夏への扉 新訳版 の商品レビュー
出だしが少し読み辛く、どうしよう…と思いつつ読み進めていくと、どんどんハマっていきました。 何十年も前の作品とは思えないほど、新鮮な感じでした。昔からタイムトラベル感はすでに出来上がっいたんだなぁ。
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言わずと知れた永遠の名作『夏への扉』。存在を知ったのは小学生の頃、実際に読んだのは中学生だっただろうか。以来何度か読み直しているが、読み友さんに新訳版の本書の存在を教えていただき早速手に取った。……素晴らしいの一言。原書が発表されたのが1956年、福島正実訳で出版されたのが196...
言わずと知れた永遠の名作『夏への扉』。存在を知ったのは小学生の頃、実際に読んだのは中学生だっただろうか。以来何度か読み直しているが、読み友さんに新訳版の本書の存在を教えていただき早速手に取った。……素晴らしいの一言。原書が発表されたのが1956年、福島正実訳で出版されたのが1963年だから半世紀以上も前だ。にも関わらず、まるで新作SFを読んだような興奮を覚えた。改めてハインラインの凄さを感じた。残念なのは、文庫版で読めるのは未だに福島訳であること。若い人達には小尾さんの新訳をお薦めしたい。BGMは難波弘之版の『夏への扉』を。
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現在、過去、未来、現在から過去に行ってまた現在に戻ってきて、、その時の自分は?どんどん未来が増えるのか?今いる自分もどこかの過去や未来からやって来たのか?宇宙の話しと同じくらい考え出すと寝れなくなる。面白い。タイムパラドックス最高。
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あれ、この本、読んだことあるぞ。(でも、記録がないのと、記憶が曖昧) コールドスリープと、タイムマシンが出てくる話です、 前半に、え?なんで?と思った付箋を、後半でちゃんと回収していきます。 舞台は1970年代で、2000年までコールドスリープで寝るので、未来から見た...
あれ、この本、読んだことあるぞ。(でも、記録がないのと、記憶が曖昧) コールドスリープと、タイムマシンが出てくる話です、 前半に、え?なんで?と思った付箋を、後半でちゃんと回収していきます。 舞台は1970年代で、2000年までコールドスリープで寝るので、未来から見た2000年の様子が見れます。 似たようなものがあると、驚いたり、それは無いなぁと思ったりするのも楽しかったです。
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未来は過去よりいいものだ。 SFにおける古典的作品。正直今のSFと比べると、当たり前だが、斬新さはほぼない。それでも十分面白かった。 恋人と親友に裏切られるいう最悪な状態で未来に飛ばされた主人公。しかも一文無しで。 そんな最悪を最高のハッピーエンドにしていくストーリーは前向き...
未来は過去よりいいものだ。 SFにおける古典的作品。正直今のSFと比べると、当たり前だが、斬新さはほぼない。それでも十分面白かった。 恋人と親友に裏切られるいう最悪な状態で未来に飛ばされた主人公。しかも一文無しで。 そんな最悪を最高のハッピーエンドにしていくストーリーは前向きでステキでした。 私はちょっと悲観的すぎるのか、どこか話がうますぎるんじゃない…?と思ってしまったところもありました、、、
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SFの名著として評判が高いのは知っていたが,初めて読んだ。現代でも十分読むに耐える作品。流石と言っていいと思う。 タイムスリップパラドックスに言及したのは多分この作品が初めてだったのでは?
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sfの傑作とも呼ばれる本作、今の時代ではわりとありふれた話で意外性や新鮮味はなかった。だが、本が出版された年などを考えると、後世にとても影響を与えた本なのだろうと思う。 タイムトラベルものにつきものの「タイムパラドックス」について、それは起こらないだろうと考える主人公、映画の名...
sfの傑作とも呼ばれる本作、今の時代ではわりとありふれた話で意外性や新鮮味はなかった。だが、本が出版された年などを考えると、後世にとても影響を与えた本なのだろうと思う。 タイムトラベルものにつきものの「タイムパラドックス」について、それは起こらないだろうと考える主人公、映画の名作「バックトゥザフューチャー」とは違った考えなのが面白い。
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なんか、陳腐な設定だな・・・と思って読み進め、読み終わってから気がついた。これが、古典、これこそがタイムトラベルの原点なのか。そう考えると、ずいぶん前に書かれた小説にしては今でも古臭くない(読んでいるときは古くさーと思っていたのに!ごめん)話であると思った。 あと、善人が多すぎ...
なんか、陳腐な設定だな・・・と思って読み進め、読み終わってから気がついた。これが、古典、これこそがタイムトラベルの原点なのか。そう考えると、ずいぶん前に書かれた小説にしては今でも古臭くない(読んでいるときは古くさーと思っていたのに!ごめん)話であると思った。 あと、善人が多すぎると思った。主人公もいいやつだし。ふつう、突然降ってわいた人間をそんなに信用しないって。
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夏への扉は、中高生の頃、福島正実さんの訳で読んで以来、30年ぶりに読んだ。話の面白さは変わっていないが、名作中の名作だけに話のプロットは色々なところで換骨奪胎されて利用されているような気もする。当時は関心なくて気付かなかったが、主人公が特許出願するシーンが極めてリアル。例えば、特...
夏への扉は、中高生の頃、福島正実さんの訳で読んで以来、30年ぶりに読んだ。話の面白さは変わっていないが、名作中の名作だけに話のプロットは色々なところで換骨奪胎されて利用されているような気もする。当時は関心なくて気付かなかったが、主人公が特許出願するシーンが極めてリアル。例えば、特許請求の範囲を広く取ろうと四苦八苦して、結局弁理士を雇った、とか・・。こういった細かいことにも意識を配って、小説を書いていたハインラインの気配りに感心した。
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むかし父親の書棚に文庫版があったのを思い出す。当時は「松田聖子?」なんて勘違いしたりしていた。 古典と言われているような作品を読むときによくある既視感。多くのタイムトラベルものの下敷きになっているのだろう(必ずしも本作が嚆矢とはかぎらないにしても)。 とにかくアメリカ的なカラ...
むかし父親の書棚に文庫版があったのを思い出す。当時は「松田聖子?」なんて勘違いしたりしていた。 古典と言われているような作品を読むときによくある既視感。多くのタイムトラベルものの下敷きになっているのだろう(必ずしも本作が嚆矢とはかぎらないにしても)。 とにかくアメリカ的なカラリとしたポジティヴさで、ひどい目にあって冷凍睡眠で未来に送られたってぜんぜん暗くはならない。表層的には違って見えても『宇宙の戦士』と底にあるものはやっぱり同じなのかも。
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