まだ見ぬミステリーの名作をさがせ!近年話題の作家から注目の若手など15人 まだ見ぬミステリーの名作をさがせ!近年話題の作家から注目の若手など15人

新しいミステリー作家との出会いを求めるあなたに!

いま話題のミステリー作家や、注目されている若手作家を15人ご紹介。

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話題・注目を集めるミステリー作家

荒木あかね(アラキアカネ)

第68回 江戸川乱歩賞を、選考委員の満場一致で受賞した『此の世の果ての殺人』でデビュー。史上最年少での受賞ということもあり、話題となりました。

此の世の果ての殺人

小惑星が日本に衝突する――。数か月後には世界が滅びてしまう中で起こった連続殺人事件の犯人は誰なのか。自動車学校に通う小春が、教官であり元刑事のイサガワとともに犯人探しに奔走します。特殊な設定の斬新さと秀逸さが光る作品です。

ちぎれた鎖と光の切れ端

熊本県の孤島を訪れた清嗣は、死んだ先輩のために復讐を誓い、殺人の計画を実行しようとしていた。ターゲットは7人。ついに復讐の幕が上がるはずだったが……。
クローズドサークルものが好きな方におすすめしたい一冊。緊張感のあるミステリーを楽しめます。

阿津川辰海(アツカワタツミ)

2016年、本格ミステリーを対象とした新人発掘企画「カッパ・ツー」第一期にて、『名探偵は嘘をつかない』でデビュー。以降さまざまなミステリー賞を受賞している注目の作家です。

紅蓮館の殺人

落雷によって山火事が発生。高校生の田所と葛城が避難した屋敷で、少女の死体が発見された。これは事件なのか、事故なのか――。
「館四重奏」シリーズの第1作目。徐々に火の手が近づく極限状態の中で、不可解な事件の真相に迫っていきます。

透明人間は密室に潜む

透明人間が殺人事件を起こす表題作「透明人間は密室に潜む」ほか、バラエティーに富んだ全4編が収録された短編集。透明人間なら完全犯罪も容易に遂行できるのでは? という予想に反し、彼らならではの葛藤や苦悩が描かれます。遊び心満載の一冊です。

新名智(ニイナサトシ)

『虚魚(そらざかな)』で第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞。選考委員に絶賛されたという同作を刊行し、デビューしました。

虚魚

復讐のために人が死ぬ怪談を探す三咲と、呪いによって死にたいと思っているカナちゃんは一緒に暮らしている。利害の一致している二人は、本物の怪談を探して求めるが……。
ホラーテイストの連作短編集。徐々に変わっていく二人の関係性が印象的です。

きみはサイコロを振らない

同級生の莉久と呪いのゲームを調査することになった晴。ところが、いつの間にか自分も呪われていることに気付いてしまう。
「遊ぶと死ぬ」ゲームにまつわるホラーミステリー。青春時代独特の儚さと透明感があります。

結城真一郎(ユウキシンイチロウ)

2018年に『名もなき星の哀歌』で新潮ミステリー大賞を受賞してデビュー。2023年 本屋大賞にノミネートされた『#真相をお話しします』がヒットし、同作は映画化もされ話題となりました。

#真相をお話しします

マッチングアプリ、リモート飲み会、中学受験などをテーマにした5つの物語を収録。ミステリーながらライトな文体で読みやすさはバツグン。しかし、各話に待っている予想外の結末には驚くこと間違いなしです。

救国ゲーム

ある限界集落で起きた殺人事件をきっかけに、パトリシアを名乗るテロリストが犯行声明を出す。テロを阻止すべく立ち上がったエリート官僚の雨宮は、集落で暮らす陽菜子とともに、謎を追うことに。高齢化、地方の過疎化に切り込んだ作品です。

方丈貴恵(ホウジョウキエ)

2019年、『時空旅行者の砂時計』で第29回 鮎川哲也賞を受賞してデビュー。その後もさまざまなミステリーランキングで上位になるなど注目を集めています。

時空旅行者の砂時計

今にも死にそうな妻を助けるため、加茂はタイムトラベルを決行。妻の祖先が呪われるきっかけとなった「死野の惨劇」の真相を突き止めるために奔走する。
特殊な設定をうまく利用したミステリー作品。読後感は爽やかです。

アミュレット・ホテル

損害を出さない。傷害・殺人をしない。この2つのルールに守られた、犯罪者専用のホテルがあった。そんな場所でもしルールが破られたら……?
「アミュレット・ホテル」シリーズ1作目。ルールを破り起こった事件の犯人を追い詰めるべく、ホテル探偵が立ち上がります。

夕木春央(ユウキハルオ)

第60回メフィスト賞を受賞し、同作を改題した『絞首商會』でデビュー。2022年に刊行された『方舟』は、第20回 本屋大賞や第23回 本格ミステリ大賞にも候補作として選出されています。

方舟

山奥の地下建築が、地震によって水没の危機に。さらに、そこで殺人事件が起きてしまう。ここにいる誰か一人を犠牲にしないと脱出できない――。そんな状況下で犯人探しが始まった。
本格的なクローズドサークルもの。タイムリミットが迫る中で繰り広げられる物語に気づけば入り込んでしまうはずです。

十戒

リゾート開発計画が持ち上がる無人島で死体が見つかった。犯人からの手紙には、犯人を探してはならない、3日間無人島に留まらなくてはいけないといったルールが書かれていた。さもなくば、全員の命がないと……。
『方舟』と同じくクローズドサークルもの。終始、緊張感にあふれています。

浅倉秋成(アサクラアキナリ)

『ノワール・レヴナント』が、第13回講談社BOX新人賞"Powers"を受賞。2021年に刊行された『六人の嘘つきな大学生』は、映画化や舞台化もされています。

六人の嘘つきな大学生

とある企業の新卒最終試験で集められた6人の男女。与えられた課題は、ディスカッションして内定者を一人選ぶことだった。
読み進めていくと、登場人物に対する印象が次々に変わっていきます。伏線回収も素晴らしく、読後も爽やかです。

俺ではない炎上

SNSで殺人犯だと名指しされてしまった山縣は、無実を主張しても受け入れてもらえず、さらに個人情報も拡散されてネット上で大炎上してしまう。真犯人を探すべく逃亡するが――。
やや複雑なストーリーではありますが、最後に「お見事」と言いたくなります。ぜひ、騙されてください。

斜線堂有紀(シャセンドウユウキ)

『キネマ探偵カレイドミステリー』で、第23回 電撃小説大賞「メディアワークス文庫賞」を受賞し、翌年デビュー。数々のミステリー賞で上位に食い込むなど人気を集める注目の作家です。

恋に至る病

女子高生の景は、150人以上を死に追いやった自殺教唆ゲーム「青い蝶」の主催者だった。幼なじみで恋人の望は、景が変わっていく姿を目の当たりにしながらも、彼女を思う気持ちを止められず……。
愛と狂気が交錯するミステリー。2025年に映画化もされました。

私が大好きな小説家を殺すまで

家に居場所はなく、唯一の心のよりどころは遥川の書く小説だけだった梓。彼に救われ、彼のためにゴーストライターにまでなった彼女が、なぜ遥川を殺すに至ったのか――。衝撃的なタイトルの通り、殺人の経緯が描かれます。信仰にも似た敬愛の行く末を見届けてください。

白井智之(シライトモユキ)

2014年に『人間の顔は食べづらい』が、第34回 横溝正史ミステリ大賞の候補作に選出。2023年に『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』が第23回本格ミステリ大賞 小説部門を受賞しました。

名探偵のはらわた

非道の限りを尽くして地獄に落ちた凶悪殺人鬼たちが、現世に召喚される。彼らに挑むのは、同じく地獄から復活した大正時代の名探偵・古城倫道だった。
特殊な設定ながら伏線回収もしっかりなされる本格ミステリー。同著者の『名探偵のいけにえ』は姉妹作品にあたります。

エレファントヘッド

主人公の精神科医が、自身と家族の「幸せ」のために奔走。どうやったらこんな物語が思いつくのか……? と驚愕するばかり。すべてが予想の斜め上をいく、設定やトリックが綿密かつ複雑に練られたミステリーです。グロい展開もあるので、苦手な方はご注意を。

知念実希人(チネンミキト)

小説家だけでなく、医師としての一面も持つ知念さん。その知識を生かした医療ミステリーに定評があり、「天久鷹央」シリーズなどのさまざまな作品が人気を集めています。

天久鷹央の推理カルテ

天医会総合病院に所属する医師の天久鷹央(あめくたかお)が、助手の小鳥遊とともに、医学に関する知識と持ち前の頭脳で事件を解決に導いていく。シリーズの1作目となる本書では、4つの「事件」と「病」の謎に挑みます。

優しい死神の飼い方

「死神」シリーズの1作目。犬に姿を変えた死神が、ホスピスのセラピードッグとなりさまざまな事件を解決していきます。患者たちが地縛霊にならないようにと奔走する死神。人の死と向き合う物語ですが、不思議と悲しみはなく、読後は温かな気持ちになります。

森バジル(モリバジル)

第23回 スニーカー大賞《秋》の優秀賞を受賞し、同作を改題した『1/2―デュアル― 死にすら値しない紅』でデビュー。『探偵小石は恋しない』が2026年 本屋大賞ノミネート作に選ばれ、話題になりました。

探偵小石は恋しない

華麗に事件解決することを夢見る探偵事務所の所長・小石。しかし、彼女のもとに舞い込むのは浮気調査などの色恋にまつわる依頼ばかりだった。
いくつかの事件を解決していき、それぞれが繋がっていくさまが見事。何も調べずに、まっさらな状態で読むことをおすすめします。

ノウイットオール あなただけが知っている

ミステリー、青春、恋愛、SF、ファンタジー。ジャンル違いの5つの物語を収録したオムニバス小説です。同じ街を舞台に繰り広げられる物語が少しずつ繋がり、交錯する中で迎える結末に引き込まれます。

青崎有吾(アオサキユウゴ)

2012年に『体育館の殺人』で第22回 鮎川哲也賞を受賞。その後もさまざまな文学賞の候補作となり、2024年に『地雷グリコ』が第24回 本格ミステリ大賞 小説部門、第37回 山本周五郎賞などを受賞しました。

地雷グリコ

風変わりなゲームに巻き込まれた主人公が、持ち前の勝負強さを武器に強敵に挑んでいきます。繰り広げられる心理戦、頭脳戦の描写が見事。こんなに面白いゲームがあったのか! と思わずうなってしまいます。人が死なないミステリーをお探しの方にもおすすめ。

体育館の殺人

ある雨の日、一人の生徒が殺された。現場は密室状態の体育館。ただ一人そこにいた卓球部の部長が犯人だと思われたが――。
アニメオタクの高校生探偵・裏染天馬が、さまざまな事件を解決に導く「裏染天馬」シリーズの1作目。

柴田祐紀(シバタユウキ)

『60%』が第26回 日本ミステリー文学大賞の新人賞を受賞。アウトローな犯罪小説ながら、選考委員の満場一致で決定したそうです。なんと、本業は結婚式場の支配人なんだとか。

60%

投資コンサルティング会社「60%」を舞台に、ヤクザ・中国マフィア・麻薬組織・マル暴刑事・元銀行員など、裏社会を生きる人々を描いたノワール・サスペンス小説。誰が味方で、裏切り者なのか? 粗削りな部分もありますが、スピード感にあふれた一冊です。

リゼル13

高校時代から仲の良かった4人の男たちは、未知のドラッグ「リゼル13」摂取時のトリップ体験にハマり、ついには自分たちで販売までするように。気づけば裏の世界へと沈んでいき……。
「リゼル13」に翻弄される人間を描くクライムサスペンス。息もつかせぬ展開にドキドキが止まりません!

貴戸湊太(キドソウタ)

2019年に『ユリコは一人だけになった』で第18回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。のちに『そして、ユリコは一人になった』と改題・改稿し、小説家デビューしました。

図書館に火をつけたら

ある市立図書館が全焼し、焼け跡からは何者かに殴られた跡の残る死体が発見された。火災が発生する中で、一体誰が、どうやって殺害したのか。
王道の展開で進んでいくので読みやすく、「読者への挑戦状」もある本格ミステリーです。

その塾講師、正体不明

タイトルの通り正体不明のアルバイト講師・不破が、学習塾で起こる事件の謎に挑む作品。お仕事ミステリーかと思って読んでみると、事件の裏側にある教育虐待やいじめなどさまざまな問題が浮き彫りになっていきます。

今村昌弘(イマムラマサヒロ)

2017年に『屍人荘の殺人』が第27回鮎川哲也賞を受賞。その年のミステリー賞を総なめにするなど話題になりました。さらに同作は2019年に映画化。本格派でありながら、ミステリー初心者でも読みやすい明快なストーリーが魅力です。

屍人荘の殺人

映画研究部の夏合宿に訪れたメンバーたち。ところがその日の夜、予想外の事態に陥りペンションに立てこもることを余儀なくされる。さらに、極限状態の中で殺人事件が起こり――!?
ミステリーにパニックホラーの要素を追加した異色作。ハラハラドキドキの展開、緊張感が病みつきになります。

明智恭介の奔走

『屍人荘の殺人』で人気の登場人物、明智恭介が主人公の作品です。探偵に憧れ、日々事件を求めているミステリ愛好会会長の明智。彼が解決に導いた事件が5つ収録されています。後輩でありワトソン的存在の葉村との掛け合いも楽しいです。

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