後は、2000年。今また、ぼくはそこから9年未来にいてこの小説を読む。  新訳版はほぼ新書版の大きさ。旅行に持っていくのにちょうどいい。ぼくは急逝した親友の葬儀の行き帰りに『夏への扉』を読む。その親友とのつきあいも奇しくもおよそ30年。30年の旅すがら親友を失って、ぼくはもはやわずかに残った青春をも完全に失ったと思った。ぼくの胸には冬があり、しかし夏への扉を探す気にもならない。  青春を失ったぼくにはダンを裏切る恋人は最初から魅力的ではないし(実際、最初からいかがわしい人物に描かれている)、真の恋人の登場はごく添え物的にみえる。圧倒的に本書を染め上げているのは未来、そして先へ歩んでいくこと、運命を切り開いていけることへの揺るぎない信頼だ。ぼくの頭の中では『夏への扉』はタイムトラベル小説として『マイナス・ゼロ』と同じカテゴリーに置かれていた。だが、ここには過去へのノスタルジーは皆無。裏切られた主人公が過去に戻るのは、復讐のためではなく、ちょっと不正を正すだけ。ダンは2000年に自分の生きる場所を見出している。  ハインラインがこれを書いた黄金の1950年代、確かに夢と希望に溢れていたかも知れないが、冷戦が影を落とし、『夏への扉』でも限局的な核戦争は1970年以前にすでに起こっているし、『宇宙の戦士』が刊行されるのはこの2年後だ。本書の前向きさはもはや今の時代にそぐわないばかりか、当時の世相にもそぐわなかったのかも知れない。だからいつまでもこの小説は支持されるのだろう。  ハインラインもたぶん夏への扉を探して『異星の客』や『月は無慈悲な夜の女王』へと進んでいく。夏への扉を探す気にならないぼくも、また次の30年の時間旅行を続けていくしかない。だから、ハインラインの歩みを再読して追いかけてみようという気になっているところなのだ。 2009/08/15記

Posted byブクログ

2015/11/04

サイエンスの成分は少ないし、ハードSFとはとても言えないし、そもそもSFというよりはファンタジーだが、面白い。猫の描写が大変良い。

Posted byブクログ

2015/12/23

タイムトラベル物語が好きでこの本を手に取りました(*´ω`*)なんて面白い。時の流れの中上手にヒントが散りばめられていて、物語が進む程紐解かれていく様子に一気に読んでしまった(・∀・)2015.10.27読了

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