影との戦い の商品レビュー
課 題 :アーシュラ・K・ル=グウィン「影との戦い」 日 時: 10/22(火・祝)14:00-16:00 会 場: 高松市市民活動センター 第1会議室(瓦町フラッグ 8階) 参加費: 会場借料費 800円を参加人数で割り勘 定 員: 8名(先着順) ハロウィン→魔法使...
課 題 :アーシュラ・K・ル=グウィン「影との戦い」 日 時: 10/22(火・祝)14:00-16:00 会 場: 高松市市民活動センター 第1会議室(瓦町フラッグ 8階) 参加費: 会場借料費 800円を参加人数で割り勘 定 員: 8名(先着順) ハロウィン→魔法使い の連想から、世界三大ファンタジー【ゲド戦記】の第1作、「影との戦い」を課題とします。 海洋に無数の島が浮かぶ、アースシー世界。後に竜王、大賢人と呼ばれる事となる偉大なる魔法使いハイタカ(ゲド)の若き日の物語。 師匠の推薦をもって入学した魔法学院で、禁じられた呪文で呼び出した自らの「影」。執拗につけ狙われながら一人前の魔法使いとして成長する姿を描く。アースシー世界は瀬戸内海で脳内補正すると意外とイメージしやすいかもしれません。 【注】 下記リンクの申込フォームへの入力、運営からの返信をもって正式な受付となります。 【申込フォーム】http://wp.me/P5xaKB-b
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ファンタジーだが、本当によく出来ている。 何度も巻頭の地図を見て、どの辺りにいるのか想像した。 才能のある健康な若者がアースシーの世界中を旅するのが羨ましい。魔法使いという存在が魅力的に描かれている。 彼が傷心で学院で勉強する時に、オジオンと過ごした日々を思い出すのが良い。一緒に...
ファンタジーだが、本当によく出来ている。 何度も巻頭の地図を見て、どの辺りにいるのか想像した。 才能のある健康な若者がアースシーの世界中を旅するのが羨ましい。魔法使いという存在が魅力的に描かれている。 彼が傷心で学院で勉強する時に、オジオンと過ごした日々を思い出すのが良い。一緒にいる時は生意気で退屈そうだったが、あれは甘えていたんだなあ。 「聞こうと思えば、黙らねば。」 本当にそうだなあ、と思う。 ほとんど最後の最後まで問題が解決せず、ドキドキした。
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ファンタジー世界に没入できる愉しみ。 人種や性別の扱い方がなんだか気になると思ったら、意図的だった。
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ル・クヴィンのゲド戦記全6巻、あっというまに読了。もう、ゲドに恋してる。 第1巻が、いちばん好き。影との戦いは、本当にドキドキハラハラで並みのファンタジー映画なんか比べもんにならない。ゲドの能力、自信過剰、驕り高ぶりヤな感じを、母親のような気もちで見守った。どうなるどうなる!?息...
ル・クヴィンのゲド戦記全6巻、あっというまに読了。もう、ゲドに恋してる。 第1巻が、いちばん好き。影との戦いは、本当にドキドキハラハラで並みのファンタジー映画なんか比べもんにならない。ゲドの能力、自信過剰、驕り高ぶりヤな感じを、母親のような気もちで見守った。どうなるどうなる!?息もつけない展開!毎晩、一巻ずつ呑み込むように読んでは、終わって次!次!もうやみつき。 もうクヴィンの作品は読み尽くすと決めた! 最初は小1娘と一緒に読もうとしたが、ほんのさわりで彼女は眠くなり脱落。まだ難しかったか。 と思いつつ一人で読み進めたら、まさか自分がSFファンタジーにこんなにのめり込むとは。思ってもみなかった!
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これはファンタジー好きの僕の心にどストライクな話 ハリーポッターとは違う、泥臭い魔法使い。ずる賢い龍。 杖はやっぱり180センチくらいのやつだよなぁ 最初の地図の島の多さに圧倒されたけど、読んで見たらほとんどの島巡ってる。 世界観、ストーリーどれをとっても歴史に残る作品であるだ。
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名著と言われる本作、今まで読んでこなかったけど、最近色んなところでオススメされていたので読んでみた。 言い回しが難しかったり、カタカナ名がとっつきにくいと感じてしまう自分にとっては、ストーリーの流れを追うだけで苦労した。 頭にスッと入ってこない… 人が、自分の弱さや恐怖に立ち...
名著と言われる本作、今まで読んでこなかったけど、最近色んなところでオススメされていたので読んでみた。 言い回しが難しかったり、カタカナ名がとっつきにくいと感じてしまう自分にとっては、ストーリーの流れを追うだけで苦労した。 頭にスッと入ってこない… 人が、自分の弱さや恐怖に立ち向かうために大切なことは、逃げないこと。受け入れること。 このメッセージが強く心に残った。
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作者のル=グウィンが最近亡くなったのを知り、名前だけは、たぶんジブリの映画から知っていた「ゲド戦記」を読むことにした。戦争もののファンタジー小説と勘違いしていたのは、短いけれども非常にインパクトのあるタイトルからだと思う。原作では題名が違う。 第一巻は、少年ゲドが魔法使いになるまでの修行と自分との戦いの話である。全てのものに「真の名」がついている多島海の世界では、名前を知る者がそれらを操ることができる。そのような力を持った者たちの頂点にいるのが魔法使いである。魔法の才能はあるが貧しく粗野な環境で育った教育のない少年ゲドが、魔法使いになるための学校で修行をする。優秀なのだが、ライバルへの妬み・憎しみと名誉心に絡め取られ、別世界から「名のないもの」を呼び出してしまう。終いにはその影のような黒い奴に追われ、心身ともに蝕まれていくというのが中盤過ぎまで。その後は「影」との戦いで一気に最後まで読ませる。「影」は空虚であり、飲みこまれると体を乗っ取られる。次第に存在が大きくなり、最後はゲドの姿になって歩き回る影は不気味でリアルである。 影は、弱さ、傲慢さ、名誉心、妬みなど、自分自身の心の中の光のあたらない部分を象徴したもの、つまり分身ではあるが、心が支配されてはいけない負の部分である。逃げても逃げても追ってくる影に疲れ果てたゲドは、逆に影を追うことによって、最後は影を制する(というか自分の中に取り込んで)。この発想がすごい。まるで私たち自身の戦いと同じではないか。生きるっていうのはこういうことではないのか。物語としての圧倒的なエネルギーを感じる。 若い時に読んでおくと良い本だなあと思った。できれば中学生くらいのうちに。
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ウルトラハードな運命。常にボロボロ。悲壮感が強い。なぜかって、だいたいは命の危機。そんな彼がちょっと驕っただけで、終わらない影の追撃とか。不条理だ。 自分の影には追われると行動を狭められる。 逃げても体力の限界がくる。 だから、狩る側にまわらなければいけない。真理だ。 西洋の...
ウルトラハードな運命。常にボロボロ。悲壮感が強い。なぜかって、だいたいは命の危機。そんな彼がちょっと驕っただけで、終わらない影の追撃とか。不条理だ。 自分の影には追われると行動を狭められる。 逃げても体力の限界がくる。 だから、狩る側にまわらなければいけない。真理だ。 西洋の魔術世界をベースに、東洋やアメリカ原住民に共通する自然と融合した哲学を載せる。 そりゃおもしろいに決まってる。スターウォーズのダースベイダーに被るのは、60年代末期の思想が入ってるからかな。 ゲド戦記については、 宮崎駿世代の視点と、ネイティブアメリカンの視点と、ハリーポッターの対比という視点から切り込みを作ることができる。 自分の影に向き合い、自分に打ち勝つというビルドゥングスロマンは、宮崎駿時代の教養であり、人生哲学であるからだ。
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ハイタカの成長を描く王道ファンタジーです。 人々から認められる魔法使いになるため修行をする中さまざまな人々と出会います。 その出会いが彼を変えていくのです。
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原語版1968年、日本語版1976年とある。 Ursula K LeGuin アーシュラでル=グウィンだなんて、ファンタジーの登場人物みたいな名前です。 この年からあらためてファンタジーを紐解ける幸せを噛み締めています。 岩波のソフトカバー版シリーズ、とても読みやすい。
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