坂の上の雲 新装版(七) の商品レビュー
さあ、いよいよ日露戦争の勝敗を決定する、奉天の会戦。第三軍(乃木軍)の電話線?が切れて戦場で迷子になったりします。児玉源太郎など司令部は「動作緩慢すぎ。さっさと北進してくんない?」と乃木軍を急かし続けます。乃木軍キレ気味鴨緑江軍を乃木軍と勘違いしたり、乃木軍が主力と勘違いしたり、...
さあ、いよいよ日露戦争の勝敗を決定する、奉天の会戦。第三軍(乃木軍)の電話線?が切れて戦場で迷子になったりします。児玉源太郎など司令部は「動作緩慢すぎ。さっさと北進してくんない?」と乃木軍を急かし続けます。乃木軍キレ気味鴨緑江軍を乃木軍と勘違いしたり、乃木軍が主力と勘違いしたり、秋山支隊に怯えたりでクロパトキンは右往左往。命令にも食い違いが出てきて軍の統率がとれず、結局ロシア軍は日本軍以上の戦力をもっていながら敗走せざるを得なくなります。でも、日本には追撃する余力も残ってなかった。一方、海軍のほうは…マダガスカルを出航したバルチック艦隊はウラジオストックむけて対馬海峡経由で東北へ進行。「朝鮮半島側か、太平洋側か?それが問題だ!」日本海軍内部では甲論乙駁、秋山真之がノイローゼになります(笑)
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司馬遼太郎(1923-1996) 大阪府出身。本名は福田定一。大阪外語大学卒。仮卒業で学人出陣し、戦車隊の小隊長として中国東北(満州)へ赴いた。 第二次大戦後、産経新聞などの記者として15年間勤務、1959年(昭和34年)「梟の城」で直木賞を受賞し、翌年退職、文筆に専念する。 ...
司馬遼太郎(1923-1996) 大阪府出身。本名は福田定一。大阪外語大学卒。仮卒業で学人出陣し、戦車隊の小隊長として中国東北(満州)へ赴いた。 第二次大戦後、産経新聞などの記者として15年間勤務、1959年(昭和34年)「梟の城」で直木賞を受賞し、翌年退職、文筆に専念する。 「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞を受賞。 戦国期・明治期などを舞台にした独自の「司馬史観」による多くの長編小説、「街道をゆく」などの紀行エッセイや、アジアに眼をすえた文明批判などの対談・随筆も多い。 芸術院会員。文化勲章受賞。
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言うまでも無い歴史小説です。 読み返す本ってそんなに無いものなのですが、この本はまた読むことになるでしょう。
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8/7。あと1冊になりました。もうここでやめてしまうということはありません。すでに最後の1冊も読み始めています。
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坂の上の雲、クライマックスへ、第7巻。 物語も終盤になると、前半の登場人物はほとんど出なくなり、東郷もあまり登場することもなく、アメリカ軍が出てきたり、相変わらずロシア軍、ロシア国内の情勢が語られ、そして日本海軍全体もしくは一部の状況が記されます。
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枯渇し、戦争継続すら危うくなりつつある日本。奉天を中心に守りを固め、日本の疲弊を待とうとするロシア軍へ捨て身の包囲戦を展開する日本軍。地上戦クライマックス、奉天会戦を描く第七巻。
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