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幼年期の終わり の商品レビュー

4.1

194件のお客様レビュー

  1. 5つ

    66

  2. 4つ

    66

  3. 3つ

    35

  4. 2つ

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2011/06/02

小学生の頃読んだ「幼年期の終わり」が光文社から新訳で出ていたので。 あれ、カレルレンがカレランになってる・・・のはいいんだけど、アメリカとソ連(ロシア)が冷戦してない? おかしいと思って調べてみたら、1989年にクラーク自身が時代に合わせて第一章を書き直したらしい。

Posted byブクログ

2011/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。とにかく続きが気になって、どんどん読めた。「どうなるの!?こいつらの正体はなんなの!?」っていうドキドキ感、ちょっと懐かしい。夢と絶望をくれる作品です。SFを初めて読む人にオススメ。 第一章の国連事務総長・ストルムグレンが格好良かった。頭良いおじさま素敵。 オーヴアーロードの正体がめちゃくちゃ意外でした。まさか彼らに、手の届かない所へと巣立つ子に嫉妬する親の感情を重ねることができようとは思わなんだ。しかも相対性理論があんな形で活かされようとは。 物語のあちこちに、作者の哲学的教養と科学的教養その他諸々が感じられて、すごく勉強にもなります。楽しく読みつつ、頭にどんどん栄養を与えてる気分に浸れる。ラストなんてもうすごいです。エヴァンゲリオンを最後まで見たことある人は萌えること必至。

Posted byブクログ

2011/01/18

人の争いは、オーバーロードが到来しないと収まらない、という考えは、哀しいと思うと同時に、それが現実かもしれないと思った。

Posted byブクログ

2011/01/16

SFの古典です。 これが30年以上前に書かれたものとは思えない位面白かったです。 突然現れた宇宙人、家畜化されたみたいに従順になっていく人類。 この宇宙人達は凄い能力があるんだけど、色々事情があって大変で。。。 話全体に流れるやるせ無さ、諦めの感じが、良いです。

Posted byブクログ

2011/01/15

今年2冊目。 今回は珍しくSF小説の古典。 地球上空にオーヴァーロードと呼ばれる異星人が出現する。 彼らは暴力を使うことなく、人類を統治し、平和な世界をつくりあげる。 前半ではオーヴァーロードは一切姿を見せることがなく、 どういう姿なのかわくわくしながら読むことになる。 後半...

今年2冊目。 今回は珍しくSF小説の古典。 地球上空にオーヴァーロードと呼ばれる異星人が出現する。 彼らは暴力を使うことなく、人類を統治し、平和な世界をつくりあげる。 前半ではオーヴァーロードは一切姿を見せることがなく、 どういう姿なのかわくわくしながら読むことになる。 後半ではオーヴァーロードたちの目的にいよいよ焦点が絞られていく。 ぜんぶで400頁くらいあるけど、次の展開が知りたくて、あっという間に読み終わる。 話の本筋とは別に、おもしろいなと思った点として、前半でカレランがストルムグレンに「力の適切な使い方」について述べている点がある。 暴力によって問題を解決することは非常に非効率的であり、重要なのは 暴力を使わずに相手を屈服させることという意味。 なんだか孫氏の「戦わずして勝つが最上」という思想にも通ずるような。 たまにSFもいいものだね。

Posted byブクログ

2011/01/10

小説は億劫、と思ってたのは、俺の歴史の中では昔の話。 今から半世紀前に書かれたSF小説とは思い難い。30歳にして衝撃。 歴史とは、人が過去を解釈したものと理解している。 SF小説、とりわけ"幼年期の終わり"で示された人類の歴史は、過去が未来のようで。時に時...

小説は億劫、と思ってたのは、俺の歴史の中では昔の話。 今から半世紀前に書かれたSF小説とは思い難い。30歳にして衝撃。 歴史とは、人が過去を解釈したものと理解している。 SF小説、とりわけ"幼年期の終わり"で示された人類の歴史は、過去が未来のようで。時に時間を超越する。 これは、遅くない未来に待ち受ける場面か。 宇宙人と独特の音で交信する人類を描いた印象の映画「2001年宇宙の旅」もクラークの作品の一つ。 その映画では描ききれていない世界を、想像力を発揮して冒険していただきたい! 読むべし!

Posted byブクログ

2010/12/29

初版から36年後に書き直された新版、初の邦訳!SFを超えた「哲学小説」! 地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とはなにか? 異星人との遭遇によって新た...

初版から36年後に書き直された新版、初の邦訳!SFを超えた「哲学小説」! 地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的とはなにか? 異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を哲学的に描いた傑作SF

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2011/10/05

・・・・・書きかけ・・・・・ 93年前の1917年12月16日にイギリスで生まれたアーサー・チャールズ・クラークもちろん最初に読んだのは、日本SFの黎明期を牽引した福島正実が翻訳したハヤカワ文庫版ですが、

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2010/10/13

○感想  三島由紀夫さんの研究したくなるじゃないか解説!  この本で、今まで乱読した中で3人が、三島さんについてあとがきとかに書かれてたことになります。  こんだけ分野違う本でふれられてると、なんだかすごく影響でかい人だったんだなと思えてきます。三島さんの感想とか、ぜひ読...

○感想  三島由紀夫さんの研究したくなるじゃないか解説!  この本で、今まで乱読した中で3人が、三島さんについてあとがきとかに書かれてたことになります。  こんだけ分野違う本でふれられてると、なんだかすごく影響でかい人だったんだなと思えてきます。三島さんの感想とか、ぜひ読んでみたい。  あと、クラーク氏による序文は、精神的なあれそれへの拒否意見がてがくて、むしろ何があってそうなったのかが気になりました。  本題はそこじゃないんだが(笑)  そして、読む前にもっている意識で感想がかなり違うあたり、人間の判断って常に客観的にはなれないんだな、と。  私は、国連事務総長が作中で一番好きです。

Posted byブクログ

2010/10/03

第二章以降、主人公たちにではなくオーヴァーロードたちに感情移入してしまうのはもう仕方がない。「人間たちの恐怖のシンボル」→時間の流れが逆転している、という考え方はさらりと語られているけどすごくテンションが上がった。

Posted byブクログ