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坂の上の雲 新装版(七) の商品レビュー

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136件のお客様レビュー

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    38

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2012/06/07

奉天会戦から、日本海海戦へ向かうまでのお話。 これまで、比較的ソースを明らかにせず、まるで見てきたかのような叙述が主体だった気がする。 しかし、この間では、最終章の「宮古島」が異質な感じだった。 やけに取材源が言及される。 よほど、関係者の証言に食い違いがあるのかと思わせた。 ...

奉天会戦から、日本海海戦へ向かうまでのお話。 これまで、比較的ソースを明らかにせず、まるで見てきたかのような叙述が主体だった気がする。 しかし、この間では、最終章の「宮古島」が異質な感じだった。 やけに取材源が言及される。 よほど、関係者の証言に食い違いがあるのかと思わせた。 それから・・・ くだらないことだが、バルチック艦隊の提督は、最初の方の巻では「ロジェストヴェンスキー」と書かれていたのが、六巻あたりから「ロジェストウェンスキー」に変わっている。 なぜなんだろう・・・

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2012/05/04

うぉー奉天会戦ー!ってかんじです。 読んでて現場の前線の様子痛々しすぎます。 教科書でみると 結構日本の死闘的なかんじが美談的に書かれてますが 実際はクロバトの心理的状況も多分に影響してたのね。 でも勝ったのは事実で そりゃ日露戦争後、日本調子に乗ってしまうよ。と思ってしまいまし...

うぉー奉天会戦ー!ってかんじです。 読んでて現場の前線の様子痛々しすぎます。 教科書でみると 結構日本の死闘的なかんじが美談的に書かれてますが 実際はクロバトの心理的状況も多分に影響してたのね。 でも勝ったのは事実で そりゃ日露戦争後、日本調子に乗ってしまうよ。と思ってしまいました。 よくもわるくも日露戦争時の日本人の愛国心が 後の思想に影響しすぎてしまったんだな。

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2012/05/03

さぁいよいよクライマックスです。読み終わってしまうのが名残惜しい気持ちがあります。 司馬さんはこの膨大な物語をどう締めたのだろう…いざ最終巻。

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2012/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

坂の上の雲(7) 読了。2012年15冊目(15/100) 陸軍の奉天開戦、ロシアの退却、講和への活動、そして海戦へとめまぐるしく展開する。奉天で勝って(勝ったといえるかは難しいが)、なお講和へ向かおうとする児玉源太郎の現実感への鋭さを感じた。 特に印象的だったのは 「世界の歴史のなかで無数の専制者が出たが、そのうちわずか二、三人のみがすぐれた政治業績を残した。あとはことごとく専制のために国家をやぶり身の破滅を来たした悪例の歴史である…」 という話。司馬遼太郎がいうとおり、独裁者、専制者が治める国が歩む道は一つしかないのだろう。それでもそれを学ぼうとしない国は多くある。混迷の現代、リーダーシップと独裁を勘違いしてはいけない。人を従わせることはリーダーシップではないということを再認識した。

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2012/03/17

ここまで読み続けてくると ここでやめるわけにもいかない・・・ そんな気分。 読破後に得られるものを 今は期待するのみ。

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2012/02/18

「戦場へひきだされてゆく水兵たちにとって自分の提督に期待するのは優しさでも愛嬌でもなく、ただひとつ有能であるということだった」 シンプルだけど、全部を語ってる言葉だなと。 しかし、一年半くらいかけてようやくここまで!(ーー;)

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2012/01/27

再び秋山兄弟にスポットライトがうす~く当たってきました!外交っていつの時代も大変なんだなぁと。講和も響きが良いけれど、結局は各国の利益が絡んでくるのねって思い知らされた。

Posted byブクログ

2012/01/23

会戦35ページ 奉天の戦い 敵将 クロパトキンの性格による作戦失敗の話。彼は、恐怖心と官僚的保身から作戦を立案。これは、当時のロシアの独裁者ニコライ2世への官僚的保身が、理由と、司馬遼太郎は、言う。ロシアの民は、皇帝を良く思っておらず、そんな歴史的背景が、日本軍勝利に導いたのか...

会戦35ページ 奉天の戦い 敵将 クロパトキンの性格による作戦失敗の話。彼は、恐怖心と官僚的保身から作戦を立案。これは、当時のロシアの独裁者ニコライ2世への官僚的保身が、理由と、司馬遼太郎は、言う。ロシアの民は、皇帝を良く思っておらず、そんな歴史的背景が、日本軍勝利に導いたのか。話は進む。楽しみです。(^∇^)

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2012/01/19

野心に燃えて、その野心がかなえられた時代。 人々がポジティブだった時代。そんな気持ちがひとつになって弱小な国が大国に勝つことができた。 大国は、国に対する不信感と政治の腐敗で実は内部はぼろぼろだった。どちらかというと、大国が勝手に滅んでしまったといえるのかもしれない。 その姿は、...

野心に燃えて、その野心がかなえられた時代。 人々がポジティブだった時代。そんな気持ちがひとつになって弱小な国が大国に勝つことができた。 大国は、国に対する不信感と政治の腐敗で実は内部はぼろぼろだった。どちらかというと、大国が勝手に滅んでしまったといえるのかもしれない。 その姿は、今の企業や集団にもいえることかもしれない。結局のところ、組織は内部から滅んでいく。外部の力は最後の一押しに過ぎない。 そんなことを考えさせられる小説である。

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2012/01/09

宮古島から石垣島へ『敵艦見ゆ』の国家機密の箱を携えていった5人のはなしなど…、いよいよクライマックス。

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