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乳と卵 の商品レビュー

3.1

426件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    91

  3. 3つ

    169

  4. 2つ

    60

  5. 1つ

    28

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2024/06/22

2つの短編。「乳と卵」は、自分は一生卵子を使うことがないのかもと悩む主人公と、胸にコンプレックスがあって豊胸手術を受けたい巻子、生理のことで悩む巻子の娘の緑子で形成される。 タイトル通りだが、思春期の緑子のいろいろ考えているのにうまく言葉で言い表せないぐるぐるした思いや、3人の関...

2つの短編。「乳と卵」は、自分は一生卵子を使うことがないのかもと悩む主人公と、胸にコンプレックスがあって豊胸手術を受けたい巻子、生理のことで悩む巻子の娘の緑子で形成される。 タイトル通りだが、思春期の緑子のいろいろ考えているのにうまく言葉で言い表せないぐるぐるした思いや、3人の関係がもどかしいやら、続きが気になるやら…。そしてなんの解決もなかったが、人生の1ページなのだなという感じだった。 次は関係あるのかと思ったが、「あなたたちの恋愛は瀕死」というタイトルで前作とは関係なく。 びっくりするくらい悲惨な話だった。 瀕死というか悲惨と思った。

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2024/06/17

どうしようもない嫌悪感がすごく心地が良くてとても好き。 ただこれ男性も読むのか?共感するのか? 読んでいるとしたらどう思われるんだろう、あまり知ってほしい一面ではないなと思った。 この本読んだことないのに読んだことあるーと思ったら別の本にも収録されてるんですね。

Posted byブクログ

2024/05/18

何だか思考がそのまま文字になっているかのようなまとまりのないダラダラと流れ続ける液体のような文章だと思った。思春期の女の子が抱きやすい感情の気持ち悪さとか嫌悪があった。

Posted byブクログ

2024/02/24

女性の身体や月経について、少女の戸惑いをとおして語られる。少女は自分を産んだ母の言動や仕事から女性を取り巻く社会を見ている。女性性をプラスに受け止められる女性は多くないかも知れない。

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2024/01/28

期待しすぎて、読んで、??? すっきりしなくてどう解釈したらいいのかなって 思いながら でも 自分にとっていいように解釈していいなら なんかスッキリした、いい本だ そっかうんうんって自分勝手に納得しました 自分も女だから感じ方もそんな感じで ハッピーエンドやわかりやすいやつ...

期待しすぎて、読んで、??? すっきりしなくてどう解釈したらいいのかなって 思いながら でも 自分にとっていいように解釈していいなら なんかスッキリした、いい本だ そっかうんうんって自分勝手に納得しました 自分も女だから感じ方もそんな感じで ハッピーエンドやわかりやすいやつを求めてしまうタチだから悩ましい

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2024/01/21

芥川賞受賞作。凡人には、読みづらい文章。それでも読み進めると、いつの間にか文章に引き込まれている感じ。結局、巻子も緑子も主人公も、どうなったのか良く分からないまま終了。私には難しかったな。

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2024/02/11

「その今」を忠実に捉えてて、内容は深いのに、語り口はポップ。リズミカルに流れる思考と会話に、思わず笑いが漏れる。 男とは、女とは、を語れるほど自分の考えはまとまってないけど、 子孫を残すという本能的なものだけでやりとりできる社会でないのは確か。そんな社会で生きていくために、一読す...

「その今」を忠実に捉えてて、内容は深いのに、語り口はポップ。リズミカルに流れる思考と会話に、思わず笑いが漏れる。 男とは、女とは、を語れるほど自分の考えはまとまってないけど、 子孫を残すという本能的なものだけでやりとりできる社会でないのは確か。そんな社会で生きていくために、一読すべき一冊かと思う。

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2024/01/01

芥川賞受賞で興味を持ったけど、ちょっと難しかった。 表現は上手と思うけど、のめり込むまではないかなw うまく感想をかけないかも

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2023/10/26

なに、この本。 独特な文体で、引き込まれていって、そうしたらぱっと急に手を離されたように終わってしまった。 私だけが、本の世界に残されてしまったかのよう。

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2023/10/23

『ヘヴン』以来2作目の川上未映子さん作品。 純文学はやっぱり難しいですが、『ヘヴン』より読みやすかった気がします。 女性ならではのあれこれがテーマになっていて、「なんかわかるこの感覚!」みたいなのが色々な角度から押し寄せてきました。 表題作「乳と卵」で、生理についてすごく色々考え...

『ヘヴン』以来2作目の川上未映子さん作品。 純文学はやっぱり難しいですが、『ヘヴン』より読みやすかった気がします。 女性ならではのあれこれがテーマになっていて、「なんかわかるこの感覚!」みたいなのが色々な角度から押し寄せてきました。 表題作「乳と卵」で、生理についてすごく色々考える緑子という子供が出てきます。 自分が持つ違和感をとことん突き詰めていて、かといって答えは出ず沼にハマっているような、この感覚が純文学らしさなのでしょうか…

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