乳と卵 の商品レビュー
芥川賞やし、文章の感じからして低温なまま起伏なく終わるんかと思ったら、突然の卵合戦、喋らんはずの緑子は簡単に喋るしな、別にそれはええんやけど、コンパクトな感覚は拭えんなあ。 以上、乳と卵文体でお送りしました。
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なんなんだろう・・・漫画というか動く映像を見終わったような感覚が残った。読み終わった後に「あー読み終わった!」ってすっきりできた。主人公が大阪弁で進めていくテンポの良いストーリー展開が斬新で、かつ読んでいても飽きを感じなかった。また、「豊胸手術」というタブーなテーマで親子の絆を描...
なんなんだろう・・・漫画というか動く映像を見終わったような感覚が残った。読み終わった後に「あー読み終わった!」ってすっきりできた。主人公が大阪弁で進めていくテンポの良いストーリー展開が斬新で、かつ読んでいても飽きを感じなかった。また、「豊胸手術」というタブーなテーマで親子の絆を描こうとする筆者の冒険にも感動した。子供の頃の繊細かつ鋭い感情や観点を忘れていない筆者。面白い。
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「乳と卵」、「あなたたちの恋愛は瀕死」とりあえず読んでみて、この文体!と叫んでしまいたくなる素敵な本。芥川賞的といえば、芥川賞的だけど、わたしは好きです。何がいいって、緑子の思春期っぷりに、私自身の思春期を重ねてしまうのですよ。もっと、おばかでしたが。自分が女であることがいやだっ...
「乳と卵」、「あなたたちの恋愛は瀕死」とりあえず読んでみて、この文体!と叫んでしまいたくなる素敵な本。芥川賞的といえば、芥川賞的だけど、わたしは好きです。何がいいって、緑子の思春期っぷりに、私自身の思春期を重ねてしまうのですよ。もっと、おばかでしたが。自分が女であることがいやだっていう緑子がいとおしいです。 「卵子というのは卵細胞って名前で呼ぶのがほんとうで、ならばなぜ子、という字がつくのか、っていうのは、精子、という言葉にあわせて子、をつけてるだけなのです。・・・それに、学校はしんどい。あほらしい。いろんなことが。あほらしいことこんなふうに書くことがあほらしいけど、学校のことは別に勝手に過ぎていくことやからいいけれど、家のことは勝手には過ぎてはいかないので、ふたつのことは思えない」
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なんというか、言い意味で小説を書く人の文章ではない。映像が浮かんできやすい読みやすさというよりも、声に出したときの読みやすさに近い感覚。普通、作家さんが書くような表現でないところがあるので新鮮だった。すごく端的で抽象的。でも、凄く語ってくる。これは言葉を扱う人ならでは。私には上手...
なんというか、言い意味で小説を書く人の文章ではない。映像が浮かんできやすい読みやすさというよりも、声に出したときの読みやすさに近い感覚。普通、作家さんが書くような表現でないところがあるので新鮮だった。すごく端的で抽象的。でも、凄く語ってくる。これは言葉を扱う人ならでは。私には上手く表現できないけれど、独特な描写の仕方がでてくる。空気さえも描写してみせるところが凄い。 一文が割と長くて、一ページくらい平気で句点がなかったり、そのかわり読点が多かったりするのに、ちゃんと読ませてくる。関西の方言? が入ってくるので、出身が近い人にはもっと読みやすいと思う。 なんか、思っていたより「家族」の話だったような気がする。緑子ちゃんの言葉には、少し驚かされた。子どもって、疑問が素朴すぎる。
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とくになにがあるわけじゃなくて なにか考えさせられるわけでもなく 個性的とか独特なんていっちゃかっこいいけどそれ以上でもそれ以下でもない 読んだ文章はすーと通り過ぎ心に残らず特に胸を打つものはない 読みたければよんでみればいい 芥川賞だかなんだかしらないがただわた...
とくになにがあるわけじゃなくて なにか考えさせられるわけでもなく 個性的とか独特なんていっちゃかっこいいけどそれ以上でもそれ以下でもない 読んだ文章はすーと通り過ぎ心に残らず特に胸を打つものはない 読みたければよんでみればいい 芥川賞だかなんだかしらないがただわたしに合わなかっただけ
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直木賞作品だからといって、ウキウキしながら読んだのに… だいぶ期待外れ。 金原ひとみ氏と同じような世界観を感じた。 初潮や豊胸手術など、材料はよかった感じなのにもっと文体が良ければ… と思ってしまう。 あの独特のリズムが私の体には合わなかった。 読みにくくて、非常に残念。
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第138回(2008年)芥川賞受賞作なので、どんなもんか読んでみた。 自分の感性が悪いのか、良さがわからんかったし、一文が長く読みづらかった。
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最近の作家では珍しく最後まで読んだ。 豊胸手術をしようとする離婚した姉、姉の高校生の娘、見守る妹。女3人しか出てこない。内的。 父を知らない娘の出産への忌避、産後の胸、
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女町田康だ!と思うが、町田康に比べるといまいち才気が足りない。終わり方がいかにも芥川賞な漢字でがっかり。銭湯の場面はおかしかった。2つ目の話は理解不能だし退屈。
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芥川賞とる作品ってやっぱりこういうもんなんだな、って思った。 最初は文体に対して違和感を覚えたけど、読んでいくとかえってそれが心地よかった。 ストレートでリアル。 難しく感じられたけど、読んでよかった。 彼女の他の本も読んでみようと思う。
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