夏への扉 新訳版 の商品レビュー
サイエンスの成分は少ないし、ハードSFとはとても言えないし、そもそもSFというよりはファンタジーだが、面白い。猫の描写が大変良い。
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タイムトラベル物語が好きでこの本を手に取りました(*´ω`*)なんて面白い。時の流れの中上手にヒントが散りばめられていて、物語が進む程紐解かれていく様子に一気に読んでしまった(・∀・)2015.10.27読了
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SFはあまり読んだことがないので。古典SFの名作と目にしたのと、猫が出てくるので手に取ってみました。 夏への扉を探す猫ピートがとても愛らしかったです。 友人と婚約者の手酷い裏切りにあい全てを失った男が、夏への扉を探す飼い猫と一緒に人生を取り戻す話。 宇宙人も宇宙船も出てはきません...
SFはあまり読んだことがないので。古典SFの名作と目にしたのと、猫が出てくるので手に取ってみました。 夏への扉を探す猫ピートがとても愛らしかったです。 友人と婚約者の手酷い裏切りにあい全てを失った男が、夏への扉を探す飼い猫と一緒に人生を取り戻す話。 宇宙人も宇宙船も出てはきませんが、「片道切符の未来旅行」「家事用ロボット:ハイヤード・ガール」「冷凍睡眠保険」とSFらしいワードと雰囲気はたっぷり。ほどよい近未来感がリアルで愉快です。昔思い描かれていた2000年はこんな世界だったのかと驚かされます。 しかしSFというだけではなく、この小説は婚約者と友人に裏切られ、大切なものをなくしてしまった男が再起するという希望の話でもあり、とびきりロマンチックなラブストーリーでもあり、猫への限りない慈しみに溢れた話でもあります。 読み終わったあとのじわっとした堪らない気分がすきです。夏への扉を探すことを諦めない猫ピート。もちろん、それが正しいことだと主人公も知っている。 彼らが暖かな光あふれるその場所にいつかたどり着くことを自分も祈らずにはいられない、光溢れる物語です。最後に爽やかで柔らかな、ほんのすこし切ない余韻が残るのも素敵。SFはちょっと……という人にこそ読んでもらいたい物語です。 余談ですが後書きの、訳者、小尾芙佐さんのことば「2009年という時代に生きる若いひとたちは、30年後の2039年を果たして大好きだと言えるだろうか。そう言ってもらえる世界にしたいと今を生きる人たちは、願っているだろうか。夏への扉をあきらめることなく探しつづけ、ついにキャットミントの咲き乱れる世界がみつかりますようにと、願っているであろうか。」 で締められる一段落の言葉がとてもよいなとおもいました。すこしホロリときました。
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さすが名作、福島正美訳が有名だが、こちらは新訳。おもしろかった。1950年代の作で、1970年や2000年が舞台。iPodらしきもの、ルンバらしきもの、ATMらしきものなどいろいろでてくるが、ストーリーが抜群にいい。SF好き、猫好きなどいろいろな方にオススメ。
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タイムトラベルのSF小説。 アクセントとなる猫のピートがかわいい。 小説内の未来でも主人公のダンが発明をするのが展開的にも面白い。 ベルとマイルズとの対峙シーン、トゥイッチェル博士を挑発するところが印象深い。 終わり方もとても良かった。 長年愛される小説だけはあると思った。
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SF小説の話になるとまず必ず挙がる『夏への扉』。山下達郎の曲にもなってる『夏への扉』。初めは海外文学独特の言い回しに慣れず読み進めるのに苦戦したが、どんどん展開していく中盤と、クライマックスへ向かう後半は一気に読み進めたほど面白かった。エンターテイメント小説的な推進力はないけど、...
SF小説の話になるとまず必ず挙がる『夏への扉』。山下達郎の曲にもなってる『夏への扉』。初めは海外文学独特の言い回しに慣れず読み進めるのに苦戦したが、どんどん展開していく中盤と、クライマックスへ向かう後半は一気に読み進めたほど面白かった。エンターテイメント小説的な推進力はないけど、どうなるんだろう、とワクワクしながら読んでいた。 ハナから銀河系、みたいな”スペースオペラ”なんかとは違い、SF的要素が日常にとけ込んでいる感じで、そこまでSF小説という印象がないのも、SFへの初めの1冊として初心者が読むにはちょうどいいのかもしれない。
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タイムトラベルを題材としたSF小説。まあまあ面白かったが、僕は翻訳モノはあんまり好きじゃないのかもしれない。文体が苦手なのかな。
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ピートが愛おしすぎて「ピートはどこ?ピートはぼくといっしょに眠るんだ」で泣きそうになってしまった。ベル…め…。 古典的名作ということで、もっと単純な筋かと思いこんでいたのだけど、ごくごく普通に最近出版されましたと言われても違和感がないように感じるのがすごい。 ヒロインにはなんとい...
ピートが愛おしすぎて「ピートはどこ?ピートはぼくといっしょに眠るんだ」で泣きそうになってしまった。ベル…め…。 古典的名作ということで、もっと単純な筋かと思いこんでいたのだけど、ごくごく普通に最近出版されましたと言われても違和感がないように感じるのがすごい。 ヒロインにはなんというかロマンが詰まっていたけれどもいいと思う。こういうきらきらしたものも必要なのだ。
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コールドスリープやタイムジャンプを題材にしたSF 1960年代に書かれたとは思えないほど完成度が高いのです (最後に”あー”と納得する系)
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名作。 名作、なめてたわ。 ハインラインって、実は「宇宙の戦士」しか知らなくて、まあ、あれ、おもしろいかというとイラスト以外は微妙じゃないですか。 でも、これは、文句なしの名作です。 まあ、この21世紀は、まだきていないわけですが、この未来視の能力というのは、すごいなぁと思い...
名作。 名作、なめてたわ。 ハインラインって、実は「宇宙の戦士」しか知らなくて、まあ、あれ、おもしろいかというとイラスト以外は微妙じゃないですか。 でも、これは、文句なしの名作です。 まあ、この21世紀は、まだきていないわけですが、この未来視の能力というのは、すごいなぁと思います。 これ、i-padだ~というものも出てきています。 でも、そういうギミックな部分だけではなくて、この主人公がいいですよねぇ。 好きにならずにいられない技術者気質な人です。 ストーリー自体は、ベタベタな展開なところもあるけれど、安心してドキドキできる。 そんな古典的名作SFです。
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