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坂の上の雲 新装版(七) 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1999/02/09 |
JAN | 9784167105822 |
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坂の上の雲 新装版(七)
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商品レビュー
4
135件のお客様レビュー
バルチック艦隊はどこ…
バルチック艦隊はどこから来るのか、そして日本はどう戦うか。真之はこれについて何百回と考えます。日本の命運が真之の頭脳に係っているというプレッシャーが圧しかかってます。一方で東郷平八郎は大将らしく沈着として堂々と待ちます。すごいです。
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【30年ぶりに読む「坂の上の雲」】 第七巻は「会戦」「艦影」「宮古島」など。国家存亡を覚悟しながらなんとか“六分四分”で奉天会戦に勝利した日本陸軍。講和条約締結の外交努力は実らず、日本海海戦に列強各国の注目が集まっている。そんな中、バルチック艦隊が歴史的大回航をへて宮古島沖を北上...
【30年ぶりに読む「坂の上の雲」】 第七巻は「会戦」「艦影」「宮古島」など。国家存亡を覚悟しながらなんとか“六分四分”で奉天会戦に勝利した日本陸軍。講和条約締結の外交努力は実らず、日本海海戦に列強各国の注目が集まっている。そんな中、バルチック艦隊が歴史的大回航をへて宮古島沖を北上していった…。 上に立つ者の度量と明治日本人の随順心を想いながら令和に読み返す「坂の上の雲」。最終八巻に進もう。
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奉天会戦と日本海海戦に向けての巻。 戦争をある程度のカタチに帰着させることの難しさがよくわかる。 現場の状況と、後方から見えている図と、国民の感情は違うもの。 どのレンズを使うか、どの視野で見るか、対象を絞るか広げるかによっても出来事の真相は違ってくる。 100年以上前の歴史で...
奉天会戦と日本海海戦に向けての巻。 戦争をある程度のカタチに帰着させることの難しさがよくわかる。 現場の状況と、後方から見えている図と、国民の感情は違うもの。 どのレンズを使うか、どの視野で見るか、対象を絞るか広げるかによっても出来事の真相は違ってくる。 100年以上前の歴史であり、いろんな視点を織り交ぜることができる群像劇だからこそ解ることもあるもんだ。 とは言え、その多くの視点から見える画はやはり著者である司馬遼太郎の目に一旦集約されて描かれるものなので、やっぱりバイアスかかるよね。 この巻で印象に残ったのは、主にロシア側に対する行動の冒頭に記された 「信じられないことに」 「信じがたいことに」という言葉。 歴史を振り返った時に目にする、クロパトキンやロジェストウェンスキーの言動に対する評価はマイナスイメージが多いが、司馬遼太郎の視線からはより強くその印象を受ける。 また、ベトナムが辿った歴史が、江戸末期の日本にも起こりえたという記述や、 バルチック艦隊の目撃情報を国家機密として秘密裏に報告するため、宮古島から石垣島までカヌーで命がけの航海をし、昭和9年まで誰にも機密を漏らさなかった5人組のエピソードをめちゃくちゃ丁寧に綴っているのも、司馬遼太郎の描く日露戦争ならではな感じがする。 本筋からいろいろと離れるし、そのひとつひとつが詳細であることにも7巻までくると慣れてきた。 なかなか進まないからちょっと退屈になった向きもあるけど、これはこれでこの小説の味だ。 新しい知見もひろがるし素直に面白い。 さて、いよいよラスト8巻目。 ドラマの再放送には間に合うかな。
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